●北川浩史 横浜FC代表取締役社長 あいさつ
「みなさん、あけましておめでとうございます。本日はお寒い中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。報道関係の皆様には、いつも横浜FCを取り上げてくださいましてありがとうございます。また、クラブメンバーの皆様には、常日頃よりご支援を賜りまして、ありがとうございます。クラブはおかげさまで15周年になりました。その間、クラブメンバーの皆様を始め、パートナー企業各社様、関係各所の様々な方に支えられご支援をいただきながら、なんとかできていると思っています。改めまして全ての方にお礼を申し上げます。
クラブは、4年前にこの西谷にクラブハウスを移転しまして、自前でのクラブハウスとグラウンドを持てるようになりました。毎年お話しをさせていただいておりますが、そういった中で少しずつですがクラブの理念に沿った形でクラブを維持・発展してこれていると思っています。その中で昨年は一般社団法人のスポーツクラブとして、地域に根ざした形での活動をスタートすることができまして、シーガルズという新たな仲間が加わってこれまで続けてきております、アカデミー、ユース、ジュニアユース、スクール等今後に繋がっていく活動も徐々に充実し、それぞれスタッフは横浜FC出身者がおりますが、皆これまでの歴史に感謝をしながらやらせていただいています。そういった中で、引き続き今年も皆様のご支援を賜りながら、これまでの歴史を大切にし、変えるべき所は変え、新しいことにチャレンジし、クラブが持続的に発展するように取り組んでい期待と思っています。その中で、経営基盤の安定化を図りながらしっかりやっていきたいと思っています。
やはり今年はJ1に昇格する、そういう年と強く決意して、選手、スタッフ、それぞれが最大限の力を発揮しながら、山口監督のもと着実に実現に向かって取り組んでいく、そういう年にしたいと強く決意しています。引き続き、ご支援、ご声援のほどなにとぞよろしくお願いいたします」
〜チーム方針についての説明〜
●北川浩史 横浜FC代表取締役社長:
「2014シーズンの編成につきましては、今シーズンは山口体制3年目、J1昇格への再チャレンジの年ということで、そこをコンセプトにしてやりました。すでに発表にありましたとおり、チームの主軸クラスが新天地を求めて移籍する中で2名のユース昇格者を除きまして、全員が開幕から即戦力としてJ1昇格を狙える安定した力を出せる、特長を出せる新たなメンバーに集まってもらいました。もちろんユース昇格の2名にも充分チャンスがあるかと思います。編成にあたりましては、山口監督の指揮の下に限られた予算ではありますがそれぞれのストロングな特長を出して、活かし合い、チーム力を発揮できるようなそんなチーム作り、選手間のバランスを重視して編成しています。昨年の課題でありました得点力の大幅なアップと守備組織の安定強化を目的としまして、(今後)フォワード2名とセンターバック2名の外国人選手を補強していきます。1名はC契約の選手になります。現在、契約について調整中なので、今日は残念ですが発表できません。明日以降に順次報告してまいりますので、ご期待いただければと思います。
また、所属選手でまだご報告ができていない選手、大久保選手、森本選手、井手口選手、ペ・スンジン選手がおりますが、現在移籍先を模索、調整中でございます。これは本人の意向を確認する中で、試合出場機会を優先し、移籍先クラブを交渉中につき決まり次第報告させていただきます。なお、ペ・スンジン選手につきましては、兵役で2014年は韓国のリーグに戻らなければいけないという前提で昨年契約しておりました。しかし、昨年の11月に本人からの申し出で、2014年も横浜FCでやれるようになったと嬉しい報告がありまして、その時は2014シーズンも横浜FCでプレーすることで合意していました。しかしながら、昨年末にペ・スンジン選手が本国に帰国して改めて確認したところ、韓国に戻らなければいけないという報告がありました。この問題としてはクラブとして解決できないものですから、Kリーグに移籍することになりました。現在、移籍先を調整中でございます。また、ペ・フミン選手はブラジルのサンパウロ州1部に所属していますリネンセで練習参加していますが、このクラブに期限付き移籍をする方向で調整をしています。決まり次第報告をします。また、横浜FC香港に期限付き移籍中の村井選手、テホン選手については、引き続きレンタル期間の延長の方向で調整しています。こちらも決まり次第報告します」
●山口素弘監督挨拶
「こんにちは。2014年シーズンがこれから始まるというところで、今日は新体制記者会見ですが、15日から選手が集まって練習します。今発表された新加入選手、もしくは既存の選手、またまだ契約が決まっていない選手も含めて、チーム一体となってシーズンを戦っていきたいと思っています。
今年は、去年と違って天気がよく良いスタートかなと思いますし、今日のように晴れ晴れしい日が1年間続けば良いと思いますが、そううまくはいかないと思いますが、そういう時こそクラブメンバーの皆様の力が必要になるところもありますので、是非とも力を貸していただけるとありがたいなと思います」
〜選手の自己紹介〜
●松下年宏選手:
「おはようございます。今年より横浜FCに加入することになりました松下年宏です。ポジションはMFなので、ゲームをつくることはもちろんなんですけど、ゴールとアシストにもこだわって今年やっていきたいと思います。J1昇格を目指して、一緒に戦っていきましょう。よろしくお願いいたします」
