●北野誠監督（讃岐）：
「１年間ありがとうございました。そして千葉さんがプレーオフに進出したことをおめでとうと言いたいです。今日の試合に関しては次の入れ替え戦うんぬんではなく、千葉さんに対して前からしっかり潰しに行って、点を取る、そして勝つというサッカーをしました。選手たちは本当によくファイトしてくれて頑張ってくれたと思います。失点の場面はロングボールに対して完全にボールウオッチャーになってしまって、そこが今年一年の課題だったので、今年を象徴する試合だったのかなと思います。ただ、今シーズン２１位という結果は、まだ残留するチャンスが残っているということなので全力で来週、再来週に備えたいと思います」

Q:森本選手が緊急搬送されるというアクシデントの試合への影響について。
「影響というか、森本君がああなったのはゲームとしても残念だし、森本君がプレーオフにしっかり出られることを祈っています」

Q:次の入れ替え戦へのきっかけの試合だと思いましたが、手ごたえは？
「２つあります。まず一つ目は、うちが今日１点も取れなかったということ。長野さんが６−１で大勝したというところで、勢いというのは向こうにあるのかなと。２つ目は、今日うちは３位の千葉さんに対して対等以上の戦いが出来たと思います。１年間の成長を考えた時には、うちの方が勢いがあると思います。今日試合前に選手たちに伝えたのは、ロッカールームから出ていく直前だったのですが、先週まではロッカールームの中に殺気があって、これから戦うんだという気持ちが出ていたけど今日は何だ？と強めに言ったところ選手たちはそれに気づいて、雰囲気もまた良くなって千葉さんに対してしっかりゲームができた。さっき試合が終わった時にもあの気持ちを絶対に忘れないで、次の試合もこれで行こうと話をしました。勢い云々では無くてうちのしっかりとしたサッカーが出来ればいい結果が出るはずです」

Q:山本翔平選手の退場について？
「正直なところ残念です。ただ、他の選手も彼のプレーを見ているわけですから、彼の代わりに入る選手が彼以上のパフォーマンスを出してくれればチーム力は落ちないと思います」

Q:今シーズンを振り返っての感想とサポーターに一言。
「１年間戦って、Ｊ２のスピードになれるまでに少し時間がかかったなと思います。でも夏前、後期からはそのスピードにも対応できる危険察知能力が上がって失点が減って勝利も増えました。ただ、それが少し遅すぎたのでこの２１位という結果だったと思います。でも２２位にならなかったということをポジティブに考えてもう２試合できる。もう２試合チャレンジできるという気持ちです。サポーターは、１年間通して勇気づけていただいて、苦しい時もしっかり応援していただいて本当に感謝しています」

以上