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【J2日記】北九州:きっぷ10万枚のモザイク画(14.12.04)

北九州のマスコット「ギラン」が今回お邪魔した先は、JR小倉駅構内にあるKTC中央高等学院・小倉キャンパス。155人の生徒が通う通信制高校・サポート校です。

同校小倉キャンパスでは5年前から使用済みのきっぷを使ったモザイク画作り「切符deアート」に挑戦中。使用するのはJR九州・小倉駅から提供を受けた、なんと10万枚もの膨大な枚数のきっぷです。毎年テーマを変えて取り組んでいますが、今年のモチーフはギランと2017年に完成予定の新スタジアム。原画は北九州市漫画ミュージアムの田中時彦館長が描きました。

制作5年目という節目に当たることから同キャンパスが北九州市に持ちかけ、漫画ミュージアムやギラヴァンツ北九州とのコラボが実現。ギランがスタジアムを背景にボールを蹴るイラストで、きっぷの表と裏だけで表現できるよう白黒のドット絵が下絵になっています。

このドット絵を拡大して細長く切り分け、色の付いている部分にはきっぷの裏面を、空白部分にはきっぷの表面を、手作業で一枚ずつ貼っていきます。11月から取り組んできた貼り合わせの作業もいよいよゴールが見えてきた12月4日、ギランや田中時彦館長、北九州の横手敏夫社長、小倉駅の片田大士副駅長らがキャンパスを訪れ生徒たちと作業を体験。両面テープの上に1枚1枚貼っていく地道で細かい作業を、ギランもなんとか「羽」でぺたぺたしながらお手伝いしました。

「サッカーだけでなく他のスポーツや文化、芸術とコラボして北九州の街を明るくしたい。こういうコラボができ大変ありがたい」と横手社長。原賀誠也・小倉キャンパス長は「小さいことを積み重ねていくことで大きな成果が得られるということを生徒たちが感じ取ってほしい。地域活性化の一助にもなってくれれば」と話していました。

完成すれば縦1・2メートル、幅約1・8メートルのサイズになる予定。作品は小倉駅3階中央改札内の展示スペースで公開します。
ちなみに、この展示スペースでは現在は昨年度に制作された小倉城と駅員のモザイク画を掲示しています。電車に乗る際にSUGOCAでピッ!とタッチして見に行くのもいいですが、入場券を買って見に行くのもおすすめ。もしかしたらあなたの使ったその入場券が、アートのどこかの部分に使われるかもしれませんよ!

以上

2014.12.04 Reported by 上田真之介

きっぷを使ったモザイク画を制作しているKTC中央高等学院小倉キャンパスの生徒と、協力した団体のスタッフたち

モザイク画は小倉駅で回収された使用済みきっぷをそのまま使用。身近な駅名も並ぶ

手ほどきを受けながらきっぷを貼っていく北九州の横手敏夫社長

ギランも「羽」でお手伝い

縦横1メートルを超すサイズのきっぷを使ったモザイク画

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