元スコットランドサッカー協会会長(FIFA名誉副会長)のデービッド・ウィル(David Will)氏が9月24日、ご逝去されました。故ウィル氏と日本サッカーとの関係は深く、2002年FIFAワールドカップの日本開催や海外レフェリー交流などでご尽力いただきました。これを悼み、(財)日本サッカー協会は10月10日(土)に開催するキリンチャレンジカップ2009 日本代表 対 スコットランド代表の試合において、試合開始前に黙祷を実施することにいたしました。
■大会概要
大会名称:
キリンチャレンジカップ2009 ALL FOR 2010!
開催日時:
2009年10月10日(土) 19:20キックオフ
対戦:
日本代表 対 スコットランド代表
会場:
神奈川/日産スタジアム
主催:
財団法人日本サッカー協会(JFA)
主管:
社団法人神奈川県サッカー協会
特別協賛:
キリンビール株式会社、キリンビバレッジ株式会社
テレビ放送:
テレビ朝日系列にて全国生中継
ラジオ放送:
ニッポン放送にて生中継(予定)
~【参考資料(FIFA.com 9月25日付掲載記事和訳)】~
「サッカー界がDavid Will CBEの逝去を悼む」
サッカー界で非常に人気のあった人物、David Will FIFA名誉副会長が昨夜、長年の病気との闘いの末72歳で亡くなった。スコットランドサッカーとFIFAコミュニティーは彼の死を悼んだ。
Will氏は1936年11月22日にスコットランド東海岸のBrechin周辺のEdzellで生まれた。
すぐさまサッカーへの情熱が芽生え、急成長しつつあったアマチュア時代に起こしたスキー事故後もスポーツへの関わり「~一生を通じた彼の喜び~」を途絶えることは無かった。
2002年にはサッカーへの貢献から大英勲章を受章した。
サッカー界で上りつめる中、Will氏はフォーファーシャイアサッカー協会、スコットランドサッカー協会会長、UEFA理事会メンバー等を経験した。1987 年にはFIFA競技会の上訴委員会メンバーになり、1990年にはFIFA理事会、Harry H. Cavan氏の後任としてFIFA副会長の職に就いた。
2007年5月に理事会を退任した。17年間の間には審判委員会委員長、選手の地位委員会委員長、法務委員会委員長、2006FIFAワールドカップドイツビューロのメンバー等数々の役割を経ている。最近まではFIFAチケッティング小委員会の委員長を務めていた。
ブラッター会長は「サッカーに対する所熱は並外れたものだった。スコットランド協会、UEFA、FIFAへの忠実な献身は、あらゆるレベルの試合の広範囲に渡って影響を及ぼし、忘れられることはないだろう。」と述べた。
2007年5月31日FIFA総会にて、Will氏の尊厳、想像力そしてサッカーへの愛情に敬意を表し、FIFAの名誉副会長に任命された。
以上