本日、前橋市内にてザスパクサツ群馬の新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
☆草津:2013年間シートは変わります!
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●植木繁晴 代表取締役ゼネラルマネージャー
「あらためまして明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。新しいシーズンを迎えてチーム名称も変わるということもあり、新たに取り組まなければいけない年になります。さらにそんな年に秋葉監督を迎えることになりました。彼に期待することは、ザスパらしいサッカーを突き詰めてチームを作ってほしいということです。チームのコンセプトは2人で話をする中で方針を出してありますので、それに沿ってチームを作って戦っていってほしいと思います。主力選手が何人か抜けていますので彼にとっては難しいシーズンになると思いますが、彼のバイタリティーでチームを良い方向へ引っ張っていってくれればと期待しています」
●秋葉忠宏監督
「明けましておめでとうございます。2013年からザスパクサツ群馬を率いることになりました、元ザスパ選手、ザスパのOBである秋葉忠宏です。どうぞよろしくお願いします。
植木代表からもお話があったように、今年からチーム名もザスパクサツ群馬として再出発する中で、僕を監督に選んでくれたことに感謝しています。それとともに誇りと責任を感じています。これまでこのクラブに関わってくれた人たちやOBたちが築き上げてきた理念やサッカー哲学を守りつつ、新生ザスパクサツとして時代に即した新しいサッカーにチャレンジしていきたい、その中でサポーターとともに新しい歴史を築いていきたいと思っています。
第一に考えているのが、群馬を盛り上げたい、スタジアムを満員にしたいということです。週末におじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで世代を超えて年齢や性別に関係なくみんながスタジアムに集まって、県民が一体となって相手チームを迎え撃ち、喜びを分かち合えるようなクラブでありたいと思います。群馬のシンボルとしてふさわしいチームになれるように努力していきたいと思います。そうすることで地域が盛り上がると思いますし、みんなに元気が届けられると思います。群馬県が発展していく中で、少しでも役立てればと思います。群馬から日本のサッカー界を盛り上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
Q:植木代表からザスパらしいサッカーというお話がありましたが、ザスパのサッカーとは何かを改めて教えてください。
●植木繁晴 代表取締役ゼネラルマネージャー
「関東リーグ時代に、大西忠生元社長とザスパらしいサッカーは何かを話し合いましたが、負けても胸を張ってスタンドを去れるチームなのではないかと思います。ザスパを通じて、スポーツする楽しさを発信して、仲間との話題にしてもらう。そういう環境を作っていければと考えていました。ただここ何年かはザスパらしさが消えてきてしまい、負けたあとも決して胸を張れる状況ではありませんでした。最後まであきらめないという気持ちも出せずにいたので、もう一度、その部分を取り戻したいと思います。これは我々のクラブの哲学でもありますので、それを軸にクラブを成長させていきたいと思っています」
●秋葉忠宏監督
「地域の皆さんに愛されるクラブを目指したいと思います。このクラブに関わってくれるサポーター、スポンサー、行政の方々などが、『このクラブをサポートして良かった』と思えるような努力をしていきたいと思います。グラウンド以外の部分でも地域と交流を持って、社会貢献活動をしながら地域に根ざしたクラブにしたいです。フットボールクラブですから、群馬のサッカーのレベルの向上、スポーツ文化の発展に貢献しながら、日本を代表する選手、指導者を輩出していきたいと思います。それがザスパの理念だと思っていますし、それを実行するためにクラブ力を上げて、皆さんに愛されるチーム、シンボルになれるチームにしていきたいと思っています。
戦術の部分に関しては、攻撃ではボールを大事にしながらアグレッシブに、なおかつゴール前ではインテリジェンスにあふれたプレーを見せたいと思います。守備では、荒々しく最後まで粘り強く体をぶつけていく。そういうサッカーを目指したいと思っていますし、それが変わることのないザスパクサツの哲学だと考えています。どんな相手でも勇敢に立ち向かって戦い抜くことを選手には求めていきたいと思います」
Q:秋葉監督のどんな部分を評価して監督として招へいしたのでしょうか?
