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【J2:第39節 湘南 vs 群馬】レポート:4試合ぶりの勝利を挙げた湘南と2連敗の群馬。両者ともに課題を見出す。(14.11.02)

湘南が3試合、群馬は2試合勝利から遠ざかっている中での両者の対戦は、序盤から互いに攻め合う見応えのあるゲームとなった。

群馬は3−5−2の布陣で臨み、「自分たちのサッカーをしようということで、相手よりどんどん先手を取って行こうと入りました。はじめのほうはサイドもうまく突破できていた」と、2列目のポジションで攻守に駆けた宮崎泰右が語ったように、両アウトサイドが高い位置を取りながら幾度かシュートまで持ち込んだ。

対して湘南も大竹洋平を中心に右でつくりつつ、菊池大介や武富孝介、永木亮太らがシュートを放ち攻勢を強めていく。不意のミスがピンチに繋がる場面もあったが、自陣から10本以上パスを繋いで決定機を演出したシーンや果敢に攻め上がった遠藤航のミドルなど、積極的なリスクマネジメントを背景に幅広い攻撃でゴールへの意欲を体現した。

両者無得点で折り返した後半、ゲームは動く。湘南は筋肉的なトラブルがあったということで交代出場した岡田翔平と石川俊輝が積極的にボールに関わり、ウェリントンもゴールに迫った。相手の最終ラインのギャップを突いて波状攻撃を仕掛け、さらに石川から宇佐美宏和を経て岡田がスペースに走り込み、その先で武富が仕掛けペナルティエリアでファウルを誘う。これで掴んだPKをウェリントンがきっちり沈め、湘南が均衡を破った。

64分の湘南の先制直後、群馬もキックオフから猛攻に出る。ペナルティエリア内に人数をかけて押し寄せたが、しかし金沢浄の至近弾はGK秋元陽太が防ぎ、こぼれ球に反応した宮崎のシュートも湘南の決死のディフェンスに阻まれた。

群馬の秋葉忠宏監督はくだんのビッグチャンスに触れながらゴール前の精度の必要を語る。「タフな一進一退のゲームができたが、最後に勝点3を手にしたのは湘南さんだった。いいゲームはできているが、この差が順位を物語っているとあらためて今日感じました」。そして「際どいゲーム、タフなゲーム、難しいゲームを勝ち切るだけの図太さやたくましさ、勝負強さをしっかりまた準備したい」と、次節の磐田戦をはじめ残り3試合に目を向けた。

ゴール前の精度について厳しく見つめたのは一方の湘南も同様だった。曹貴裁監督は言う。
「アタッキングサードでの最後の崩しに関してはそんなに悪くなかったが、2点3点取らなければいけない場面がたくさんあった。精度の問題は残ったかなと思います。そこで取れるようにならないと、来年のことを考えてもいい位置には行けない。この3試合を通じてまた選手たちが成長できるようなアプローチをしていきたい」

得点後も幾度か枠を掠めたが、再度ネットを揺らすことはできなかった。試合終了の笛が鳴り、ピッチ上で、あるいはミックスゾーンで、選手たちの表情は一様に厳しい。キャプテンの永木は言う。「シーズンをいい形で終わるか悪い形で終わるかは来年にも繋がってくると思う。いまのメンバーでできるのもあと3試合しかないし、せっかくここまで積み上げてきたので、最後まで崩さずに、気持ちをひとつにして3試合戦いたい」。あらためて浮かんだ課題と今後も向き合っていく。4試合ぶりの勝点3は次へのステップに違いない。

以上

2014.11.02 Reported by 隈元大吾
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