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【FUJI XEROX SUPER CUP 広島 vs 柏】試合終了後の広島の選手コメント(13.02.23)

●佐藤寿人選手(広島):
「キャンプでいい準備をしてきて、最初の公式戦で結果を出せてよかったです。やりたくてもやれないクラブがある注目の試合で、選ばれた2クラブで気持ちの入った試合ができたと思います」

Q:ゴールについて。
「クロスが入ってきたときに水本選手が頭で後ろに流してくれればと思ったら、その通りにそらしてくれました。日々の練習でコンビネーションを磨いてきた結果だと思います。シュートについては、自分でも素晴らしいと思います。あんなにきれいなゴールは、普段あまりないので、自分にとっても手応えのあるゴールでした。でも、もっと精度を上げなくてはいけないので、もっと練習していきたいです」

Q:後半は押し込まれたシーンも多かったですね。
「90分の試合のなかで、我慢が必要な時間帯はあるものです。耐えるときと、前に出るときとを判断して、うまくゲームコントロールができたと思います。誰が出場してもチームとして高いレベルでプレーできたと思います」

Q:ゲームコントロールができた要因には優勝の自信もあるのでしょうか?
「確かに自信を得たことは大きいです。ただ、もちろん改善が必要な点もあるし、今日から切り替えてACLに臨みたいです」

Q:パフォーマンスについて
「この大会を長年スポンサードしてくれている富士ゼロックスに何か恩返しができればと思いました。そこで練習の際に看板を見つけたので、その前でパフォーマンスをしました。僕たちのパフォーマンスをメディアが取り上げてくれれば、そこにスポンサー名も露出してプラスになると思いました。(LED看板で)切り替わる看板だったので、うまいタイミングだったかはこの後に確認します」

Q:個人の目標について
「コンディションはいいので、昨シーズン以上のゴールを決められるように、チームメイトと一緒に取り組んでいきたいです」

Q:今後に向けて
「いいスタートを切ることができたので、これからも自分たちらしい内容で、しっかりと結果を出していきたいです」

●高萩洋次郎選手(広島):
「今シーズン最初の公式戦なので絶対に勝つという気持ちで臨んで、勝利につながってよかったです」

Q:後半は押し込まれるシーンも多かったですね。
「しっかりと我慢してカウンターにつなげたいと思ったけれど、相手に押しこまれてキープができませんでした。でも、守備は崩れずにしっかりと守れたのはよかったです」

Q:佐藤選手の交代以降、より厳しい展開になったと思いますが?
「交代で出場した石原選手の特徴に合わせて、僕たちがサポートできなかったことが原因だと思います。もっとうまく活かして追加点を取りたかったです」

Q:10番を背負っての初めての試合でした。
「背番号が変わったからといって、僕にできることは変わらないので、自分にできるプレーをしました。相手のマークは厳しくなると思うけれど、そのなかでも自分らしくプレーしたいです」

Q:今後に向けて。
「初戦は難しいものだけど、勝ててよかったです。ハードな試合が続くけれど、しっかりと切り替えて、ACL、リーグ戦に臨みたいです」

●水本裕貴選手(広島):
Q:攻撃的な水本裕貴を見ました。
「柏が3バックで両サイドもあいてくると思っていたので、積極的に行こうとは考えていました」

Q:得点シーン、見事なフリックでした。
「絶対に(佐藤)寿人さんはプル・アウェイしていると思ったし、(青山)トシからのボールが来れば……、と思っていた。ちゃんとは(寿人さんの位置は)見えなかったけれど、いつも寿人さんの動く位置を意識してボールを流し込みました。とにかく、凄いシュートでしたね。入ってよかった」

Q:狙い通りの場所に落とせたんですよね。
「そうですね。あそこは狙いどおり。寿人さんは動きが巧いし、日頃からその動きを見ているので、そこに落とせば……と思っていました」

