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【J1:第28節 鹿島 vs 柏】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.10.18)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:今日の敗因についてお願いします。
「チームとしては非常に良いサッカーをしたと思います。全体的に運動量も落ちずに戦えていたと思います。まず、レイソルさんがやるべきことをやって、勝利に値するメリットは讃えたいし、そこは別の部分になります。自チームに関しては、前節のガンバ戦を見てるような感じで2回リードしながら…。前節のガンバ戦はアディショナルタイムに。今回も2回リードしながら失点をしてしまった。チームを再構築している段階で、プロに加入してくる選手というのは高校生だったり、大学生だったりします。しかしプロというのは異次元の世界です。スピード、パワー、判断のスピードも全然違います。それに慣れる時間が必要です。体力的な負荷も、高校や大学レベルとはまったく違います。それをまず、体をJリーグ、要はプロレベルに慣れさせないといけない。体力の負担があるところで、判断だったり技術能力を落とさずやるのがトップレベルです。そういったものがまだ構築している段階です。一生懸命やろうとしているところですが、個人のミスがありました。前節のガンバ戦でもありました。トップレベルになればなるほど、少ないスペースと時間の中で判断をしなければなりません。そこで有効な手段がひとつあって、それはコミュニケーションです。声を出すだけでいろんな状況は変わってしまうわけです。まだ日本の選手というのはそういった意味ではピッチ内でおとなしい。声を出さない。そこが未熟な部分であって、今後も僕は日本のサッカー発展の手助けができたらと思ってますし、変わってくるんじゃないかと思っています。海外に行っている選手はそういう部分が身につけられていると思います」

Q:残り6試合になりました。今後はどのように戦っていきたいですか?
「いま、試合直後ですのでなかなかすぐにこうやりたい、ということを表現するのは難しいです。特に敗戦したあとなので。ただ、残り6試合というのは変わりないし、あと水曜日に試合があることも変わりません。負けました、じゃあ壁に穴をあけたり、選手をどなりつけたところで状況が変わるかと言っても変わりません。6試合しかないのは変わりがない。いまチームを再構築すること、若返らせるということをクラブと話し合い、そのプランに取り組んでいる訳なので、ときには予測も付かないことが起きることがあるだろうし、あるいは若さ故のそういったプレーが起きることがあるかもしれない。でも、その代償は覚悟のうえで、いまチームを再構築することに取り組んでいるので、見る方、応援する方にしてみれば納得できないところがあるかもしれないけれど、僕らはもっと先を見て考えている。もう水曜日に試合はあるので、泣いても笑っても次の試合が待っています。しっかりやっていきたいと思います。まだ、なにが起きるかわからないのがJリーグです。今日は情報が間違っていなければレッズさんも負けましたし、今後も試合があるのでうちはもしかしたら3位かもしれません。まだ可能性があるかもしれないので、それを最後まで追求するのがプロとしての最低限の、我々を応援してくれる皆さんに示すことができる結果だと思います」

Q:ダヴィ選手の状態は?
「交代については有効な働きをしてくれたと思います。中村(充孝)選手は、試合の流れ、雰囲気に入れたと思いますし、チャンスもつくれましたし、シュートを打つ場面もつくれました。赤崎(秀平)選手もいい形で入れたと思います。最後はジョルジ ワグネル選手を入れて、組み立てというかビルドアップ、もう少しボールを前に運ぶ役割を良くすることができればという狙いをもっていました。相手が退場して1人少なくなったところで、もう少しうちのCB陣が、うちがボールを持っているときにビルドアップ、パスワークに参加することができたのではないかと思っています。ちょっとそこで怯えてしまったのが残念なところです。特にうちはパスワークを主体にしているチームですので、そういうところでもう少しCB陣を含めてチーム全体が相手陣内、あるいは深い位置まで下げさせて、ペナルティエリアの前でもう少し崩す工夫が必要だったと思いますし、急ぎ過ぎてしまった部分もあると思います。そういう課題は、いま構築している段階ですので、いろんな課題が毎試合出てくるのではないかと思います」

以上
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