※Jリーグキックオフカンファレンス第1部でのACL出場クラブの監督コメント(インタビュアーは松木安太郎さん):
Q:ネルシーニョ監督へ。天皇杯で優勝して2年連続ACLにチャレンジするわけですが?
●ネルシーニョ監督(柏):
「去年の経験が今年は生きると確信しています」
Q:昨年の経験から、もう少しこの辺を改善したい点は。アウェイでの戦いで日程を含めて苦労されましたが?
「今のレイソルは間違いなく参加するだけでなくタイトルを狙う準備をしていますので、タイトルを目指していきたいと思います」
●手倉森誠監督(仙台):
Q;初挑戦です。いかがですか?
「初挑戦なので、昨年は被災地のチームとして希望の光になりたいと。今年はアジアに出て、日本で被災地のチームとしてこれくらいの実力を持っているというのを、アジアで示したいなと思います」
Q:過去いろいろなチームが、いろいろな戦い(アウェイの洗礼を含めて)をしていますが?
「いろいろ過酷な情報は聞いていますが、いろいろな情報を入れて参考にしながら戦っていきたいと思います」
Q:クラブとしても監督としても過去にACLへ出場出場していますが、今回にかける思いは?
●ペトロヴィッチ監督:
「ACLというのは、アジアで最もレベルの高い大会です。その大会に参加できる我々はベストを尽くさなければいけないと思います」
●森保一監督(広島)
Q:昨年はJリーグで初優勝。今年のJリーグでは追っかけられる立場となるが?
「昨年J1で優勝することができて大きな自信になりましたが、我々は横綱相撲で優勝できたわけではありません。今年は去年の自信とチャレンジ精神を持ってやっていきたいと思います」
Q:チームとしては2010年以来のACLとなりますが?
「2010年はミシャさん(現浦和のペトロヴィッチ監督)でしたが、その時プレーした選手も沢山いますし、(ACLの)経験値はあるので、そういう経験をいかしてACLに立ち向かっていきたいと思います」
〜〜〜※Jリーグキックオフカンファレンス2部での選手コメント〜〜〜
●佐藤寿人選手(広島):
「今年(の公式戦)明日のFUJI XEROX SUPER CUPをはじめ、序盤から沢山の試合をこなすということで、今年のキャンプは例年よりも実践の機会少なかったのですが、ACLへ向けてチームとしていい準備ができたと思います。前回達成できなかったグループリーグ突破を目指して、しっかり入っていきたいと思います」
●赤嶺真吾選手(仙台):
「(現在の心境について)チームとしても個人としても初めてのACLなので、どういった心境になるのかわかりませんが、楽しみながらやっていけたらと思います」
●阿部勇樹選手(浦和):
Q:2007年のACL制覇から5年ぶりのACLを出場となります。国際経験豊かな阿部選手から見て、こういった舞台で戦う上で重要なことは?
「よく2007年に優勝したことを言っていただきますが、それは終わった話なので、新たな浦和レッズとしてやっていきたいなと思います。
Jリーグもありますし過密日程となりますが、大切なのはチームが団結することだと思っていますので、それを実践していきたいと思います」
●大谷秀和選手(柏):
「2年連続で出場できますが、昨年はアウェイで結果を残せなかったので、今年は昨年の経験を生かせるような戦いにしたいですし、チームも素晴らしい選手達を補強してくれて、またACLの経験豊富な補強もしたので、そういった選手達と共にチーム一丸となってチャンピオンに立てるように頑張りたいと思います」
Q:(全選手に)ACLではJリーグでの戦いとは違いアウェイで苦労が多いと思いますが、どういったところがポイントとなると思いますか?
●大谷秀和選手(柏):
「Jリーグとは環境も違いますし、そういった中で選手達がタフさを持って移動であったり食事の面でやっていかなければいけません。そういった昨年の経験をすぐに生かせるのは大きなメリットなので、監督をはじめチームスタッフやレイソルに関わる人達が最善の努力を僕たち選手の為にしてくれています。日本の代表として素晴らしいサポートをいただいているので、結果を残さないといけないと思います」
●阿部勇樹選手(浦和):
「アウェイは行ってみないとわからないですし、ホームでやった相手がアウェイに行った時は(戦い方が)全然違うチームということが、向こうに行ってはじめてわかります。今であればスカウティングで(ある程度は)わかると思います。また、向こうでもレッズサポーターの皆さんが沢山来てくれると聞いています。僕らも自分達のサッカーをアウェイでもしっかりできるように、戦っていきたいと思います」
Q:アウェイで、いきなり数多くのサポーターのいる広州恒大との対戦となりますが?
「楽しみです。そういった中でサッカーができる幸せを感じていますし、実際に行ってみて感じてみたいと思います」
●赤嶺真吾選手(仙台):
「想像はつかないですけど、ホームとアウェイでは違うと思いますし、サポーターを含めて戦っていきたいと思います」
●佐藤寿人選手(広島):
「前回2010年に参加しましたが、3連敗の後3連勝してグループリーグを終えたので、前回の反省を生かすという意味で、いいスタートをACLの開幕戦からしていきたいと思います。当然グループリーグ6試合の中で勝点を積み重ねてグループリーグを突破して、その先にあるラウンド16にも、今年からレギュレーションが変わってホーム&アウェイになったので、戦い方もホームとアウェイで変わってきますし、変わってくれたのは日本にとっても有利な部分はあると思います。ですので、まずはしっかりと予選突破して決勝トーナメントに臨めるように戦っていきたいと思います」
Q:同じグループにはウズベキスタン(のプニョドコル)という遠い所へも行かなければいけません。
「アウェイでは何が何でも勝点3というわけではないと思うので、しっかりとACL開幕戦でプニョドコルとホームで対戦するので、しっかりと勝点3を取って、アウェイで勝点1を取りにいけるように、ホームとアウェイでリスクのかけ方をシミュレーションしながら戦っていきたいと思います」
Q:ACL優勝した後に待っているFIFAクラブワールドカップ(FCWC)について
●佐藤寿人選手(広島):
「先ほどJリーグとして(大東チェアマンから)ACLで優勝してFCWCでも優勝というお話が出ていましたが、この4クラブのうちどこかがACLを取って優勝したいと思っています。日本代表がアジアのトップレベルということは、結果を出して周りからも評価されていますが、ここ数年でのACLでの戦いや結果という意味ではJリーグは届いていません。もう1回Jリーグのプライドを持って、今年のFCWCはモロッコでの開催となりますが、もう一度この大会に出たいなという思いが、選手もファン・サポーターも強いと思うので、そのためにもしっかり一緒に戦っていきたいと思います」
●赤嶺真吾選手(仙台):
「昨年は広島が出場しているのはTVで応援していて、日本のチームが出る事によって盛り上がれると思いますし、日本の4チームの中から絶対で出なくてはいけないと思います。自信を持って、まずは第1戦に臨みたいと思います」
●阿部勇樹選手(浦和):
「昨年も見ていて、日本のチームが出ていないと見た気がしないというか、楽しみがないので、この日本の4チームが上位に行ってFCWCに参加できるようにしたいなと思います。日本のプライドを持って、日本のクラブを代表して頑張っていきたいと思います」
●大谷秀和選手(柏):
「チームもサポーターの皆さんもあの舞台に立ちたいというのはレイソルとしても強いですし、昨年はラウンド16で負けた蔚山がアジアチャンピオンになりFCWCに出場した悔しさもありますし、今年は移動も含めて出場したチームへサポートをいただけているので、本当にベスト4をこの4チームで占められるようにJリーグの代表として戦いたいと思います」
以上