アウェイで発見した富山ゆかりのものを2つ紹介する。
ひとつ目は第2節・水戸戦(3月11日)が行われたケーズデンキスタジアム水戸の玄関にあった力士像。水戸出身で明治後期から大正時代にかけて活躍した第19代横綱「常陸山」を称えて飾られている。当時、彼のライバルだったのが富山市出身の第20代横綱「梅ヶ谷」だ。明治36年(1903年)、同時に横綱へ昇進。両雄の対決は人気を集め、「梅・常陸時代」と呼ばれる相撲界の黄金期を築いた。
第4節・栃木戦(3月20日)では会場の栃木県グリーンスタジアムそばの交差点で、富山市の路面電車「ポートラム」の写真を使った看板を見つけた。宇都宮市で導入が検討されている次世代型の路面電車・LRT(ライトレールトランジット)をPRするために掲示されている。路面電車は地球温暖化防止や道路の渋滞緩和などの点から見直されつつあり、06年に開業して最新の車両が走る富山市が先進地として注目されている。
ちなみに現在、一般道に敷設されたレール上を走る路面電車が残る都市は20カ所に満たない。J2クラブの所在地では、富山市、熊本市、岡山市、京都市、松山市がそうだ。
以上
2012.03.23 Reported by 赤壁逸朗