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遠征初戦は強豪ドイツと引き分ける なでしこジャパン(日本女子代表)ドイツ・フランス遠征 第1戦マッチレポート(09.07.30)

■なでしこジャパン(日本女子代表)ドイツ・フランス遠征第1戦

2009年7月29日 16:00KO(現地時間)
会場:Germany/Mannheim
なでしこジャパン 0−0 ( 0-0, 0-0 ) ドイツ女子代表

 7月29日、Carl-Benz-Stadium(ドイツ・マンハイム)において、なでしこジャパンが北京オリンピック後、初となる国際試合を行った。
 前日までの過ごしやすい天候とは打って変わって、強い日差しが降り注ぐマンハイムの16時はまだ厳しい暑さの真っ只中。そんな中、新生なでしこジャパンの第一歩は踏み出された。相手は北京オリンピック3位の強豪ドイツ。
最初にチャンスを掴んだのは日本。4分、FKからのボールを安藤梢が右サイドから中へ折り返し、北本綾子が合わせるがドイツDFに阻まれる。しかし、その後は予想通りドイツが徐々にボールを支配する。「相手のリーチやスピードに慣れるまでが苦しかった」と岩清水梓が語るように、リアクションサッカーにならざるを得ない状況が続く。
なかなか攻めに転じる機会を掴めない日本だったが、10分、初出場となる米津美和が奪ったボールを前線へ送り、大野忍が追う。一歩及ばなかったが、何とかゴールへ近付こうとする意識が表れたプレーだった。対するドイツは15分に、BIANCA SCHMIDTからのボールを受けたINKA GRINGSが強烈なシュートを放てば、32分にはBIRGIT PRINTZがDFの背後を突いてシュートにまで持ち込まれるが、いずれもクロスバーやポストに阻まれた。運にも助けられた日本は前半を0−0で折り返す。
 後半開始直後にまたしても日本にピンチが訪れる。右サイドを破られ、INKA GRINGSが放ったシュートはまたしてもポストを直撃。嫌な空気が漂いかけたがその4分後、北本からのパスを安藤が左足でミートさせたボールはGKの手先をかすめていくも、クロスバーに跳ね返される。クリアボールを大野忍が拾ってシュートを放つもわずかにゴールバーの上に外れてしまった。最大のチャンスだったが、今度はドイツに運が傾いた。その後も両者ともにフィニッシュの精彩を欠き、時間が経過していくうちに日本にも疲労の色が濃くなり始めた。36分には丸山桂里奈、38分には永里亜紗乃を投入するもリズムを変えることはできなかった。しかし、幾度となく攻め込まれはしたものの、全員が高い集中力で守り切り、0−0のスコアレスドローで試合は終了した。
(文/早草紀子)

■メンバー
・GK
海堀 あゆみ (INAC神戸レオネッサ)
・DF
近賀 ゆかり (日テレ・ベレーザ) 
岩清水 梓 (日テレ・ベレーザ) 
豊田 奈夕葉 (日テレ・ベレーザ) 
鮫島 彩 (東京電力女子サッカー部マリーゼ)
・MF
米津 美和 (INAC神戸レオネッサ) ←川澄 奈穂美 (INAC神戸レオネッサ)
永里 優季 (日テレ・ベレーザ) 
宇津木 瑠美 (日テレ・ベレーザ)
大野 忍 (日テレ・ベレーザ)
・FW
北本 綾子 (浦和レッズレディース)←丸山 桂里奈 (東京電力女子サッカー部マリーゼ)
安藤 梢 (浦和レッズレディース)←永里 亜紗乃 (日テレ・ベレーザ) 

■試合後コメント
・望月聡監督代行
正直に言って、勝てなかったことは非常に残念です。でもドイツの方が強いチームだということは確かです。そのドイツに対してシュートチャンスを作ることができたことに関しては満足しています。
2011年にドイツで行われるFIFA 女子ワールドカップで日本はベスト4以上を目標にしています。それを達成するためにはドイツに勝てるようなチーム作りをしなければダメ。我々がどれ位できるのか、試す必要がありました。このドイツ戦はそういった意味でも日本にとって非常に重要な一戦でした。

・岩清水選手
高めにラインを保とうということは意識していました。ドイツのビデオを見て、中盤の選手に(相手選手を)追ってもらう分、ラインを高く保って、裏に入れられないよう注意は払っていたんですけど、何本かやられてしまいました。ドイツのようなスピードはトレーニングでは生み出せないので下がるタイミングがなかなかつかめなかった。前半は本当にしんどかったんですけど、後半に入って修正もできて、チームとしては方向は間違っていないと手ごたえは感じました。

■今後の試合予定
8月1日(土)18:00 親善試合
vsフランス女子代表

8月2日(日)17:00 親善試合
vsフランス女子代表

以上
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