●安間貴義監督(富山):
「僕等の今のチーム状態では今日の勝点1は凄く大きな勝点1だった。やるべきことを90分やり遂げられたことが一番大きい。なぜ大きな勝点1だったかというと、守備の決まり事を今季に入ってからはなかなか1試合を通してできなかった。岡山戦では15本、ヴェルディ戦では18本もシュートを打ったけど、どうしても攻撃の方に偏り、守備で集中力が切れ、そこで自分達のミスから失点することが続いていた。チームの決まり事が、これくらいでいいだろう、という時には落ちて来ている。中2日で集中力が途切れがちだが、そこは注意して入ろうと伝えた。それに関しては、選手はうちの決まり事をやり、90分栃木さんを相手に無失点に抑え、次に行くんだぞという気持ちになれたことは大きい。ただ、それは昨年も出来たこと。今年は得点のところに取り掛かっている。今日のことを抜きに次はない。今日を原点にしようと、富山らしさを戻すことをテーマにやったので、そこは良かった。得点の部分は年間を通しての課題になるが、そこに取り組みたいと思う。
ホームでは1−4でヴェルディに負けたが、サポーターが『次だ、次だ』と言ってくれた。なかなか練習ができなかったり、怪我人がいる状況での声だったので、本当に後押しを感じる。僕達は練習して上げていくチームなので、これからもっともっと練習したい。今日また後の方で2人怪我したが、奮起してくれる選手を待っている」
Q:前の方の選手をいじったのは守備を意識したからですか?
「そうですね。おっしゃる通りです。前回の試合で新しい選手を2人並べたが、どうしても元々いる選手と新しい選手でアプローチスピードが変わってしまった。なかなか守備でハマらない時があったので、元々の選手と新しい選手を組み合わせて、こういう感覚だぞ、というのを覚えさせることが狙いとしてあった。だから配置を変えた。それによりある程度ラインを保てたし、良いボールを前線の入口に入れさせないように努力することができた」
以上