Q:移籍後、初アシスト?
「ちょっと遅いですよね(笑)。ただ、自分で得点をとるチャンスもあったので、そこは残念。ただ、チームが勝ったし、そこは次への課題」

Q:クレオに対しては?
「高さがあるとは思っていたし、両サイドの選手たちがいいクロスをあげさせなかったので(笑)。彼ら若い二人が頑張ってくれたと思います」

Q:柏の印象は?
「レアンドロ ドミンゲスのところは強烈だったし、何度もピンチはあった。でもみんなで身体を張って守れたし、リーグに入るともっと強烈になると思うけれど、高いレベルでやれるように練習していきたいですね」

Q:ああいう高さのある相手とできたのは、ACLに向けても財産になったと思います。
「そうですね。どうしても体格で劣るところもあるんですが、そういう中でもしっかりとやらないと。次はACLもあるし、ホームなんで、とにかくしっかりと戦って勝ちたいと思います」

Q:後ろからのポゼッションもよく出来ていたと思いますが、次への課題は?
「もっとクサビのパスを入れられればよかったと思うんです。それができれば、相手はどんどん下がるか、中途半端な位置になると思うんで。自分では、もっと縦パスを入れていきたいですね。(清水)航平もよく裏を狙っていたし、ああいうことを繰り返せば、相手も嫌がると思います」

Q:らしさ、が出た試合でした。
「今日は勝つこと、失点ゼロに抑えることしか考えていなかった。アシストはおまけですね」

●西川周作選手(広島):
Q:復帰初の公式戦、見事なプレーでしたね。
「今日は前半からみんな落ち着いていたし、広島らしいサッカーができた。2013年のいいスタートが切れたと思います」

Q:それにしても、相手の前からの圧力がありながら、しっかりとパスをつなげていました。みんな、西川選手のところにボールを集めていましたね。
「ボールを下げてくれるということは、自分が信頼されているということ。その期待に応えて、落ち着いてパスをまわすことはできたと思います」

Q:誰よりも信頼されているのでは?
「嬉しいですね。今日、みんなで無失点に抑えて勝てたのは、自分たちの自信にもつながる。ただまだACLもリーグもあるので、切り替えていきたいですね」

Q:レアンドロ ドミンゲスのFKは、素晴らしいセーブでした。
「ボールを隠されていて見えなかったし、距離もなかった。何も考えられなかったし、だからこそ「無」になれました。それができたからこそ、身体を動かせたと思います。シンプルに守れました」

Q:ジョルジ ワグネルのFKも、壁にあたって逆をつかれたのに、よく反応できました。
「あれは(水本)モンちゃんが(ボールに当たった)ことで、威力を弱めてくれたと思います。モンちゃんをほめてください」

Q:今季の広島のサッカーについて。
「相手が研究してきた中で勝利できるか。そこにチャレンジしないといけない。相手からプレッシャーがかかった状態でも、パスをまわすことができれば必ずチャンスになる。我慢強く、継続してやっていきたいと思います」

Q:復帰後、初の公式戦に向けての不安は?
「まったくなかったですね。自分たちの方がいいサッカーができていると前半から思っていましたし、みんなもそう感じてくれたと思います。サポーターがたくさん入った中でサッカーができるのは楽しいし、広島らしいサッカーもできて、90分間楽しめました」

Q:水本選手のオーバーラップが目立った。
「あれは、モンちゃんの判断。去年は森脇(現浦和)が攻撃に参加する形が多かったけれど、今年はシオ(塩谷)だったり、モンちゃんも含めて上がっていければ、また良い形が作れると思います」

Q:塩谷選手も落ち着いていましたね。
「そうですね。試合前は緊張してるって言っていたけれど、試合に入れば落ち着けるヤツなので」

Q:次はACL。
「クラブワールドカップにまた出たいという気持ちも強いし、そのためにはアジアを制さないといけない。ホームだし、勝点3を必ず取りたいですね。大切な1歩が始まる感じです」

●千葉和彦選手(広島):
Q:優勝、おめでとうございます。
「ありがとうございます。優勝ということも大きいですが、シーズン最初の試合で結果を出せたことが良かったですね」

Q:後半、相手が前にかかってきた時は?
「ボールを後ろで落ち着かせたり、キープできるところはキープしたりできれば、もっと自分たちのペースでできたかなと思いますね。そこが少し心残り。修正点です。ただ、難しい試合ではあったけれど、みんな集中していたし、失点ゼロに抑えることができました」

