27日、大分トリニータを運営しております株式会社大分フットボールクラブの取締役会において、代表取締役の星野初太郎が取締役名誉会長に、取締役の溝畑宏が代表取締役に就任いたしましたのでお知らせ致します。また同日記者会見での就任挨拶につきまして、お知らせ致します。
1.株式会社大分フットボールクラブ新体制について
星野初太郎 代表取締役 → 取締役名誉会長
溝畑宏 取締役 → 代表取締役
2.溝畑宏 新代表取締役 プロフィール
京都府出身 1960年8月7日生(44歳)
1985年 東京大学法学部卒
1985年 自治省入省
1990年 大分県に出向し、一度本省に戻った後再び大分県へ
1994年 大分フットボールクラブ発足時よりクラブ運営に携わる
2000年 大分県企画文化部参事 (株)大分フットボールクラブ取締役就任
2002年 大分県企画文化部長 (株)大分フットボールクラブ取締役
2004年 大分県参事 (株)大分フットボールクラブ取締役
3.星野初太郎 取締役名誉会長 就任ご挨拶
代表取締役をこの度退任し、取締役名誉会長に就任することとなりました。この5年間社長として携わり、皆様には大変お世話になりました。5年前に、平松前知事より大分にサッカー文化を築きたいとの思いを頂き、大分の皆様と夢を共有したいという思いからここまでやってまいりました。J1に昇格した時に、Jリーグの鈴木チェアマンからできれば地元の方が社長になられて、三位一体で支援する体制を作られた方が良いとアドバイスも頂き、本日を迎える事となりました。これからは、溝畑宏新社長がこのクラブを引っ張ってくれることとなりました。これからは、陰ながら会長と言う立場で、このクラブの発展に力を注いでいきたいと思っております。
4.溝畑宏 代表取締役 就任ご挨拶
27日付けで、株式会社大分フットホールクラブの代表取締役を拝命致しました。
10年前に何もないところからスタートし、3人のお客様をどのようにして3万人に増やすかが課題でした。私の好きな言葉に「着眼大局、着手小局」という言葉がございます。夢は大きく、しかし道は地道に力いっぱい今日明日を生きるという意味です。このクラブは大きな企業や大きな支えがなくても一日一日の中で人と出会い、語り合う中で、夢を大きくしていき、その延長線上がその夢の実現に繋がるという思いでやってまいりました。
6年前に星野社長と出会い、いよいよJリーグを目指すというところから今日に至り、先月星野社長より退任の意思が示され、その後多くの方から社長になったらどうかと言うご意見を頂きました。しかし私よりも相応しい方がおられるのではないかとも考えました。しかし、10年間このクラブを多くの方々が支えていただき、サポーター、ボランティア、協賛企業そして監督、コーチ、選手、多くの方々の血と汗が染みているクラブです。その人たちの熱い思い、そして何よりもこのチームを支えて頂いた星野社長から、ぜひこのチームを本当の意味で大分のスポーツ文化にして欲しいという熱い思いを受けました。さらに、広瀬知事からも大分のスポーツ文化にそして地域振興の為にも社長として頑張って欲しいと言われました。そして、先般サポーターとして支えてくれていたトリニスタの加藤君がお亡くなりになられました。彼の生前クラブに対しての抱いていた思いや、私がいつも言われていた「溝畑さんトリニータを強くしてくれ」という言葉を肝に命じて、ここに決断致しました。
これからは、多くの人の思いを受け止めて、自分の命を削る覚悟で、精一杯努力して参ります。このクラブを5年以内に日本一、1試合平均三万人に持っていくことが、今まで10年間支えていただいた多くの皆様への恩返しであると考え、まだまだ未熟者ではございますが、123万多くの県民の方々に愛されるクラブになるよう頑張っていきたいと思います。皆様には今までもお支えいただいておりますが、今まで以上にお支えいただけますようお願い致します。皆さんの力が必要でございます。何卒お願い申し上げます。
以上