今日は、チームのキャプテンである内田達也選手(ガンバ大阪ユース所属)にブラジル戦の感想とスイス戦への意気込みを語ってもらいました。
−まずはブラジル戦についてお話を伺いたいと思います。優勝候補ブラジルと戦った印象を教えて下さい。
(内田)対戦してみてまず感じたのが、やはり個人技が巧いということです。それからボールを奪った後の守備から攻撃への切り替えが非常に早かったです。
−前半の入り方はどうでしたか?
(内田)初の世界大会、更に相手はブラジルということもあり、自分も含めてみんな多少緊張して硬かったかなと思います。
−先制されてしまいました。この時、どんなことを思いましたか?
(内田)押されてはいましたが、崩されて取られたわけではなかったので、あまり気にはならなかったですね。時間もあるし、まだまだ追いつけるなと。しかし、すごいシュートでしたね(笑)。
−その後、日本が1点返しましたね。
(内田)はい。前半のうちに追いつけたのは大きかったです。あの得点でチーム全体が、『いけるぞ!』という感じになりました。
−ハーフタイムにどんな話をしましたか?
(内田)相手がボールを持っている時に一番手が早く寄せないとやられてしまうので、誰が最初に行くべきかをしっかり確認しようという話をしました。前半は緊張からか練習通りにできていない部分もあったので。
また、前半は相手が前からガンガン来ていましたが、後半必ず足が止まると思っていたので、その時がチャンスだという話をしました。
−後半の入り方はどうでしたか?
(内田)とにかく前からボールを奪いに行こう!と声をかけていきました。気持ち的にも落ち着いてきて、ボールも回りだし、ルーズボールもマイボールにできるようになったので、流れはいい感じでした。
−2点目を取られた時は?
(内田)正直言って多少あせりましたけど、プレー自体は落ち着いてできました。相手もそんなに怖くなかったですし。落ち着いて練習通りにやっているうちにこちらも2点目が取れて追いついたという感じですね。
−そして、残念ながらロスタイムの失点により負けてしまいました。
(内田)非常に残念でしたが、皆で落ち込んでいると切り替えが難しくなるので、自分はそういった雰囲気を見せないようにしました。今はもう全員次の試合に向けて集中していますよ!
−明日対戦するスイスの印象は?
(内田)ブロックを作ってゾーンで守り、相手にチャンスを作らせない。背が高くセットプレーに強いという印象。クロスは跳ね返されると思うので、パスをつないで崩すという自分達の練習してきたサッカーを出せればと思います。
−最後に意気込みを
(内田)きれいなサッカーは必要ないです。泥臭く、球際で負けない、気持ちを前面に出したサッカーで勝利をつかみたいと思います。
以上