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【東京クラシック:町田vs東京V】アルディレス監督、酒井良選手のコメント(12.03.28)

4月1日(日)のJ2第6節、町田vs東京Vの一戦(町田市立陸上競技場/16時キックオフ)『東京クラシック〜より美しいフットボールはどっちだ〜』に向け、アルディレス監督とMF酒井良選手が記者会見を行いました。
会見でのコメントは以下の通りです。
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司会者:まず最初に、アルディレス監督から、この試合に向けての意気込みを語って頂きます。

●アルディレス監督:
「次の試合は、特に重要な一戦だと思っています。厳しい戦いとなることは、間違いないでしょう。どこの国のリーグでも、2部は厳しい戦いになることが多いと思います。大変厳しいというのは、フィジカル的に難しさや、勝点3を取る大変さも含めてです。日曜日は勝点3を挙げることが、重要になります。個人的にもヴェルディ戦うことは、感慨があります。私はヴェルディで、2年近く指揮を執らせてもらいましたが、とてもいい思い出として残っています。優秀な選手の集まりで、友達としての付き合いもまだあります。ご存知の通り、ヴェルディでは天皇杯を勝ち取ることが出来ました。このポスターに出ている人(平本一樹選手)が決勝点を決め、タイトルを勝ち取ることが出来ました。とても 美しいゴールだったように記憶しています。繰り返しになりますが、日曜日の試合は色んな意味で、勝点3を取るということでも、重要な一戦になると思っています」

司会者:続いてゼルビアの歴史、FC町田の歴史も知る酒井良選手にこの試合の意気込みを語って頂きます。

●酒井良選手:
「まず、まだ1試合も出ていない状況で、ここに来るのはふがいない気持ちでいるんですが、ピッチ内外とも貪欲に行きたいと思います。東京クラシックの場で、ヴェルディと出来るというのは、フットボーラーとしては名誉なことであるし、小さい頃から憧れていたチームと、Jリーグで出来ることはすごく嬉しく思います。僕がここに来たということは、昔の話をしろという指令だと思って、車の中で考えたんですけど…。ふと思い出した話があります。今はこうやって練習場が小野路に出来て、使えるようになっているんですけど、2009年まではよみうりランドにあるヴェルディグラウンドを、よくお借りして練習していました。隣の天然芝でヴェルディは練習をしていて、僕らは関東リーグやJFL1年目くらいの頃ですけれど、人工芝を借りて練習していました。いつか戦いたいなという思いはもちろん持っていたけれど、場所をお借りしている状況でした。

確か2008年くらいですけど、竹中穣コーチが現役で、手を怪我した時に、ヴェルディのトレーナーが来て、手当てをしてくれた思い出があります。ゼルビアはドクターもトレーナーもいませんでした。その時はありがとうございました。そういうチームとJリーグで戦えるのは本当に名誉なことだし、恩はピッチで返したいと思っています。沢山の方が応援に来てくれると思うので、ゼルビアらしいサッカーをして勝ちたいと思っております」

Q:アルディレス監督の考える“美しいサッカー”とはどういうものですか?
「今、我々がプレーしているようなことです。美しくプレーするということは、強いプレッシャーを受けていても、その中でボールを介して大切にプレーする。ボールをしっかり奪って、奪ってからは自分達の狙いを実践することです。“美しいゴール”というものはなく、全てのゴールは美しいものです。ゴールこそが、サッカーの中でもっとも美しい部分になるのではないでしょうか?そういう意味でも、ヴェルディ戦は美しい試合になればいいなと思っています」

Q:アルディレス監督は「東京クラシック」についてどうお考えですか?
「我々にとって,大変名誉なことです。ヴェルディは伝統のあるチームです。96年に私が日本に時、ヴェルディは既に日本でNO1のチームだったのではないでしょうか?J2に昇格したばかりの我々としては、名誉で有難いことだと思っています」

Q:FC町田ゼルビアの指揮官となって初めて古巣ヴェルディと対戦する気持ちは?
「監督として、自分は清水やマリノスの時には、ヴェルディと戦っています。ただこのチームにとって、最初のヴェルディ戦になるので、大変に意義深い試合だと思っています。私たちにとって今シーズンは“美しい冒険”だと思っています。個人的に、今のチーム状況は大変満足しています。私が要求することを、とても早く、意欲的に取り組んで実践してきていると思っています。ここまでの勝点6ですが、それ以上のものがこのチームにはあるんじゃないでしょうか。今やっているトレーニングに加えて、ほんの少しの運があれば、もう少し上に行けるのではないでしょうか。例えば、福岡戦は勝ちに値する試合でしたし、京都戦も勝点1は取れたのではないでしょうか。そういう意味で総合的に現状に 満足しています」

