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【J1:第33節 仙台 vs 徳島】小林伸二監督(徳島)記者会見コメント(14.11.29)

●小林伸二監督(徳島):
「前節のホームの試合で守備がすごく安定していて、安定した中からどうカードを切っていくか、ということを考えていました。選手のモチベーションもすごく高くてピッチに立ったのですが、立ち上がり5分で入れられたのは痛かった。少しリカバリーすることに時間がかかったことと、リトリートされたのを、時折おさまって持っていけますけれども、やはり後ろから運べて、ということを怖がらずにできればもう少し押しこめるし、クロスがもう少し深いところでできたのかなと思います。後半はもう少しそういうところを意識しながら臨ませました。キム(ジョンミン)が1トップで、2センターバックの駆け引きでは勝っていたので、2トップにしてみました。うまくいって点を取れて、もう少し的確なボールがサイドから入れば、アドリアーノが背後を取る動きが多かったらもう少しできたと思います。気持ちはすごく前向きだったのですが、プレーが立ち上がりに着いていかなくて、ちょっと残念だなと思います。なかなか、駆け引きや巧さ、もう少しボールに寄せるとか慌てずにキープするとか、動いている前の足に出すとか、止まっているから入れて自分が生きるのかとか、ちょっとしたところがぶれるんですよね。自分は入れて動きたいのだけれども、前の人が動いているちょっとしたところ、もう少しためて出せれば、もう少し最終ラインを破れるのではないかと思います。そこはやはり、もっとトレーニングをしていく必要があると思っています」

Q:最終節のホーム戦の相手は優勝を争うG大阪です。重要な試合をどのように戦いますか?
「そうですね。まず、今日の14時と17時のゲームが本当にいいのかな、というのがひとつあって、どっちに転ぶかな、というところでいくと、仙台さんは少し、というところと、ましてやガンバさんが勝ったということですね。我々は10月に既に18位確定が決まっています。ただし、今日、選手に言ったのは、『消化のゲームにするのか、それとも(前節・)鳥栖戦の入り方をして持っていければ、もう一回ホームでガンバをどうかすることができる』と。ものすごく得点力が高くて、入りの10分、15分で点を取っているんですね。どのくらい我慢すると向こうが焦るのか、やはり全ての人が差があると思っていると思います。でも『勝負というものは、下駄を履いてもわからない』という話をしました。だから今日が大事だ、と。今日、いい形でホームに持っていく。勝たなくちゃいけない、勝ったら優勝というプレッシャーを一週間背負っていかないといけない。いろいろな形で、サポーターもメディアも変わる中で生活しなければいけない。勝負もしなければいけない。我々は怖いものなくチャレンジができる。そこのメンタル的にどう戦わせるのかということは、ものすごく大きな勉強になると思います。同じだと思うのです。プレッシャーは。勝つこと、勝たなければいけないことのプレッシャーは同じだと思います。ちょっと浦和がそういう意味では、苦しんでいるところだと思います。そういうところも含めて、降格が決まったのですが、まだJ1の18チームのひとつだよ、というところでのチャンスをまだ今日のゲームでも次のゲームでもいただいています。諦めなければ認められるゲームになるということを、今日のゲームでは話をしました。ものすごく大事なことだと思うし、それがJリーグのレベルを上げる事になると思っているので、しっかり戦わせたいと思っています」

以上
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