●冨樫剛一監督(東京V):
「今日すごく良い雰囲気で、試合前からパワーをもらう雰囲気の中で、自信をもって臨むことができました。最後のところで点がこなかったところで言うと、自分たちはまだまだこの順位にいるチームだと、もう一回改めてパワーにして、次のゲームをぜひ勝ち切って、自分たちの手でJ2残留を決めて、サポーターのみんなと喜びたいなと思います。最後の最後まで本当に声援が力になって、最後の最後まで選手たちもゴールを目指してサッカーをしてくれて、本当に感謝しています」
Q:予期せぬ交代が2人出ました。ベンチワークについて。
「私たちは、(監督が)自分になってから、29人のトップの選手全員が誰一人欠けても困るという中で、みんな、出られている選手も、なかなか出られない選手も、普段のトレーニングのところで本当にチームのためにやってくれています。そういうところが、ゲーム中困難になった時でも、自分が思い描く、「この選手ならこういうことができるだろう」「こういう組み合わせだったら、こういうことが増えるだろう」ということが、ゲームの中で表せたかなと思っているので、選手たちの普段の努力が、こういうゲームに出てきたかなと思っています」
Q:田村(直也)選手がスタメンでした。これまでは終盤からの起用が主でしたが、今日の先発起用の意図は?
「J2でこのシステムを使って戦ってくるチームが非常に多い中で、自分たちが、特に今日は、相手の1トップと2シャドーとサイドの選手に対してどういう風に彼らのストロングを消して、自分たちが前に出て行こうかといったときに、もちろんあの1トップにすべて勝てればいいのですが、うちのセンターバックは強いですが、すべては勝てない中で、優先順位の中で、次にくるのは前を向かせないとした中で、サンドする、あるいはセカンドボールを回収するということでいったら、直也のゲームを読む力、ボールを読む力が90分必要かなというところで、直也をスタートから使いました」
Q:交代を具体的にお聞かせください。それぞれ、具体的にはどういう意図があったのでしょうか?
「まず、直也から鈴木惇に代えたところでいえば、実は守備のところというよりも、惇の良さ、ワンタッチで出せる良さ、ボールをちょっとイメージしながらFWとコミュニケーションをとって、相手の3バックの脇をとるようなイメージでボランチに入ってくれという形で出しました。なかなか球は出なかったですが、中でコミュニケーションをとって、そういう動き出しがあった。惇から前田直輝に代わった時は、ずっと中後(雅喜)と二ウドがボランチをやることが多かったので、そこに関していえば今まで通り。次に前田をワイドに入れたことによって、非常に外の空間でボールを受けて、前に仕掛けるところが彼のストロングだと自分は思っていたし、そこがすごく空いているなと思っていた。今日は比較的、ボールも動かしながら、ボールを出し入れしながら、もう一回受けるという形で前を向く形が作れていたので、前田が相手にとって脅威になるのではないかと期待して入れました。最後、決めることが、お金をとれる選手になってくると思うので、彼がそこを超えていく選手になってほしいなというのが自分の思うところです。ただ、チーム全体でいろんな変化の中で、誰が入ったら、この良いところを出すために自分が何をしようとか、そういう人に対して、グループワークがあったのが、自分としては非常によかったなと思っています」
以上