「2009年セレッソ大阪新体制発表会見」でのコメントおよび質疑応答について、お知らせいたします。
■代表取締役社長 藤田信良 あいさつ
「本日は新体制発表にお集まりいただきありがとうございます。昨年度を振り返りますと、セレッソ大阪としましては育成のカテゴリーにおきましては、U-12,15、18と順調に体制も整い、着実に成果も収めることができました。しかしながら、肝心のトップチームは勝ち点差1で4位に終わり、J1昇格という必達目標が達成できませんでした。誠に申し訳なく思っています。その要因から体制を立て直し、補強を進めた結果をこれから担当の方から報告したいと思います。まず私がお伝えするのは、今年度の目標、それは、J2優勝、J1昇格。そして、戦うチームの今年のスローガンは、昨年と同じ「ユアマイハート」。これを今年も継続したいと思います。昨年から始まった不況のなか、セレッソ大阪が開幕から快進撃を続けることで、サポーター・スポンサー様に少しでも元気と希望を与えられたらと思っています。また、それが、私たちスポーツクラブが持つ力であり、役目であると思っています。今年は開幕から突っ走るために、非常に早く追い込みをかけています。一生懸命今年も頑張りますので、セレッソ大阪をよろしくお願いします」
■レヴィー・クルピ監督 あいさつ
「皆さんこんにちは。お忙しい中会見にお越しくださいましてありがとうございました。今シーズンの目標は、これはただ一つしかありません。それはJ1に復帰すること。そのために必要なことは、昨年と同じミスを繰り返さないこと。昨シーズンを通して得た教訓を、今シーズンにいかしていきたいと思います。私は今シーズン、非常に明るいシーズンが待ち受けているのではないかと思います。というのは、今年いい戦力補強をすることができたと思っているからです。このチーム力と、サポーターの皆さんの力をあわせて、必ず目標を達成したいと思っています」
■ホドウホフィジカルコーチ【新任】 コメント
「皆さんこんにちは。今日この記者会見の発表で、私がここにいることをうれしく思います。このチームには、プロフェッショナルなスタッフ、選手、そしてサポーター、全てがそろっていると感じていますのでみんなと一緒に力をあわせてJ1昇格、この目標に向かって進んでいきたいと思います」
■キャプテン 羽田憲司選手のコメント
「今シーズンのキャプテンを務めることになりました羽田憲司です。よろしくお願いします。チームとしてはこの1年間、J1昇格に向けてしっかり戦います。今年こそは、何としてでもJ1に復帰する、そしてJ1に行ってJ1で通用するチームを作るという目標を持って、今年1年間戦っていきたいと思います。個人としても、チームを引っ張っていけるように1年間がんばっていきたいと思いますので、今シーズンよろしくお願いします」
【新加入選手コメント】
■山口 螢選手
「今シーズンセレッソ大阪ユースから昇格しました山口螢です。J1復帰に向けて精一杯がんばっていきたいと思います」
■丸橋祐介選手
「今年、セレッソ大阪ユースから昇格しました丸橋祐介です。日ごろの練習から自分をアピールし、一日でも早く試合に使ってもらえるように頑張ります」
■石神直哉選手
「鹿島から期限付きで来ました石神直哉です。J1昇格に向けて全力で頑張りますので、よろしくお願いします」
■苔口卓也選手
「ジェフ千葉からセレッソ大阪に復帰しました苔口卓也です。今年は絶対にJ1に昇格するために、チームに貢献できるように頑張っていきますので、よろしくお願いします」
■多田大介選手
「愛媛FCから期限付き移籍してきました多田大介です。J1昇格するために、全力を出し切って、昇格できるように頑張りますのでよろしくお願いします」
■キム ジンヒョン選手
「今年韓国からきたキム ジンヒョンです。今年はプロ1年目ということで、このチームでできることを幸せに思っています。昨年J2のチームを今年はJ1に上げられるように、自分の力をしっかり出したいと思います。よろしくお願いします」
■マルチネス選手
「皆さんこんにちは。まずはセレッソの一員としてこの場にいることを非常に嬉しく思います。目標というのはただ一つ、J1に復帰すること。そのために全て出しつくしたいと思います。去年は、もう少しのところでJ1昇格を達成できなかったと聞いていますが、今年はさらにレベルアップしてあとはサポーターの力をお借りして、最後は必ずJ1復帰を達成したいと思います」
■チアゴ選手
「皆さんこんにちは。チアゴと申します。今こうしてセレッソの一員としていられることを、そしてセレッソのユニフォームを着られることを誇りに思っています。今の新鮮な気持ちをシーズン終盤まで持ち続けて、J2優勝、J1昇格の目標を達成したいと思っています。今、日々の練習で感じるのは、選手たち一人一人がモチベーション高く、やる気満々で目標に向かって突き進んでいるということです。この気持ちがサポーターの皆さんに伝わるように、選手は日々のトレーニング、そして試合に励んでいかないといけないと感じています。僕たちの目標はJ2優勝ですが、それを妨げるものは何もないと思っています。必ず目標を達成してJ1に昇格したいと思っています」
■西澤明訓選手
「最年長になりました西澤明訓です。J1昇格、そしてこの先J1で優勝争いが常にできるようなチームの土台を作るために、自分の持っている技術、経験を全て出し切りたいと思っています。よろしくお願いします」