●植木繁晴 代表取締役ゼネラルマネージャー
「彼と一緒に戦った3年間でいろんな話をしましたが、サッカー観に関しては共通する部分が多く、チームを任せられると思っていました。しかし彼は初めて監督という立場に就くので、正直、不安な部分もありました。ただ今のチームには彼の明るさ、やんちゃさが必要なのではないかと思い、彼にオファーを出すことにしました。Jリーグでも一番若い監督になると思いますが、若さを発揮して選手と一緒になって戦ってくれればと思っています」
Q:ザスパのオファーを受けた理由を教えてください。
●秋葉忠宏監督
「新生ザスパクサツ群馬として再出発することを聞いていました。水戸からもコーチ契約の話をいただいていたのですが、OBとしてやりがいのある仕事だと思いました。
昨季、ザスパを外から見ていたのですが、ザスパらしさが薄れてしまっていたような印象がありました。僕たちがプレーしたころの熱いザスパが影を潜めてしまっていたので寂しい気がしていました。スタジアムのサポーター数や戦いを見て元気がないように思いました。その中で、植木代表が僕を指名してくれたことを意気に感じました。迷った部分もありましたが、このクラブで育ててもらって愛着がありましたので、引き受けさせてもらうことにしました。このクラブへの愛着の部分が一番の理由です。また、一緒にプレーした選手が残っているというのも背中を押してくれた要因の一つです。一緒に汗を流した選手とともに、このチームを再生させていきたいと思っています」
Q:昨季の戦いをふまえて、今季どのようなサッカーを目指すのか教えてください。
●秋葉忠宏監督
「フットボールを楽しんでいないのでは、というのが昨季の第一印象でした。受身なサッカーではなく、自分たちで主導権を握るアグレッシブなサッカー、野武士のように荒々しく戦うのがザスパ本来の姿だと思います。躍動感があって、見てくれる人がわくわくして楽しんでもらうには、プレーする選手が楽しくなければいけません。どんな相手でもこちらからアクションを起こして、選手が自発的に判断できるようなチームにしたいと思います」
Q:今季の目標を教えてください。
●秋葉忠宏監督
「J2リーグで戦っていくわけですが、選手に言おうと思っているのは世界基準ですべてに取り組んでいこうということです。選手もチーム、クラブも世界基準を掲げて、世界で戦うためにはどうすればよいかと考えながら取り組んでいければと思います。
かつてJ2では香川真司、乾貴士がプレーしていましたが、常に世界を意識した戦いをしたいと思います。昨季の主力が移籍してしまい、今季はまだクラブ力が足りないと思います。多くの選手がここでプレーしたいと言ってもらえるように、世界基準という高い目標を掲げて取り組んでいきたいと僕は考えています」
Q:ザスパでプレーした3シーズンで印象に残っていることは?
●秋葉忠宏監督
「Jリーグでの最後のクラブだったので、経験したすべてのことが印象に残っています。いろいろな経緯があってザスパに拾ってもらって、植木さんといろんな話をして、良いチームにするために意見をぶつけ合いました。当時のことは、一緒にプレーした仲間全員が印象に残っています。1つをあげるのは難しいですが、2008年に初めて連勝したときの一体感は心に残っています」
Q:今季の新加入選手が15人ということで、選手の大幅な入れ替えがあります。チームを作る上で、まずはどんなことをしていきますか?
●秋葉忠宏監督
「一体感です。ファミリーにならないとよいチームは作れません。それは選手だけではなく、サポーター、フロントを含めたすべてがファミリーになる必要があります。グラウンドでは世界基準を明確に示すことでチーム全体の意識を高めたいと思います。みんなが1つの目標に向かっていくことで、チームをまとめていきたいと思っています。一体感を持って戦うチームにしていきます」
Q:Jリーグの監督としての第一歩となりますが、今の気持ちは?
●秋葉忠宏監督
「現役を引退してからまだ2年で、40席しかないJリーグの監督ができるとは夢にも思っていませんでした。こんなに早くすばらしいチャンスをもらえるとは思っていませんでした。J1を含めてJリーグで一番若い監督になると思いますので、一つひとつ努力しながら、群馬県民が誇りに思えるチームにしたいですし、世界に誇れる最高のクラブにしたいと思います。このクラブとともに自分自身も成長していきたいと思います」
◆新加入選手の自己紹介と今季の目標
●植木繁晴 代表取締役ゼネラルマネージャー
「これまでのクラブの歴史の中で、新加入選手が一番多いと思います。この状況は自分が2006年に監督に就任したときと似ています。前のシーズンの雰囲気を変えたかったのと、チームとして選手層を厚くしておきたいということがありました。
選手には監督が求めるプレー、目標へ向かって努力する姿勢を見せてほしいと思っています。またブラジル選手も2人獲得しましたが、昨季までのテクニックのある選手から、今季は大きくて強い選手にターゲットを変えました。監督のオーダーでもあるのですが、彼らがチームにフィットしてくれれば結果につながると思っています。この中で新しい競争が生まれてチームの成長につながってくれれば良いと思います」
●永田亮太選手
「山形から来ました永田亮太です。ポジションは中盤全体です。持ち味は展開と飛び出しなので、そこを見ていただければと思います。年齢的にも上なので、自覚してプレーしていきたいと思います。よろしくお願いします。
目標:チームとして上に行けるように頑張りたいと思います」
●青木孝太選手
「甲府から来ました青木孝太です。ポジションは攻撃的な場所はどこでもできます。相手が嫌がるプレーを草津のピッチで見せていきたいと思っています。よろしくお願いします。
