●長谷川健太監督(G大阪):
「選手たちが最後までよく走ってくれて戦ってくれて、アウェイの等々力に詰めかけてくれた多くのサポーターに、とりあえずファイナルのチケットをプレゼントできたのが良かったと思っています。厳しい戦いに当然なるとは思っていましたが、前半から川崎Fも圧力をかけて来て、その中で先制されましたが、よく阿部(浩之)が2得点決めてくれたなと。そのまま終われればよかったんですが、なかなかセットプレーで、前回もそうでしたが、1発でやられる形で、2−2で折り返して。後半もしんどい45分間でしたが、最後まで集中力を切らさずに戦ってくれたと思います。非常に日程的に(試合数が多い中)9月の7試合をやって、またここの10月の連戦は川崎Fも同じような日程ですが、だいぶ選手たちにも疲労がたまって来てるのかなと思っています。ただ、中2日ですぐに天皇杯もありますので、気持ちを切り替えて戦えるメンバーでやっていきたいと思います。以上です」
Q:活躍した阿部選手ですが、9月以降レギュラーに定着させていますがどの辺を評価されたのでしょうか?
「まず、大森(晃太郎)がずっとケガで使えなかったのも大きかったですし、その間に阿部と倉田(秋)ががんばって両サイドを支えてくれたと思っています。その中でリンスが伸びてきたりとか、二川(孝広)がポイントポイントでよくやってくれたりという形で全員が連戦を力を合わせて乗り切ってきたと思います。阿部は切り替えのところと決定力という部分。最近は慣れてきてゲームを落ち着かせるということもうまくこなしてくれていると思っています。まあやっぱり一番の魅力は決めるところで決めきれる力を彼は持っていると思いますし、今日もその彼の力を出してくれたと思っています。
Q:宇佐美貴史選手の早めの交代の意図は?
「単なる疲れです。本人的にはまだやれたかもしれませんが、メディカルの方からも話は上がってきてますし、タカシもずっと厳しい試合に出っぱなしで相当疲れは来てると思うので、そういう意味では今日は2対3という劣勢の中で引っ張ることも選択肢の一つだとは思いますが、こういう中でタカシは一回大怪我をしてますし、そういう意味でも少し早めに替えました」
Q:その後、前戦を入れ替えていたのは?
「阿部を前に出したのは流れの中で勝ってにやってることで、基本的には倉田を前にして、パト(パトリック)もよくあそこまで今日はあまり走らなかったですが、頑張ってくれたと思います。最終的には佐藤(晃大)と倉田の2トップという形にしました」
Q:ハーフタイムの指示は?
「基本的には内容は良くなかったですが、選手も興奮してましたし、状況は前進していると。45分間、2−2というスコア。アウェイゴールをとっているので、残り45分間落ち着いて戦っていこうという話をしました」
Q:最終的に、最後の20分に佐藤晃大選手を入れて逃げ切りに効果があったように思いましたが佐藤選手にはどんな事を指示して出したのか。それともなにか期待があったのでしょうか?
「もちろん守備の部分のバランスのところと、もう1点取れればほぼ確実に決まるので後ろを助ける部分ともう1点取ってこいという話をしました。あまり佐藤を早く切ってしまうと、フロンターレの攻撃をまともに受けるだろうという思いがあったので。前半からパトリックがあまり、今日は出来なかったので、早い段階から今日はというのは考えにあったかもしれないです。難しい時間帯から入って、よく頑張ってくれたと思います」
Q:決勝の相手が広島に決まりましたが、意気込みをお願いできますか?
「決勝も自信は無いですが、広島はJリーグの王者ですしチャレンジャーの気持ちでしっかりと勝てるように準備はしていきたいと思います。本当に素晴らしい選手に恵まれていると思ってますので、選手を信じてヤマザキナビスコカップのタイトルを取れるように全員でしっかり準備していきたいと思います」
以上