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FIFA U-20女子ワールドカップドイツ2010 グループステージ第1戦(vsメキシコ)マッチレポート(10.07.15)

U-20日本女子代表 3(前半1-3)3 U-20メキシコ女子代表
2010年7月14日(水)14:30キックオフ(現地時間)

厳しい暑さの中、迎えたメキシコとの初戦。日本は2分に岸川奈津希が日本の初シュートを放つ。しかしその後はメキシコの素早い攻撃に押され、CKのピンチやシュートを浴びる苦しい立ち上がりとなった。
それでも7分には岩渕真奈のドリブルから高瀬愛実とのワンツーから岩渕がゴールを狙う。お互いに譲らず、激しい攻防が繰り広げられる中、日本に絶好のチャンスが訪れる。
16分、中島依美の左CKをファーサイドにいた高瀬が頭で合わせるもシュートはポストに跳ね返されてしまう。その直後には再びCKから混戦を抜けて、こぼれ球を山田頌子が強烈なシュート。しかしこれはGKのCecilia SANTIAGOに阻まれる。
日本の流れのまま迎えた19分、ついに日本に先制点が生まれる。岩渕がDFを引き連れてドリブルでスペースをあけるとゴール前に走り込んだ加戸由佳へ。加戸がDFを潰しながら倒れると、こぼれ球を高瀬が落ち着いてゴールに沈めた。
この得点で日本がペースを掴むかと思われたが、メキシコが反撃。猛攻を受け、苦しい時間帯が続く日本は31分、Stephany MAYERに左サイドから崩され、最後はRenae CUELLARに同点ゴールを許してしまう。日本も34分に中島が、35分には岩渕が決定的なシーンを迎えるが、ここでもGKの好セーブに阻まれゴールネットを揺らすことはできなかった。逆に攻め込まれた日本は41分にメキシコに逆転ゴールを挙げられ、前半終了間際にもNayel RANGELに決められ、1-3で前半を折り返した。

何とか追いつきたい日本は56分に高瀬のシュートがメキシコゴールへ迫れば、60分にも再び岩渕から高瀬へとつなぎ、DFのクリアボールを拾った藤田のぞみが絶好の位置でシュートを放つなど、徐々にリズムを掴み始める。
64分、中島のCKが相手のオウンゴールを誘って1点差に追いつくと、一気に波状攻撃を仕掛ける。メキシコも必死の守備で対抗。そして迎えた88分、岩渕にボールが渡ると、ドリブルから放った強烈なシュートは美しい孤を描き、メキシコゴールに突き刺さった。最後まで諦めず、ゴールに向かい続けた日本は2点のビハインドから3-3のドローに持ち込み、勝点1を手にした。

以上
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