●石井圭太選手:
「今シーズン、ユースから昇格する石井圭太です。みんなに『ゴルゴ』って呼ばれているので、『ゴルゴ』って呼んでください。これから(ポジション)争いに勝って、1日でも早く試合に出られるように頑張りますので、応援よろしくお願いいたします」
●永田拓也選手:
「はじめまして。永田拓也です。このたび浦和レッズから加入することになりました。僕の主戦場である左サイドを、横浜FCのために全力で駆け抜けたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」
●高丘陽平選手:
「こんにちは。横浜FCユースから昇格しました高岡陽平です。チームの目標を達成していく中で、自分自身もしっかり成長して、一日も早く三ツ沢のピッチで試合に出られるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします」
●野村直輝選手:
「おはようございます。日本経済大から加入することになりました野村直輝です。常にひたむきに今までやってきて、この舞台に入ることができたので、これからもそれを継続して、横浜FCの力になれるように頑張ります。よろしくお願いいたします」
●小池純輝選手:
「こんにちは。東京Vより加入することになりました小池純輝です。みなさんに『エーコ』と呼ばれたらいいなと思っているので、声を掛けてください。チームのために、たくさん走って、勝利に貢献できるように頑張るので、応援よろしくお願いいたします」
●飯尾一慶選手:
「東京ヴェルディから加入しました飯尾一慶です。選手、サポーター、スタッフ、それぞれがみんなで一体となって、目標であるJ1昇格ということに力を合わせて精一杯やっていく中で、自分もその手助けができたらいいなと思っていますので、応援よろしくお願いいたします」
●安英学選手:
「こんにちは。背番号17番、安英学です。今年1年間、チームの勝利のために全力を尽くしてやっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
●南雄太選手:
「はじめまして、南雄太です。J1に昇格する力を持っている横浜FCというクラブに来れて、すごく光栄に思っています。髪型も横浜仕様にバッサリ切ってきました(笑)。秋に、みなさんと一緒に笑っていられるように、一年間頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」
〜質疑応答〜
Q:全ての選手に質問です。サポーターに見て欲しい、アピールしたいプレーは何ですか?
松下年宏選手:
「キックが一番の武器です。セットプレーもそうですが、そういう部分を見てもらいたいと思います。あとは運動量。サボらないところを大事にやっていきたいなと思っています」
石井圭太選手:
「僕はボランチなので、攻守において安定感のある、気の利いたプレーができるところが特長です」
永田拓也選手:
「攻守におけるアップダウン。プラス左足でのアシストを見せられたらいいなと思っています」
高丘陽平選手:
「僕の特徴はキックで、攻撃に繋がるプレーと1対1の対応です」
野村直輝選手:
「僕の特長は、左右両足を使ったキック、ドリブル、あと運動量を売りにやっています」
小池純輝選手:
「僕の特長はスピードだと思うので、頑張って走りたいと思います」
飯尾一慶選手:
「特長かどうかわからないのですが、みんなで連係して崩していく中の一人になれればいいかなと思います」
安英学選手:
「諦めない気持ちとか、戦う気持ちは誰にも負けないようにしていきたいので。そういうところを見ていただければと思います」
南雄太選手:
「決して身体能力が高いわけではないので、ポジショニングとか、そういう部分で今までカバーしてやってきました。そのあたりとハイボールの強さは見せていきたいなと思います」
Q:昨シーズン横浜FCと対戦した、小池選手、飯尾選手、南選手に質問です。昨年横浜FCと対戦した時の印象と、自分でプラスしたい点を教えてください。
小池純輝選手:
「昨シーズンは三ツ沢で、ヘディングでゴールを決めさせてもらったので。今度はそれを横浜FCで出したいなと思います」
飯尾一慶選手:
「ポゼッションをしながら相手をパスで崩していく部分は、昨年2回対戦して感じた部分です。そういう中で自分もやりたいなと思いました」
南雄太選手:
「しっかり後ろからGKも使ってビルドアップして、ポゼッションをしていく非常に良いサッカーをしているチームという印象です。自分もそこに一つのパーツとして加われるようにやっていきたいと思います」
Q:山口監督に質問です。昨年チャンピオンチームを狙うという目標でチャンピオンになれなかった理由と、今シーズンどのようにしていきますでしょうか。
「昨シーズン、チャンピオンになると言ってなれなかったのは、単に弱かったからです。弱かったからチャンピオンになれなかったと。ですから、今年は単純に強くなるというところで、それを踏まえて攻守にハードワークできる選手を取りましたし、ハードワークできる選手を残しました。また、個人だけでなくチームとして戦える選手、その当たりで今シーズン戦っていければと。目指すところは(昨年と)あまり変わらないと思います」
Q:南選手と飯尾選手に質問です。南選手はフルタイムで出られていました。また、飯尾選手はヴェルディで長い間プレーされていましたが、それぞれ移籍を決意した理由は?
