●長谷川健太監督(G大阪):
「大阪ダービー。ホームで勝つことができたのは本当に選手が90分間戦ってくれたからです。サポーターの後押しも、クラブの後押しもあって、今日、メンバーに入れない選手も全員で戦った結果だと思います。立ち上がりはそんなによくもなかった。緊張感があったのかな、と。大阪ダービーで気持ちも入っていたし、ここ2試合セレッソも素晴らしい試合をしていたので、そういうイメージを持ち過ぎて入った部分もあったのかもしれない。そのなかで徐々に落ち着いて先制点をとれた。後半、イニシアチブをとらせてもらえない展開の中で交代選手をいれながらチャンスを作れるようになってきて、佐藤が2点目をきめてくれたのは大きい。フタにしてもリンスにしても途中から出た選手が活躍している。それが好調の要因だと思う。3連戦のあたまをとれたのは大きい。また中2日で清水戦がある。しっかり準備したい。今日は本当に選手に感謝したいし、おめでとうという言葉をかけてあげたいと思っています」
Q:試合前に100勝のセレモニーもありましたが。
「恥ずかしいです。(奥さんから花束を受け取りましたが)くるの?!って電話して、きいちゃいましたが…。本当はガンバボーイからもらおうと思っていたのですが…。何十年ぶりかで2ショットで写真をとりましたね(笑)」
Q:控えの選手も含めて、チーム全体、個々がいい働きをしているように思いますが。
「中2日の清水戦が待ち受けていますが、10月に入って7連戦という日程で、当然、11人だけでは戦えないわけですから。9月の5連戦をみんなで戦った自信がここにきてでてきたのかな、と。控えであっても、自分が控えという思いで準備していないというか。自分が出たらこういうプレーをするんだとか、ガンバのために全員が準備できていると思っています。今日の試合でもだいぶまた疲労というか、次どうなるか分からない中で、次もフレッシュでやれる、きちっと戦える選手を11人選びたい」
Q:阿部選手含めて2列目の存在がきいている。攻撃の手応えは?
「正直、ここ2試合、セレッソは穴らしい穴がないという分析をしていたので、いつも自分たちのやっているサッカーを…当然セレッソも大熊監督にかわって、アカデミー時代からの慣れ親しんだサッカーに戻り、頭で考えずに身体が反応するようになっているので、相手がどうこうより、いま自分たちがやれている、やろうとしているサッカーをどこまで拘ってやるかということを選手に話して試合にはいった。そのためには当然2列目の動き出しがなければ得点にはならない。それはどの相手に対しても、ボールが出て来なくてもそういう動きがなければ相手の強固なDFラインは崩せないと思いますので。そういうチームのために献身的に選手も攻守にプレーしてくれていると思います。ですから、セレッソだからということで準備していた訳ではないです」
Q:代表監督もきている前で、阿部選手がまたダービーでとりました。評価を。
「素晴らしかったですね。得点の動き出しの部分も、オフの動き出しもそうですが、切り替えだったり、今日はすごかったです。今日も、ですかね。最近、非常にいいパフォーマンスを続けてくれているので、これからこういうプレーを続けていれば…十分、可能性があるんじゃないかと期待しています」
以上