Q:塩谷選手も落ち着いていましたね。
「1対1やカバーリングでもパーフェクトにやってくれていたし、やりやすかったですね」

Q:水本選手がよく上がっていた。
「そうですね。気合いが入っているな、と思って(笑)。いいアクセントになっていたし、1点目のフリックもよかった」

Q:柏は田中順也選手が入って、動きが出てきましたね。
「ただ、スペースも与えていなかったし、受け渡しもうまくいっていました」

Q:ACLに向けては?
「ポジティブにいけるし、自信を持ってACLに入っていけます。ホームですし、自分たちのサッカーで3ポイントをとりたいですね」

●青山敏弘選手(広島):
Q:優勝と誕生日(2月22日)、おめでとうございます。
「ありがとうございます」

Q:最初は堅さもあったように見えたけれど。
「いやぁ、どうっすかね。そういうのは、あんまり感じなかったですね。試合に慣れればいい、という想いだけです」

Q:得点シーンの狙いは?
「ミズ(水本)に当てて3人目で誰かが絡んでくれれば。それが、狙いでした」

Q:後半、相手が前から来た時、みんなで何を話しながらやっていた?
「うーん、まずは我慢ですね。自分たちのペースになるまで耐えること。無理に押し返して、自分たちの形に強引に持っていくのではなく、ね。みんなが足並みをそろえて守りきることが大切」

Q:つなぐところはつなぐ、チャンスにはリスクを負うパスも出せた。その使い分けは?
「そうですね。僕らは前半、ボールを持てた。ウチのペースだったし、相手は守備で後手を踏んでいたし、僕らが組み立てることができたと思います。そういういい時間帯に点がとれたのが、良かったこと。苦しい時間帯でも守りきることはできたし、みんなで共通意識を持ってやれたのが勝因。前半はいいテンポが出ていたし、そこで点がもし取れなかったら、後半は苦しくなったかも」

Q:キャンプからやってきた「個々の成長」の部分については?
「今日は、去年の主力組でのプレーだったし、新しい力が出てくるのはこれから。ただ、自分たちの方向性は示せたし、勝利につなげられたことは良かった。成長の証だと思いますし、他の選手たちも奮起して、いい競争意識を持ってやれれば。彼らがACLやリーグに絡んでくれれば、またチームとしても成長できる。まずは僕らが結果を示さないといけない。そういう意味もある試合だったので、タイトルがとれて良かったです」

Q:これから後に向けては?
「今日の試合で今年の成功が約束されたわけでもないから。ACLやリーグは別物。ただ、去年から(広島は)盛り上がっているし、その灯火を絶やさないようにしないと。そのためには、勝ち続けるしかないし、自分たちが望んだ舞台で楽しんで結果を出して、成長したいと思います」

●森崎和幸選手(広島):
「前半はリズムをつかめずにいましたが、徐々にリズムがでてきてパスを回していくことができました。今日の試合のペースはうちのペースだったと思います。まだ初戦なので、最初に飛ばし過ぎて、後でばててしまいました。まだコンディションが万全ではないので、仕方ないかと思っています。最初から90分出来るとは思っていなかったので、今後更にコンディションを上げていきたいです。自分自身はまだ6〜7割のコンディションです。柏は能力の高い選手が多いので、相手の仕事をさせないようにしました。後半、相手のキープレーヤーをフリーにしてしまう場面がありましたが、粘り強く守れたのは昨シーズン結果を出した事が自信になっているからだと思います。キャンプでは、前からディフェンスに行く回数を増やすことを話していて、今日少し出来ましたが今後より多くしていきたいです」

●塩谷司選手(広島):
「前半ミスはありましたが、後半から落ち着いてプレーすることが出来ました。初めて国立でプレーしましたし、途中から試合を楽しむことができました。勝ったことでACLに弾みがつきました。キャンプではケガをしない身体をつくることを意識しました。90分戦える身体になったと思います。今まで自分で身体のケアをすることは無かったですが最近はするようになりました。今日は相手FWの受け渡しなど声を掛け合いながらできたと思います。(森脇良太選手と比べられることは)森脇くんは森脇くん。僕は僕ですから全く気にしていないです。彼は良い選手ですが、自分は自分のプレーをしたいですし、体の強さなどは負けません」

