●森保一監督(広島):
「ヤマザキナビスコカップ準決勝のホーム&アウェイの第1戦、180分の戦いの前半90分をホームで勝利して、第2戦に向かおうと選手たちには話をしていた。そこで2−0という勝利をホームのサポーターや大規模土砂災害で被害に合われた方々へお届けできたことは、よかったです。ただ、まだ前半戦が終了しただけ。後半、追加点のチャンスがありながら決められなかったことで、サッカーの神様が「次の試合は相当に厳しくなる。覚悟しておけ」と教えてくれたような気がします。アウェイで厳しい戦いになるけれど、勝って決勝に行きたい。平日にもかかわらず声援を続けてくれたサポーターの応援には、本当に感謝しています」
Q:ヤマザキナビスコカップ通算得点タイ記録となった佐藤寿人選手のプレーについて。
「チームを勝利に導いてくれるゴールは、本当に素晴らしい。寿人の特長である裏への抜け出しから決めた技ありのゴールでした。今日でタイ記録ということですが、彼ならもっと得点を積み重ねられる。次のアウェイの柏戦で単独トップになってほしいし、そうなるようにチームとしていい攻撃を構築したい。点をとることだけでなく、守備でも貢献してくれた。運動量多く走ってくれたし、守備でもチームの助けとなってくれた。それが、勝利につながりました」
Q:水本裕貴や塩谷司が不在の中、本来は攻撃的な選手の清水航平をストッパーで起用して、無失点。大きな意味を持つのでは?
「アウエイゴールを与えなかったことは、よかった。水本と塩谷の代表組が抜けて、ファン ソッコや清水を起用した。特に航平はCBは初めての経験だったのですが、チームとして守ること、組織としての役割を果たしてくれた。球際の強さや攻撃での関わりなど、強みも発揮してくれた。彼をCBに抜擢したのは、彼が持つ局面の粘りをチームに活かせればと思ったから。勝利に貢献してくれました」
以上