目標:去年より上の順位を目指すために、個人としてはいっぱい試合に出て10ゴール10アシストくらいの活躍をしたいと思っています」
●平繁龍一選手
「広島から来ました平繁龍一です。今季はボールをゴールへ決める最後の仕事をたくさんしたいと思っています。よろしくお願いします。
目標:去年はなかなか試合に出られなかったので今年はたくさん試合に出て2ケタ以上は絶対に取りたいと思います」
●ジュニオール アウベス選手
「ジュニオール アウベスです。自分の武器は、フィジカルとヘディングです。よろしくお願いします。
目標:しっかり守った上で、高さと強さを活かしてJ1昇格に貢献したいと思います」
●エデル選手
「はじめまして、エデルです。ポジションはFWで、フィジカルが武器なのでJ1昇格に貢献できるように頑張りたいと思います」
目標:まずは試合に出られるように努力して、FWなのでゴールという結果を残してJ1昇格できるように頑張りたいと思います」
●枝本雄一郎選手
「草津U-23から来ました枝本雄一郎です。ポジションはボランチです。ストロングポイントは、バイタルエリアに入っていく動きです。よろしくお願いします。
目標:草津U-23出身なので、常に向上心を持って、試合に出られるように頑張りたいと思います」
●黄大俊選手
「ホンダロックから来ました黄大俊です。ポジションはDFです。地元が群馬ということで、ここでプロとしてのスタートがきれて喜ばしく思っています。熱い気持ちを前面に出して取り組みたいと思います。
目標:プロ1年目なので、プロの自覚を持って何事にも取り組んでいきたいと思います。サポーターの皆さんから信頼してもらえてコンスタントに試合に出られる選手になりたいと思います」
●黄誠秀選手
「はじめまして、ジュビロ磐田から来た黄誠秀です。ポジションはまだわからないです。ストロングポイントはGK以外のポジションであれば、どこでもプレーできる自信があります。在日コリアンらしく熱い気持ちを持ってプレーしますのでよろしくお願いします。
目標:試合に出られていない分、飢えているので、たくさん試合に出たいと思います。強いクラブにしたいと思います」
●増田繁人選手
「はじめまして、新潟から来ました増田繁人です。ポジションはセンターバックです。出身はミッキーマウスが住んでいる千葉県です。みなさん、どうぞお越しください。
ストロングポイントはヘディングと気持ちを出してプレーすることです。ジュニオール選手も大きいですが、負ける気はありません。チャームポイントは笑顔で、みんなからは『マグ』と呼ばれているので、気軽に絡んできてください。
目標:個人的には全試合に出場するつもりでアグレッシブにシーズンに挑んでいきたいと思っています。チームとしてはJ1昇格という目標を達成したいと思います」
●坂井洋平選手
「水戸から来ました坂井洋平です。得意なプレーはキックです。今年はチームとしても個人としてもステップアップの年にしたいと思います。よろしくお願いします。
目標:成長できるように1日1日を100%でチャレンジしていきたいと思います」
●加藤弘堅選手
「富山から来ました加藤弘堅です。ポジションは中盤です。中盤でリズムを作っていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。
目標:ゴールに絡むプレーを多く見せていきたいと思います」
●夛田凌輔選手
「C大阪から来ました夛田凌輔です。ポジションはサイドバックです。攻撃参加と運動量を前面に出して頑張りたいと思います。
目標:昨季はあまり試合に出られなかったので、レギュラーとして試合に出られるように頑張りたいと思います」
●野崎桂太選手
「はじめまして。東洋大から加入させていただくことになりました野崎桂太です。ポジションはFWです。ストロングポイントは、がむしゃらな泥臭いプレーでゴールを決めることです。去年まではJリーグのサポーターとして見てきましたが、今季はJリーグでプレーするというのが不思議な気持ちです。サポーターとしてJリーガーに求めていたのは、楽しませてもらうことや夢を与えてもらうことだったので、そういうプレーヤーになれるように頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
目標:FWはゴールを決めてナンボの世界だと思っていますので、たくさんゴールを決めることが目標です」
●瀬川和樹選手
「国士舘大から来ました瀬川和樹です。出身は広島でポジションは左サイドバックです。ストロングポイントは力強さとスタミナです。チャーミングポイントはおでこのホクロです。大学時代は大仏と呼ばれていましたので、大仏の愛称で親しんでもらえたらうれしいです。これからよろしくお願いします。
目標:まずは試合に出ることが目標ですが、サイドバックなのでゴールに絡むプレーを見せ、点を取れるように頑張ります」
●富居大樹選手
「東京国際大から来ました富居大樹です。ポジションはシュートストップ(GK)です。瀬川くんがおでこにホクロがあると言っていましたが、自分も左肩にホクロがあります。名前はトミイですが、トミーフィルフィガーとは関係ありません、トミーと呼んでくれれば光栄です。よろしくお願いします。
目標:優秀な先輩から技を盗んで、成長できるように頑張りたいと思います」
以上
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★新シーズンの開幕を告げる大会が今年も!★
FUJI XEROX SUPER CUP 2013
2013年2月23 日(土)13:35キックオフ/国立
サンフレッチェ広島 vs 柏レイソル
【チケット情報】1月11日(金)11:00〜プレリザーブ受付開始!