1月22日午前、なでしこジャパンがチリ遠征最後となるトレーニングを行った。昨日のコロンビア戦に出場した組と、明日のアルゼンチン戦に出場するスタメン組とに分かれて行われたトレーニングは最後もしっかりと2時間の設定。ポールを相手の見立てたポジションに立て、最終ラインのパス出しからフィニッシュまでの一連の動きを繰り返し行う。その後、CK・FKのセットプレーでの守備と攻撃を行い、ポジショニングや担当分野などの最終確認を行った。トレーニングの最後は8対8の7分ハーフのミニゲームでしめた。
1月8日からスタートしたチリ遠征でのトレーニングもこれにて打ち上げ。残すは大会の優勝をかけて臨むアルゼンチンとの戦いを残すのみとなった。午後にはアルゼンチン戦へ向けたミーティングが行われ、対策も練られた。現在、日本は首位。最後にチリ遠征の成果を集約した内容で終わることができるか。「このスタメンは前回のチリ戦で引き分けているので、今回はどういう戦いをするか。し
っかり勝って終わりたいですね」とは佐々木則夫監督。すべてをピッチで表現できれば、チャンピオンとして大会を締めくくることができるはずだ。
■大野忍選手
今回の遠征はなでしこジャパンがどこまでレベルアップできるかというチーム作りの上ではほぼ初めてとなる合宿でした。自分としては内容もですが、全試合勝ちにこだわりたいな、と。といってもチリ戦では、引き分けちゃったんですけど。あれだけ引いてしまうチームとの対戦は久しぶりだったので・・・。でも、あの試合後にもいろいろと話をしたんですが、いつも比較的トライしている速攻
でなく、遅攻のサッカーからどうゴールに結び付けていくか。明日の試合はその答えを出す意味でも、連動してゴールを奪えたらいいなと思います。ここまで来たんで、内容をともなった勝利を狙っていきたいです。
■矢野喬子選手
若い選手もどんどん出てきて、もう私も上から数えた方が早くなってしまいました。だから今回はいろんな面で若手を引っ張っていかなきゃいけないと思って臨みました。今までなでしこのサッカーのやり方でやってきてるし、自分たちがやらないと。言葉だけでなく、プレーで示して、一緒にレベルアップしていかないと。前回のチリ戦では悪くはなかったと思うし、続けるところは続ける。これ
だけメンバーが揃ってて、勝利していないというのはいかがなものかと・・・。結果を残して、さらに内容も伴った試合になればいいなと思います。
以上