●カカウ選手(C大阪)
「確かに(来日初)得点を取れたことはよかったですが、我々の勝利につながらなければ、意味のないゴールだったと言わざるを得ない。失点を減らさないと、我々は失点以上のこと(得点)をしなければ、結果につながらないのは、当然のこと。これをしっかりチームとして考えていかないと、(J2)降格が現実のものになってしまう。
(降格圏を抜け出すために必要なことは?)我々はこんな状況にいるようなチームでないということをプレーで示さなければいけない。自分のキャリアの中においても、降格なんてしたくない。それは僕だけではなく、みんなも当然思っていると思いますが、その意識、危機感を、もっともっと感じなければいけない。練習の中では、そういうところを出せていると思いますが、ただ、本当の勝負のかかった公式戦で、まだ出せていないように思うし、目を覚まさなければいけない。僕は日本に降格するために来たわけではないし、そんな結果を出したくない。(ずっとプレーしていた)ドイツが決して正しいとは言わないが、ドイツでは少なくともホームで連敗したり、何試合も勝てないということがあれば、相当なプレッシャーがかかるし、メディアからのプレッシャーもあるし、その中で、逆に選手たちのプライドに火がつく。そして、反撃していくことが、実際にドイツではある。日本に足りないのはそこじゃないかなと。現状を甘んじて受け入れてしまうところがあるような気がして仕方がない。もちろん、勝ち負けはサッカーの中ではあると思いますが、プライドにかけて闘うという気持ちがぬるくなってしまっては、プロとは呼べない。人生、何かを勝ち取ろうと思えば、みんなが気持ちを1つにして、チームとして結果を出さなければいけない、闘わなければいけないわけで、そこはみんな1人ひとりが考えていかなければいけない」
●扇原貴宏選手(C大阪)
「前半の2失点はもったいなかったと思うし、前半、あれ(失点シーン)以外は、特に何もピンチは無かったと思うので。自分たちの集中力が欠けていたから、ああいう失点につながったと思います。今日みたいな入り方をしてしまうと、手遅れになってしまうので、入り方のところを、もっとみんなで集中して入らないといけないと思いました。(セカンドボールを名古屋に前半は拾われていた?)中盤の僕のところもそうですが、セカンドボールや球際のところで、相手にこぼれてしまうところが多かったので、そこで相手にちょっと流れがいってしまったのかなと思います。(後半の流れは次節に活かさなきゃいけない?)そうですね。後半みたいにもっとアグレッシブに前半からいかないといけないと思います。ただ、次、次とか言っている場合じゃないので、目の前の試合に全力をかけて臨みたいと思います」
●染谷悠太選手(C大阪)
「2失点してしまうと、3点取らなきゃ勝てないわけで、そこに持っていくパワーがすごく必要になってくるので。2点とも防げたと思う得点だし、そこ(の課題)は突きつめていかなきゃいけないところだと思います。
(川又選手の得点時の対応について)前に走られて、そこであわされてしまった。うまく守らなければいけなかったです。
(後半の流れがよくなった要因について)単純に相手(の運動量など)が落ちたというのもあるし。ただ、落ちたなかで、どう崩していくかというところ。後ろは比較的楽になりましたが、そこでなかなか1点取るまでに時間がかかってしまいましたし、1点取ったあとも攻めあぐねてしまった。このゲームに関しては、前半の2失点が痛かったです。
(次節に向けて)失点しなければ、単純に、勝てる確率は自ずと上がってくるわけで、後ろがどれだけ失点ゼロに抑えられるかというところは、これからの試合でやっていかなければいけないところ。失点したとしても、複数失点してしまうと、勝ちは遠のいてしまう。いかに失点を減らしていけるかを、もうちょっと個人としてもこだわってやっていきたいと思います」
●酒本憲幸選手(C大阪)
「今さらですが、やろうとしていることはできたり、できなかったりというなか、自分からミスからやられたのが、悔しいというか……。先に、先手を取らないと、どうしても状況はきついかなと思うので。(後半に流れがよくなったことについて)動きがよくなったというよりかは、0-2だったので、攻めなしょうがないというところもあって。捨て身というわけではないですが、向こうもそれを感じ取ってか、引いていたと思うし、よくなったというよりは、ある程度リスクを冒して攻めたということだと思います」
●川又堅碁選手(名古屋)
「ゴールは自分の得意の形だった。いいクロスが上がってきたし、あれは決めなきゃいけないゴールだった。(永井謙佑選手とのコンビの良さについて)代表などでも一緒にやっていたのもあるし、普段から要求しあえている。
(この勝利で、下の順位、残留争いを見る、気にする必要も少なくなった?)最初から下を見るつもりもないし、勝ち続けることしか考えていない。目の前の試合を勝つためにサッカーをしている。あまり周りのことは見ないほうがいいと思うので」
●永井謙佑選手(名古屋)
「(川又)堅碁は、俺のところにもっと来いよと(笑)。得点しても、いつもスルーしていくんですよ(笑)。3回アシストしているのに、1回も来てくれなくて……。(改めて、アシストのシーンについて)GKが大きいから、ファーまで蹴っても取られるかなと思って、ニアに上げようと」
●田中マルクス闘莉王選手(名古屋)
「勝つことができて、よかったです」
以上