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【J2:第40節 松本 vs 千葉】プレビュー:勢いと勢いの激突!2位確定の松本とプレーオフ進出目指す千葉の激突は、白熱間違いなし(14.11.09)

今季のリーグ戦も残り3試合。可能性あるチームにとって焦燥感ある日々となっていることは想像に難くない。湘南が早々と1位を決め、前節には松本の2位が確定。いわゆる自動昇格枠の2つが埋まったことで、J1昇格のためには昇格プレーオフを勝ち上がらなければならない。狭き門ではあるが、まずはスタートラインに立たないことには何も始まらない。今節、松本がホームに迎える相手は千葉。昇格プレーオフ進出のためにも、大袈裟に言えばあと一つも負けられない状況にある。

前節・福岡戦を2−1で勝利し、敵地で2位を決めた松本。遠くレベスタまで約1200名のサポーターが駆けつけ、共に歓喜の瞬間を味わった。とはいえ、まだリーグ戦は終わっていない。“祭りのあと”気分でアルウィンのピッチに立つのは、アルウィンのスタンドを埋めるサポーター、そして相対する千葉への敬意を欠くというもの。もちろん精神面で難しい状況であることは否めない。しかし、船山貴之が「非常に難しい試合になると思うが、観に来てくれるサポーターのためにもブレてはいけない」と断言するように、だからこそ全力で立ち向かわなければならない。

対する千葉。現在勝点62の5位と、プレーオフ圏内にはつけている。とはいえ、7位・山形との勝点差は4。残りが3試合ということを考えると決して安穏とはいられない。少しでも上の順位を狙うためにも、残り3試合を3連勝する覚悟が求められよう。ただ、その可能性はある。「強烈なチームで、プレーオフ進出を目指して勢いがある」と反町康治監督が警戒するように、現在の千葉はJ2において最も好調なチームの一つ。井出遥也・町田也真人ら若手と谷澤達也・山口智らベテランが融合し、1トップの森本貴幸が絶好調。何より勝利への執念は松本の上を行く。試合開始の笛が鳴った瞬間から、その勢いのままに圧力をかけてくることは間違いない。

しかし、松本にも勢いがある。今季ここまで積み上げてきた勝点は『77』。例年であれば優勝争いに絡んでいる数字だ。湘南の独走こそ止められなかったことは事実だが、少なくとも今季の松本はその勝点に相応しいだけのチームであった。だからこそ、ホームでだらしないサッカーを見せることはできない。右膝半月板損傷を負いながら試合出場を重ねてきた右WBの田中隼磨は欠場するが、その他のメンバーは従来からの変更はない模様。右WBとして先発起用濃厚の飯尾竜太朗も「昇格がゴールではない。まだまだ通過点だし、来季以降のため、自分のためにも集中したい」と気合十分。千葉の勢いを、松本が勢いで押し返す――。そんな白熱するゲームを期待したい。

以上


2014.11.08 Reported by 多岐太宿
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