南雄太選手:
「移籍を決めた理由は、一つには、よりレベルの高いところでやりたかったということです。横浜さんから話をいただけたときに、間違いなくJ1を狙えるチームだと思いましたし、素さん(山口素弘監督)と話をさせてもらって、すごく熱意を感じましたし、ぜひ、ここでやってみたいという気持ちが沸いたので。それが一番大きな理由です」
飯尾一慶選手:
「一つではありませんが、一番大きいのは、『J1昇格』という目標に全力を注いでいるチームだと思うので。そこは、すごい強く思ったところです」
Q:安選手に質問です。昨年1年プレーされていませんでしたがどのように過ごしていたのでしょうか。また、Jリーグに復帰されての抱負は?
「昨年1年間は、僕の中で『ヨーロッパでプレーしたい』という夢がずっとあったので。それに向けてチャレンジして、ドイツ、スペインに行き、練習参加やテストも受けました。1年間、悔いのないチャレンジをしました。結果的には(欧州のクラブと)契約ができずに、日本に帰ってきましたが『やっぱりサッカーがしたい』という気持ちは消えませんでしたし、より『サッカーがしたいな』という気持ちが強くなっていました。その中で山口監督にお話しをもらって嬉しかったですし、また必要とされる喜びを感じて、またプロのサッカー選手としてみんなで目標でがんばることをしたかった。だから、横浜FCでJ1昇格という目標に向かってやっていきたいという気持ちを持ちました」
Q:小池選手、南選手、飯尾選手以外の選手に質問です。横浜FCに来るにあたって、チームの魅力をどこに感じていますでしょうか?
松下年宏選手:
「山口監督と話をさせていただいて、J1に上がるための強い思いっていうのを感じ取りました。今いる選手も、ポテンシャルの高い選手が多いので、そういう選手たちと一緒に戦って、また自分も成長できたらなと思ったので決意しました」
石井圭太選手:
「僕はジュニアユースから6年間いるのですが、その6年間でまだJ1を戦っていないので、J1に昇格したいという気持ちが強いです」
永田拓也選手:
「もう一度J1の舞台に立ちたいという気持ちが強いですし、それを実現できるチームだと思っているので、横浜FCに決めさせていただきました」
高丘陽平選手:
「僕がジュニアユースに入る前に、横浜FCはJ1に上がっていて、『いつか自分もこの舞台でやりたい』と思って、このクラブに入っていたので、そのクラブでトップチームに昇格でき、目標に向かってやっていけるのは非常にうれしく思っていますし、これからも頑張っていきたいです」
野村直輝選手:
「夏に練習参加させてもらったときに、山口監督とお話をさせていただいて、僕が理想としている、つないだりポゼッションを多くして攻撃をするっていうサッカーが僕は好きで、山口監督もそういうサッカーをやっていて、すごい感覚が似ていると思って。そして、話をしたときに熱い思いを話していただいて、横浜FCで頑張りたいと思って、決めさせていただきました」
Q:先ほど、石井選手は「ゴルゴ」、小池選手は「エーコ」と呼んで欲しいということでしたが、他の選手はサポーターからどう呼んでほしいでしょうか。
松下年宏選手:
「僕は顔が王貞治さんに似ていると言われているので、『ワンちゃん』と呼ばれていました。なので、ワンちゃんと呼んでください」
永田拓也選手:
「下の名前が拓也なので、『タク』だったり、『タクヤ』だったり、自由に呼んでください」
高丘陽平選手:
「名前が陽平なので、『ヨウヘイ』でお願いします」
野村直輝選手:
「僕は苗字が野村なので、『ノム』って呼ばれると嬉しいです。あと、下の名前で呼ばれても嬉しいのです」
飯尾一慶選手:
「みんなには『チビ』って言われているので。別に背が小さいから『チビ』って言われているわけではないので、『チビ』で、よろしくお願いいたします」
安英学選手:
「僕はアン・ヨンハなので、『ヨン様』で(笑)。冗談です。 『ヨンハ』と呼んでいただけたらと思います。『ヨン様』とは呼ばないでください(笑)」
南雄太選手:
「プロに入ってから下の名前で呼んでもらっているので、『ユウタ』と呼んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします」
以上