●小林伸二監督（徳島）：
「前半の入りが悪くて、ちょっとアラートではなかったなという感じです。良かったのはいいタイミングで点が取れたということです。前半の1点目、後半の3点目になる得点が良かったと思います。点を取ったというか、1点目のトップに収まったというイメージを全員が持ったと思いますが、そういう形がなかなか出来ませんでした。トップがどうしても受ける前に消えてしまう、スペースへ出たり脇に離れてしまい起点を作れないということがあったのと、サイドハーフ（SH）に上手くボールが入らなかったというのが、いいリズムで運べなかった大きな原因だと思います。もう少しいい形が出来てもよかったのではないかなと思います。
2戦目といってもホームの開幕戦なので、いろんな想いや部分で選手が硬くなっていたと思いますが、そういう中でも点が取れて失点も無く進んだということはすごく良かったなと思っています。
あと、スタジアムに来た時点とゲームが終わった時点での風の吹き様がすごくて、難しいスタジアムだなという感じがします。環境にどう対応していくかも考えなければいけないと思いました」

Q:前節の課題でもあった、DFラインのコントロールは上手く修正できていたか？
「先ほども言ったように、まだSHとボランチがまだボールに行けていないと思います。球際に厳しく行く中で、ボールを奪わなくても5M行けなくても4M行くとか、1M行くことでライン設定は変わってくるので、細かいところの作業がもう少しほしいなと思います。前半そうですが、サイドバック（SB）が高い位置に付くとボランチが流れる、当たり前のことでそれは受け渡すかボランチがついて行けばいいことで。その辺が中途半端になって、受け渡すのならボランチがSHに付かなくちゃいけないし、そういうところがはっきりしていないとボールには厳しく行けないので、全体的に前にかかってしまうことが幾つかあるので、引き続きやる必要があるなというふうに思います」

Q:交代選手それぞれの狙いは。
「まず濱田については、攻撃的な選手ですが攻撃を求めたわけではなく、ボランチの絞りが悪いので代えたということと、濱田は脇でボールを受けられるのでそういうことをしてほしいというのがひとつ。キムについては動いてくれた半面ボールが足元に収まらなくなったので代えました。青山については上里のコンディションを考えて代えました」

Q：今日来場した6000人を越えるサポーターも大きな期待をしている。次節への意気込みを聞かせてほしい。
「もっといいゲームをして、もっとたくさんのサポーターの方がスタジアムへ来てくださるように頑張りたいと思います。あとは今日のゲームに満足することなく、一つひとつの精度が低いので、もっとこだわって奪うところや抑えるところの質を上げていく必要があると思います。たまたま点を取れていますが、まだまだ全体的な質は低いと思うので、そこは今勝っている時こそ選手には要求してやらせたいと思います。厳しくなってそういうことを求めても難しいので、いい状態の時に一つひとつのポジションだったり、一つひとつの細かいプレーをもう少し伝えながらトレーニングしていきたいと思っています。そういうことで10000人の方が来てくれるようなチームになっていけばいいと思います」

以上