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【J2日記】京都:『関西SUL:12月3日(水)@舞洲 京都 vs C大阪』京都、今季最後の試合で優勝を狙う!(14.12.02)

12月3日(水)14時、C大阪の本拠地・舞洲で、関西ステップアップリーグ(関西SUL)、京都とC大阪が激突!
京都にとっては、リーグ優勝がかかった一戦。小さな公式戦だが、今季の最後を笑顔で締めくくれるか、注目だ。

関西ステップアップリーグとは、Jリーグのサテライトリーグがなくなり、その後できたU−23年代強化を主な目的としたリーグで、G大阪、京都、神戸、C大阪(五十音順)の関西Jリーグチームと関西学生選抜の5チームで、ホーム&アウェイ形式で争われる。
このリーグも残り3試合となり、現在順位は、1位・神戸(勝点14)、2位・京都(同13)、3位・G大阪(同9)、4位・C大阪(同8)、5位・関西学生選抜(同4)となっている。残り試合があるのは、京都(1試合)、G大阪(1試合)、C大阪(2試合)、関西学生選抜(2試合)。神戸は全日程を消化している。
整理すると、神戸は全日程を消化し勝点14の首位。京都はC大阪との試合(12月3日@舞洲)を残しており、京都がこれに勝利し、勝点3を積み上げると京都が関西SULを制覇することになる(引き分けで勝点1の積上げだと、神戸と勝点で並び、得失点差で神戸の優勝)。なんとしても、C大阪に勝利したい。

関西SULは、Jリーグチームにとっては、試合に出られないメンバーが中心となる。京都の場合は、選手層の底上げにその主眼に置かれる。勝利を目指すのは当然だが、チーム全体のレベルアップも大事な要素なのだ。
このサテライトを観てきたのが森下仁志コーチ(もちろん監督も練習を観ているが)。今季最後の試合で優勝を狙えることについて「小さな公式戦だけど、こうして優勝を狙える位置にいて、タイトルを意識しながら試合ができるのは、勝者のメンタリティを養うのに大事なこと。しっかりと戦いたい」と意欲を見せる。
「アウェイの神戸戦(10月27日、△1−1)、そしてC大阪戦(11月10日、○2−1)、アウェイのG大阪戦(11月16日、○3−0)のあたりから、チームとしてのまとまりが出てきた感じがある。キャリアのある選手を相手にしても物怖じしないでプレーできているし、戦闘態勢は出来ている」と語る。

今年のサテライト組は、森下コーチのもとで精力的にトレーニングを積んできた。「勝つことと育成は別ではない」と位置づけ、「個人戦術」を徹底して鍛えた。サテライトはトップチームで出られない選手が中心なので、各ポジションに主要な選手がいるとは限らない。センターバックに中盤の選手が入ることもある。そうした時にチーム戦術とは別の、臨機応変に対応できる「個人戦術」がものを言うのだ。
そうした積み重ねが、チームの成熟にもつながり、今、選手にとってもやりがいのあるチームになっているのだ。

FWの三根和起も「勝ちにいきますし、勝ちます。今、自分自身、点が取れている要因というのは正直分からないですけど、これまで継続してやってきていることが出ているからだと思います。でも、正直まだまだです」と優勝をかけての一戦に気合を入れる。
石田雅俊も「このチームは、そんなにメンバーも変わっている訳ではないですし、一年間やってきてチームの雰囲気も出ている。J2ではチームも自分自身も納得いかない結果でしたけど、最後勝って、いい終り方にしたいです」と静かに燃える。

メンバーでは、内野貴志、高橋祐治、下畠翔吾らが別メニューで最終戦に間に合わなさそう。だが、トップ昇格を果たした大西勇輝、永島悠史の出場もありそうで(奥川雅也は負傷中)、どんなメンバーで臨むのか楽しみは尽きない。C大阪には安藤淳もいて、出場の可能性もあるだろう。
今季、本当に最後の京都の公式戦。どうぞ、機会のある方は足をお運びください。

以上

2014.12.02 Reported by 武田賢宗
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