FIFA U-17ワールドカップ2009ナイジェリア グループB
2009年10月24日(土)19:00キックオフ Teslim Balogun Stadium/ラゴス
U-17ブラジル代表 3-2 ( 1-1,2-1 ) U-17日本代表
■得点経過
26分 1-0 GUILHERME(ブラジル)
35分 1-1 高木善朗 (東京ヴェルディユース)
67分 2-1 NEYMER(ブラジル)
84分 2-2 杉本健勇(セレッソ大阪U-18)
90分+4分 3-2 オウンゴール
いよいよ開幕したFIFA U-17ワールドカップナイジェリア2009、大会初日の10月24日、日本は南米王者で大会優勝候補のブラジルと対戦しました。
前半26分に豪快なミドルシュートからブラジルに先制を許すも、数少ないチャンスを高木(東京ヴェルディユース)が決めて1−1で前半を折り返した。
後半に入ってからも日本は粘り強い対応を見せたが、67分にわずかな綻びをついたブラジルが勝ち越しゴールを奪う。しかし、84分に柴崎(青森山田高校)からのパスでDFラインの裏に抜け出した杉本(セレッソ大阪U-18)が落ち着いて決めて、再び試合を振り出しに戻した。
さらに攻撃の姿勢を見せた日本だったが、ロスタイムに相手FKからアンラッキーなゴールを決められ2−3で初戦を落とした。まさに掴みかけた勝ち点が指の間からこぼれ落ちていった感じであったが、日本の選手たちの戦いぶりはグループリーグ突破に十分期待を持たせるものであった。
■試合後の池内監督会見
−まずは試合の感想を
「選手たちは今まで練習してきたことを実践し、優勝候補のブラジルと互角の戦いをしてくれた。今日のような戦いを続ければ、チャンスは十分にある」
−ブラジルと戦ってみた印象は
「技術的に優れていることは言うまでもないが、パス、ドリブルなど全てのプレーがシュートという目的へと直結していると感じた」
−最後の失点については
「(映像を見ていないので何とも言えないが)17歳以下の選手でパーフェクトな選手など存在しない。どの選手も試合中に何度かミスを犯す。そのミスから学ぶ姿勢を持っていれば、それは次の勝利へと繋がる失敗だと思っている」
−日本にはMFには優れた選手がいるが、FWの得点意識が低かった様に思われたが
「日本サッカー全体に言えることでもあり、今後彼らのようなユース世代から得点意欲/感覚を身につけるような強化が必要だと感じている」
−チームは初戦を落としてしまったが、今後の目標は
「まずはグループリーグ突破、最終的にはベスト4入りを目指したい」
試合後の選手コメント
キャプテン:内田達也(ガンバ大阪ユース)
「前半は相手の前からの圧力に追い込まれることが多かったが、後半はうまくそれをかわして攻撃することもできた。結果は伴わなかったが十分に戦える自信はついた。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきたい」
高木善朗(東京ヴェルディユース)
「ブラジル相手でもやれないことはなかった。自分が点を取ることはできたが、他にもあった決定機を決められなかったことが反省点。もう一度チームを修正して次の試合に臨みたい」
宇佐美貴史(ガンバ大阪)
「もったいない試合だったと思う。次は勝てるようにチームに貢献したい」
岡本拓也(浦和レッズユース)
「FWが頑張ってくれたのに失点してしまった。次の試合はDFが体を張ってFWを楽にしてあげたい。ブラジルは上手かったが、全員で前から守備をして攻撃に繋げるよいサッカーができた。残り2戦を勝利して決勝トーナメントへ行きたい」
廣木雄磨(FC東京U-18)
「失点したが諦めずに取り返し、非常に良い展開だった。まだ1試合負けただけ。気持ちを切り替えて2勝でグループリーグ突破を決めたい」
■U-17日本代表 ブラジル代表戦メンバー
GK:
1 嘉味田隼(ヴィッセル神戸ユース)
DF:
2 岡本拓也 (浦和レッズユース)
3 廣木雄磨 (FC東京U-18)
4 松原健 (大分トリニータU-18)
5 内田達也 cap(ガンバ大阪ユース)
MF:
10 柴崎岳(青森山田高校)
11 高木善朗(東京ヴェルディユース)
13 堀米勇輝(ヴァンフォーレ甲府ユース)
→76分 16小川 慶治朗(ヴィッセル神戸ユース)
14 小島秀仁(前橋育英高校)
FW:
7 宇佐美貴史(ガンバ大阪)
9 杉本健勇(セレッソ大阪U-18)
■今後の試合スケジュール
10/27(火)16:00
vsスイス(Teslim Balogun Stadium/ラゴス)
10/30(金)
vsメキシコ(Teslim Balogun Stadium/ラゴス)
以上