左腓骨骨折・三角靭帯断裂のケガを負い、日本の病院で手術を行ったパウリーニョが６月13日に無事に退院した。

闘将が入院している間、チームメイトは代わる代わるお見舞いに行ったそうだ。鈴木智幸もその一人。「本も読めないし、何を持って行ったらいいかわからないじゃないですか」と言う鈴木は悩んだ末に、定番である甘い物を持って行ったそうだ。しかし考えることは誰しも同じようで、病室はケーキであふれかえっていたという。暇を持て余すあまり誘惑に負けてケーキを食べ過ぎ、リハビリに支障が出なければいいのだが…。肥えたパウリーニョなんて想像したくない！

鈴木とは異なり、一風変わったお見舞いを持って行ったのは、大和田真史、本橋卓巳、小野寺達也、菅和範、中野洋司。プレゼントしたのは、胸に「Ｉ♡栃木」とプリントされたＴシャツ。クラブへの忠誠心が強いパウリーニョにはベストチョイスの一品だろう。あの愛くるしい笑顔で満足げに喜んでいる姿が目に浮かぶ。

現在、自宅療養中のパウリーニョ。近所に住んでいるクリスティアーノの話によれば、精神的にもかなり回復してきているという。チームメイトの思いと愛が込められたＴシャツが、ケガの回復促進剤となることを切に願う。

以上

2013.06.20 Reported by 大塚秀毅