●奥野僚右監督(山形):
「前半の立ち上がり6分に相手の選手の退場により、イレギュラーな試合になりました。その中でトレーニングでも相手が少ない場合、自分たちが少ない場合をしてきたのですが、90分の中でゲームプランとして勝ち星につなげていくか。そういうところを取り組まないといけなかった。先に失点してしまった。しかしながら、前半のうちに1点を追いつこうという選手たちの努力が前半のうちに同点に追いつけた要因だと思います。非常にうまく少しずつではありますが、相手が少ない人数での戦い方ができてきたんじゃないかなと思います。後半に入ってセンターバックの交代がありましたが、後半立ち上がりにもう1人相手の選手が退場した。重ねてイレギュラーな形になった。非常にゲームは難しくなったと思っています。しかしながら、ここ数試合、選手たちにいえることはどんな状態になっても最善を尽くそうというところで、非常に頭を冷静にできていることが見られた。そういった面で安心して見られました。90分終わったところで勝ちきっていようという話をしました。しっかりとそういうところを締めくくってくれたと思います。1つずつの経験を積み重ねて、着実に自分たちが成長していると実感できたゲームでした」
Q:ゴールへのアイデアが乏しかったですが。
「そうですね。立ち上がりの段階で相手が1人減った。劣勢になった時に水戸のサポーターをはじめ、選手たちの闘志が非常に伝わってきました。逆に厳しい状況に追い込まれてしまったイメージを持っていました。ゲームが落ち着いて自分たちの流れに持ってくるまで時間がかかってしまった。その間に失点も経験しました。難しい状況をしっかりと積み重ねてコツコツやっていくことが90分での勝利につながったと思います。人数に関係なく、人数が少ないほうが闘志がみなぎって相手の動きを凌駕することが多々あります。人数が減ったからといって、楽な試合になるということはないですね。そういう試合ができるのは理想ですが、試合はわからない。そういうところをコツコツつみかさねたゆえの結果だと思います。アイデア云々の問題もありますが、外からの崩しを徹底したり、もう一工夫できたかもしれませんが、それも今後につなげたいと思います」
以上