■質疑応答
Q西澤選手にお聞きしたいんですが、オフの報道で、セレッソに移籍するのか引退するのか悩んだ末に、セレッソに移籍すると決められたみたいですけど、その経緯など話せる範囲でいいので聞かせてほしいということと、今年の西澤選手の目標などあらためてお聞かせ頂きたいと思います。
西澤選手「確かに正直悩んだところもありましたけど、ちょうど3年前に降格したときに自分もチームにいたので、やり残したという気持ちもありましたし、引退された森島さんといろいろ話をした中で、自分にできることはあると思ったので、このチームで精一杯やりたいと思いました」
Q西澤選手に質問です。あらためてセレッソのユニフォームを着てトレーニングされて感じられたことや、一緒にいてすごく楽しみな選手はいらっしゃいますか。あと山口選手、丸橋選手にトップチームで一緒にプレーしたい選手を教えていただきたいと思います。
西澤選手「以前いた時とは半分くらい選手が変わっているので、そういった中で、チームとしても10年ぶりくらいにクルピ監督の下で、また以前とは違ったチームになって、本当に若返って勢いがあるチームだと思いますので、その中で自分らしさを出しながらチームにも貢献できたらと思っています」
山口選手「全員とプレーしたいと思っていますけど、特には香川選手と乾選手とプレーしたいです」
丸橋選手「どの選手ともプレーしたいですが、特に西澤選手、香川選手、乾選手と一緒にプレーしたいです」
Q.クルピ監督にお聞きしたいんですけど、昨シーズンのミスを繰り返さないという話をされていましたが、スタートするにあたり一番大事なことは何かということ、あと新加入選手全員にお聞きしますが、どういうプレーが好きで、どういう面をサポーターにアピールしていきたいと思いますか。
レヴィー・クルピ監督「去年のミスということで1つあげるとしたら、1番大きかったのはやはりケガ人で主力選手の欠場が出たときに、その選手の代わりに入る選手の実力がもう一つ足りなかった、力を出し切れなかったということになると思います。去年はほぼ同じ時期に4人の選手が手術をしなければならないそういった時期もあり、そのときにはやはり結果が思わしくない、そしてまたケガ人が復帰することで結果がついてくるということが起きてしまったのですが、今年はそのミスを繰り返さないために、フロントの方たちに準備をしてもらいより強力な補強をすることができました。今年のメンバーがそろっていれば安定した結果が残せるのではないかという手ごたえを感じています」
山口選手「自分はキックが得意なので、サイドチェンジとボールまわしをアピールしたいです」
丸橋選手「主に左サイドでプレーをするので、ボールをもらったらどんどん仕掛けていってクロスやシュートをしたいと思います」
石神選手「運動量とクロスだと思います」
苔口選手「スピードと、あとはハードワークにもっと磨きをかけていきたいと思います」
多田選手「制空権とカバーリングは自分の一番の持ち味だと思っているので、試合も練習でも活かしていきたいなと思います」
キム選手「体が大きいということでハイボールの処理、あとはボールへの反応でゴールを阻止したいと思っています」
マルチネス選手「中盤、主に左サイドのボランチということになります。激しいマークに加えて攻撃に参加するのも好きです。持ち味としては正確なパスそして遠めからの思い切りの良いフィニッシュだと思っております」
チアゴ選手「持ち味は空中戦における競り合いの中でのタイミングのよいジャンプ、それから正確なパスです」
西澤選手「自分の役割は、チームに落ち着きと自信を与えること、あとは勝ち点と勝利を与えることだと思っております」
Q.西澤選手は、大阪から離れるときに背番号8をずっと追い続けてきたというコメントがすごく印象的だったんですが、新しく背番号8をつける選手がいるわけですが、香川選手の印象と彼が8番にふさわしいかどうかを聞かせてください。
西澤選手「シンジは以前も一緒にプレーしていたんですけど、やっぱりその時よりもひとまわりもふたまわりも成長したなという印象がありますし、モリシの8番というより、シンジらしい8番を、シンジの色を出していけばいいんじゃないかなと思います。やっぱり今セレッソを代表する選手だと思いますし、日本を代表する選手だと思いますので、信頼しています」
Q.クルピ監督にお聞きしたいんですけど、昨シーズン開幕でつまずいて、それが影響して昇格できなかった印象を受けましたけども、今年はその点についてどのように改善していこうと思っていますか。
レヴィー・クルピ監督「昨年開幕でつまずいたとおっしゃいましたけど、実は第1クールは全く問題なく70%以上の勝率をおさめました。問題なのは第2クールで多くの主力選手のケガが続出しました。前田、尾亦、アレー、古橋、そういった選手が大切な時期に同時にケガをしてしまったことで結果が出なかったという面があると思います。しかし今年は間違いなくそれを上回る戦力をチームとして備えていると思いますので、昨年以上のいいスタートを切ることも大事だと思いますが、それを年間通して続けて、いい締めくくりをする、そういう1年にすることが十分可能なメンバーが揃ったと思います。けが人が出ても決して今年は戦力が落ちるということがないと確信しています」
以上