●清水航平選手(広島):
「今日の試合の感想としては、内容はまだまだよくなるところはあると思います。何より勝てたことが…勝ち癖をつけていけることが1番かなと思います。(今シーズンの目標は?)今までレギュラー争いに食い込むことはなかったが、ようやく戦えるところまで来たかなと思っています。その中でライバルもたくさんいますけど、いいプレーをして信頼されていければいいと思います。来週から始まるACLも始まりますが、キャンプで韓国のチームと対戦してみて、相手が大柄な選手(が多いクラブとの対戦)だからといって、何かを変えるわけではないですし、自分たちのサッカーをやり続けることを意識していい結果が出るとは思います」

●森崎浩司選手(広島):
「内容は、もっともっと高めていかないと行けないけど、結果が出たのは良かったと思います」
Q:難しい時間帯も有りましたが、そんなにバタバタしていませんでしたが?
「それが、昨年からのチームの成長かなと思います。相手の時間になった部分も後半ありましたけど、その部分を皆でしっかり我慢して、捉えて、抑えられたのは、良かったと思います」

Q:相手の3バックは、気になりましたか?
「ギャップも出来ていましたし、もうちょっと攻撃の精度を上げて行ければ、2点目3点目の、駄目押しのゴールも決めれたと思うので、その部分は課題として捉えたいです。後ろがしっかり抑えてくれたので、追加点が取れれば良かったと思います」

Q:ご自分のプレーに関しては、どうでしたか?
「まだコンディションが、100パーセントじゃ無いので、そういう中で、これからドンドン試合を重ねて行けば、コンディションは上がると思っていますし、もっと自分の良さを出せると思っていますんで、結果が出た事でチームとしての自信も付いて行くと思いますんで、個人的にも、ACL、Jリーグの開幕戦に向けて、やって行けるんじゃないかと思います」

Q:監督が「みんなが、やるべき事をしっかりやれている」と、話してたんですが?
「共通意識がレイソルよりも、僕達の方があったと思いますし、何よりも試合を通じて楽しんでいました。相手は、ちょっとイライラしてたみたいでした。僕達は、楽しんでプレー出来たと思うので、勝負の別れ目になったんじゃないかなと思います」
Q:これから連戦が続いて行きますが、こういう戦いを続けて行きたいですか?
「連戦ですけど、楽しんでやれれば乗り越えられると思うので、誰が出ても質が落ちないチーム作りを、キャンプを通じてやってますので、コンディションが良い選手が、試合に出て、チームの役割をしっかりやれれば、結果も付いて来ると思います」
Q:佐藤寿人選手のシュート、凄かったです
「どれだけマークに付かれても、一発で結果を出してくれるんで、後は僕ら2列目の選手が点を取れる様に、やって行ければ良いなと思います」

Q:ACLの組み合わせに関しては、どう思われていますか?
「特別には。初戦の相手の情報も、まだ見ていないので。どこが相手だろうと、自分達のサッカーをやり抜こうと思っています」
Q:ACLへ挑戦に関しては、個人的にはどう思われていますか?
「一度経験している分、その結果を生かしていきたいです。ホームでしっかり勝点3を取れる様に、そういう戦いをしっかりやりたいと思います」

Q:前回のACLで、戦う難しさは何か感じましたか?
「アウェイの戦いで、勝点3を取りに行って0で終わった試合があったので。勝点1で割り切っても良い試合があったので、相手に勝点3を与えない戦い方っていうのも、やらなきゃいけないと思います。試合の中で、みんなの中で共通意識を持って戦えれば、良いかなと思います」

Q:連戦が続き、大変なシーズンになると思いますが?
「逆に忙しい方が、僕にとっては良いと思います。チームが成長して行ける幅がハードスケジュールの中で、大きく出来ると思う。色んな選手が出るチャンスが増えると思うし、そういう中でチーム力をもっともっと高めて行けるんじゃないかと思うので、プラスに捉えています。スケジュールは気になりません」

以上
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