●鈴木淳監督（千葉）：

「ちばぎんカップということでダービーも兼ねて良い大会で、サポーターも両チーム多く入ってくれて、非常に良いゲームができました。結果も３−０ということでまずまずの出来だったと思います。
前半につきましては守備を強調して、しっかりとブロックを作って守るというころ、それはよくできたと思います。一方、攻撃はカウンターアタックが多くなってしまって一本調子でしたけど、前半の戦いの中でももう少しポゼッションをできる時間を増やさないといけないと思いました。後半は柏の方も３バックから４バックにシステム変更をしてきたりとか、どういうふうに人当てて守るかというのをやって、４バックに対しての守り方は慣れているので問題はなかったと思います。時間帯によってはかなり押し込まれたりしましたけど、クロスを上げられてもセンターのところで跳ね返せたのでそんなに心配はしていませんでした。全体としてコンディションがいまひとつの中、選手は良く戦ってくれて良いゲームをしてくれたと思います。３月３日の開幕に向けてこれから照準を合わせていきたいと思います」

Q:今日は新戦力のキム ヒョヌン選手、ナム スンウ選手、ジャイール選手を使いましたが、それぞれの評価をお願いします。
「評価というよりも、どういうプレーをしてくれたかということですけど、まずＤＦのキムはもともとセンターバックで、公式戦は、おそらく彼のサッカー人生の中でも初めて右サイドバックをやったんじゃないかと思います。そのわりにはポジショニング、クロスが上がってきた対応、守備についてはよくやってくれたと思います。課題はサイドバックとしての攻撃力だと思います。そこはやり慣れていないのでボールの出し方、置きどころがまだまだなのかなというのと、攻め上がるタイミング、それからサイドチェンジをするときのポジショニングはこれから学んでいくところだと思いました。
中盤のナムですけど、個人的な能力は非常に良いものを持っていると思います。今日も随所に見せてくれましたし、ゴールにも絡んでくれました。ただ、成長段階にある選手ですし、日本のサッカーに慣れていかなくてはいけないので、そのへんがちょっと時間がかかるかなと思っています。その中で今日はまずまずのプレーだったと思っています。
ジャイールについては、よく献身的に守備のところも頑張ってくれて思った以上にやってくれました。攻撃のところは御覧になった通り、ドリブルから人を崩してゴールに迫る、あるいはクロスを上げるというスタイルですけど、左サイド、それからトップにポジションを変えた中でプレーさせましたが、両方ともできるかなという感触をつかむことができました」

以上