優勝が決まった直後は熱いものがこみあげてきたが、次の目標(週末のJリーグ)もあるし、すぐまた次の目標(FCWC)もある。感傷には浸っていられないだろうと思った。
これでやっとFCWCに“出る”ことができる。あのレッズがここまでいけたということが本当に嬉しい。サポーターに叱咤激励され、クラブとサポーターが一体となり、サッカーとはああいうものだということが多くの人たちに伝わったのではないだろうか。
サポートプロジェクトについては、サポートしたらすぐに結果が出てしまったという嬉しい結果となった。アジアを獲らないことには、今後Jリーグの位置をあげていくことはできない。他のJのクラブも、俺達もがんばれば、という気になったことだろう。それが大きなことだ。来年はもっと激しいJリーグになるだろうし、皆がアジアを狙ってくるようになってほしい。そのために何をするか。今回のレッズの優勝は大きなアドバンテージになったと思う。
今回このような厳しいスケジュールをこなしてきて、自分達の鍛え方がまだまだ足りないと体感した部分もあっただろう。シーズンオフには来年の戦いに向けてきっといい準備ができるだろう。
(社)日本プロサッカーリーグ
犬飼 基昭 専務理事(ACLサポートプロジェクトリーダー)
以上