●風間八宏監督（川崎Ｆ）：

「攻撃的な思考で90分通そうと選手に伝えました。選手もそれなりに自分たちがボールを持って突破することを試みてくれました。ただし、後ろから、十分なスペースや時間もあったのに、そこで引っかかって立ち上がりでピンチを招いてしまいましたので、そういうところを徐々に改善していきたいと思います。ただ、カウンターをつないでいくことや、選手たちが最後まできっちりとやるべきことを、自分たちの判断でやった結果、3−1になった。選手たちは最後までよく戦ってくれたと思います」

Q:山本選手のポジションを後半に変えたように見えたが？
「変えました。前半は、前からいけるように（中村）憲剛と（山本）真希を並べましたが、イナ（稲本）を含めて3人でうまく自分たちの関係を作っていくと言っていたので、前半はうまくいかずに真希が下がった方がうまくいくことを自分たちで判断してましたので、後半頭からポジションを修正してはっきりさせました。取ったボールがなかなかつなげなかったので、（後ろに）人数を増やすことで起点が増えたと思います。真希を稲本と並べる形にしました」

Q:大久保選手が25点目を決めたが、得点王を取ることに関する期待は？
「もちろん期待してますが、今日も苦労していたと思います（笑）。チームも嘉人に入れてほしいという気持ちがあると思いますし、嘉人自身も打ちたいというところで少し迷いがあってカウンターが決まらないところがあった。彼は精神的にも素晴らしい強さがありますし、いろいろな技術もあるし、コンディションも自分でうまくやっていると思います。彼が決めることでチームも前に進めると思います。そこは頑張ってやってもらいたいと思います」

Q:残り2試合、ＡＣＬ圏内を含めて目標を高い位置まで持っていくことに関しては？
「攻撃的な思考ですね。全てを後ろから攻撃的にするということではなくて、いつでも自分たちが先に仕掛けていく姿勢を取りたいです。負けた試合でもどちらかというと、そのへんの考えてズレたり、後ろに引いてやられてしまったことが多かったので、残り2試合はきっちり自分たちがサッカーをするという意識を強く出してやっていきたいです」

以上