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メキシコに敗れ決勝トーナメント進出ならず FIFA U-17ワールドカップ ナイジェリア2009 グループB第3戦 対メキシコ戦 チームレポート(09.10.31)

FIFA U-17ワールドカップ2009ナイジェリア グループB
2009年10月30日(金)19:00キックオフ Teslim Balogun Stadium/ラゴス

U-17日本代表 0-2 ( 0-0,0-2 ) U-17メキシコ代表

■得点経過
65分 0-1 カンポス(メキシコ)
79分 0-2 パッラ(メキシコ)

■メキシコ戦先発メンバー
GK:
18 渡辺泰広(アルビレックス新潟ユース)
DF:
2 岡本拓也(浦和レッズユース)
4 松原健(大分トリニータU-18)
5 内田達也(ガンバ大阪ユース)cap
6 高野光司(東京ヴェルディユース)
MF:
10 柴崎岳(青森山田高校)
→49分 20 宮市亮(中京大学附属中京高校)
11 高木善朗(東京ヴェルディユース)
13 堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府ユース)
→79分 16小川慶治朗(ヴィッセル神戸ユース)
14 小島秀仁(前橋育英高校)
FW:
7 宇佐美貴史(ガンバ大阪)
9 杉本健勇(セレッソ大阪U-18)
→59分 20 宮吉拓実(京都サンガF.C.)

■マッチレポート
いい内容のサッカーを展開しながら結果に結びつかず、ここまで2連敗の日本は、グループステージ最終戦でメキシコ代表と対戦しました。
勝てば他の試合結果次第で決勝トーナメント進出の可能性が残る日本は、立ち上がりから積極的にゴールを狙いますが、メキシコも堅い守備で対抗し、前半は両チームスコアレスで折り返します。
後半に入り、先に動いたのは日本。FWの宮市を投入し、さらに攻撃的に打って出ます。そしてその直後には宇佐美のシュートがクロスバーに当たる惜しいチャンスもあり、日本の攻勢が続きます。
しかし後半も半ばに差し掛かる65分、メキシコのカンポスにシュートを決められ、日本は逆にリードを許してしまいます。
これで後がなくなった日本は、その後もゴールに迫るものの、メキシコの必死のディフェンスにゴールを割ることはできず、逆に79分、パッラのヘディングシュートで追加点を許し、結局そのまま0-2で試合は終了。
この日も、シュート数で相手を上回るなど、互角以上の戦いを見せた日本でしたが、勝負どころでメキシコにゴールを許してしまい、結局3戦全敗でナイジェリアを後にすることになりました。

■試合後監督会見
−3連敗で大会を終えたが
池内監督: 結果だけ見ると3連敗ではあるが、世界の強豪相手に互角に戦った選手たちには胸を張って帰ってほしい。自分としては、監督として彼らの良いところを引き出して勝利に導くことができずに申し訳ないと思っている。

−本大会を通して全体的な感想を
池内監督: 国内では対戦できないような世界レベルのプレーヤーと対戦でき、選手たちにとっては本当によい経験になったと思う。そういった意味でも、彼らに1試合でも多く試合をさせてあげられずに責任を感じている。

−日本はどの試合も内容は良かったが結果として負けている。敗因は?
池内監督: ゴール前で効果的にシュートを決める、決定的な攻撃の芽を摘む、当たり前であるが、これがしっかりできなければ世界の強豪を相手に勝つことはできない。

−選手たちにどのように育っていってほしいか?
池内監督: 彼らにとって初の世界大会であり、個々が様々なことを学んだと思う。今後も各カテゴリーで日本代表として世界を経験し、更なる成長をしていってほしい。

■試合後選手コメント
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
くやしい。点も取れなかったしチームに貢献できず自分が情けない。大会自体は、日本では対戦できないようなプレーヤーと対戦できて、自分にとって良い経験になったと思う。(チーム立ち上げから)3年間を振り返ってみて、本当に楽しかった。それだけに1試合でも多くこの仲間たちと一緒にプレーしたかったから、決勝トーナメントに行けずに残念。もっとレベルアップして次の世界大会でリベンジしたい。

高木善朗(東京ヴェルディユース)
メキシコ戦について、決定機は日本の方が多かったが決め切れなかった結果、ワンチャンスをものにされて負けた。中盤からFWにかけて裏に飛び出す動きが少なく、足元へのパスが多くなり、それを奪われてカウンターを食らう展開となったことが反省点。
対戦した中では、背の高いプレーヤーの多いスイスが一番嫌な相手だった。
大会全体を通じて、個人的には1対1など通じる部分もあり、自信につながった。

小島秀仁(前橋育英高校)
メキシコ戦では、練習通りボールを受けて前を向くことができたが、前半と後半の終了間際にバテてしまい相手にチャンスを与えてしまったことが残念である。ゴール前までボールを運ぶことはできたにもかかわらず、ゴールネットを揺らすことができずに悔しい。
世界大会は、歓声がすごく、雰囲気も独特で、ピッチに立ったら仲間やベンチの声も聞こえない。仲間と自分を信じ、的確な判断を瞬時に下すことが必要。次の世界大会でも代表に選ばれ、ブラジルを倒したい。

堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府ユース)
予選突破できずに悔しい。今までやってきたことが通用した部分もあったし、世界の強豪と真剣勝負ができて課題も沢山見つかった。まずは、運動量を落とさずに90分間プレーできるよう、チームに帰って日々の練習や食事なども整えて、もっと高いところを目指してサッカーに取り組んでいきたい。

柴崎岳(青森山田高校)
決めるところで決められずに、相手には一本のパスとシュートでやられた。チャンスを確実にものにしないと世界では絶対に勝てないということを痛感させられた。どのチームも強くて本当に良い経験になったし、それだけに勝ち上がってもっといろいろな国とやりたかったが残念。また、U-20、オリンピックなど次の代表に選ばれるよう、一生懸命練習に取り組んでいきたい。

以上
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