Q:酒井良選手に質問です。東京クラシックに向けた意気込みを語ってください。
「沢山のお客さんが、ここ野津田に来てくれると思います。美しいサッカーという題名で戦うことになりますけど、美しさとともに激しさを見せながら、激しくボールを奪って、美しいサッカーを展開したいなと思っています」

Q:酒井良選手に質問です。2010年の天皇杯でヴェルディと対戦していますが、当時の思い出はありますが?
「あの時はちょうどJリーグ昇格を断念した2日後か3日後くらいで、そっちの気持ちの方が強く、モチベーションを作りながらやったという記憶があります。あの時はその年で一番いいゲームというくらいのサッカーが出来て、勝てたのだと思います。ヴェルディも公式戦でゼルビアに2連敗は出来ないと思いますし、もちろん本気だろうし、厳しい試合になると思いますが、勝点3を目指してやっていきます」

Q:新加入の平本選手が果たしている役割について、アルディレス監督はどう評価していますか?
「ピッチ外のことはともかく、FWなのでまず点を取ることが彼の役割です。別の角度から見ると、チームに経験を伝える選手ではないでしょうか?平本に関してはよく知っている私でさえも、今の彼は少しサプライズを与えてくれています。ヴェルディの時も彼と一緒にやっていて、町田はまだ2ヶ月しかいいなけれど、2年間よりこの2ヶ月で話した量の方が多いです。あの時は彼も若くて、反抗的な部分もあったのではないでしょうか。今はとても変わって、大人になったような気がします。長くヴェルディにいた彼ですが、最初のヴェルディ戦になるというので、意義深いものになると思います。ヴェルディから来たということで、町田の中でヴェルディに勝ちたいという気持ちが一番強い選手ではな いでしょうか」

Q:アルディレス監督に質問です。プレー面に関しては平本選手のどんな部分が成長していますか?
「サッカー的には、あの時からいい選手でした。ただ経験を積み重ねたことで、今の方がよりいい選手になったように思います。当時は10分、15分ボールに触れなかったり、試合から消えてしまうこともありました。今は全くそんなことがありません。彼にとって一番いい時を迎えているのではないでしょうか」

Q:酒井選手に質問ですが、町田ゼルビアはヴェルディと違って、これが上回っているという部分があれば話してください。
「僕らは下からずっと積み上げて、上がってきたチームです。選手はもちろん、サポーターもクラブのみんなも、自分達で作り上げてきたという良さがあると思う。11人だけの戦いではなくて、スタジアムも含めた全員で、勝点を取りたいなと。そういう部分では、勝ち目があると思っています」

Q:FC町田時代から対戦の積み重ねがあったと聞いているけれど、酒井選手の中で、ヴェルディ戦の思い出はありますか?
「僕が中学の時にはFC町田でプレーしていました。ライバルとして、昔は読売だったんですけど、ヴェルディがありました。町田も昔からサッカーが強くて、読売に絶対負けないと僕らは思っていたし、指導者もそう言い続けていました。確かに読売は強かったですけど、僕らの年は一度も負けてなかったと思うし、いいライバルだと思っていました。彼らはトップチームもあって、お洒落な子供達だったんですけど、僕らはいつもジャージで電車に乗って試合に行っていました。彼らはお洒落な格好をして、長髪をなびかせて来ていましたね。でも僕らは、サッカーだけは絶対に負けないぞという、強い気持ちは持っていました。
僕の記憶の中では、中3の時に2回戦って、2つとも勝った記憶があります。チームメイトには、今ゼルビアにいる戸田和幸もいました。彼らがユースに上がって行くのを見ながら、僕らは別々の道に進まなければいけなかったことは、あの頃を思い出しても残念だったなと思っています。それが同じトップリーグで戦えるのは、個人的に嬉しいことです」

以上
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■4月1日(日)J2 第6節 町田 vs 東京V(16:00KICK OFF/町田チケット販売はこちら
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