●高木琢也監督(長崎):
「まずサポーターの方に感謝したいと思いますし、そして今日は選手たちが頑張ってくれた事に対しても感謝したいと思います。結論から言うと我慢強く、粘り強くプレーができて、最後に深井選手のゴールに繋がった。抽象的な言い方になりますが、そういうゲームだったと思います。少し内容を見て行くと、例えば讃岐に関してはここ数試合素晴らしいゲームをしている中で、かなり自信を持ってカタチとなって表れているゲームが多かったので、非常にやりづらい相手だった。なので今日は相手の全てを上回るような事では無くて、90分を通してポイント3(勝点3)、1−0でいいゲームだと選手に伝えました。その中で我々を押し込む時間帯や、讃岐のストロングでもある木島選手のボールなど、何度か対応しづらい部分もあったが、後半はほぼそういったシーンを作らせなかった。90分を通して運動量であったり、力の入れ具合だったりというところを今日のゲームでやってくれたと思います。まぁ課題はたくさんありますが、今日の讃岐との対戦で言えばパーフェクトなゲームだと思いますし、僕もゲームを見ながら非常に面白いゲームをしてくれた。また次もアウェイになりますが、おそらくサポーターも来てくださいますし、九州ダービーということで我々もしっかり準備をしたいと思います」
Q:4月(第7節・第8節)以来の連勝となったが?
「(前回の連勝が)4月ということなのですが今は9月ですので、あまり前回の感覚が逆に無いので今が新鮮な気持ちです」
Q:終盤、讃岐の猛攻をしのぎ切ったのは非常に大きかったのでは?
「向こうも最後にソン・ハンキ選手を入れて来て、高さ勝負というのはこちらもデーターと言うか、プランの中には当然あるシーンだった。それに対してもトップの選手が良く対応してくれていたし、多分我々が負けていたら、きっと逆のパターンにはなっていたと思うので、特にそんなに大きな問題は無かったと思います」
Q:今日は相手が作ったブロックに入って行ったり、崩したりするのが見ていて難しそうに感じたが今日の攻撃の評価について。
「ブロックを作る相手に対してどうやって破るかというのは永遠のテーマだと思うし、今日の中ではブロックを破れるシーンはそんなに無かった。ただ意図とするシーンはいくつか、まぁそれは我々しか分からないのですがいくつかあった。もちろん話す事はできませんし、成功しなかったという事がついてきますが、やろうとしている事は良かったと思います。ただブロックをどう崩すかという点でキーワードになるのがラインを上げさせる。例えば、ボックスの前から少しでもラインを上げるようなボールの運び方をしていくと、ディフェンスラインにややギャップが出来たり、狙えるところも出てくる。まぁチームによって感じる部分も違ってきますが、最終的には崩せなかったので何とも言いようがありませんが、これから練習する中でもっと良くなると思います。ただ基本的に今日のゲームではブロックを崩して点を取ろうと考えていませんでした。それよりもブロックを破ろうとした時のセカンドボールや、ルーズボールへの反応を早くして点を取るというのが狙いでした」
Q:得点を決めた深井正樹選手の活躍について。
「点を取ってくれたので非常に良かったと思います。今まで途中から出てチャンスもあったのですが、なかなか決められなかったということで、このゴールで彼自身のパフォーマンスも確実に良くなると思うし、ああいう時間帯で点を取ってくれた。その後の讃岐の攻撃に対しても声をかけて、全体的にまとめてくれたと思います」
以上