●奥野僚右監督（山形）：

「非常に難しい試合になりましたけども、最後に勝点3をとることが出来て、とても嬉しく思います。ゲーム内容としては、この素晴らしいスタジアムとピッチコンディション、また素晴らしい観客の中、アウェイではありますが、ゲームを出来ることを非常に喜びに思っております。そして対戦相手の中で山雅さんの素晴らしいプレーと共に自分たちの精一杯の力を発揮して、最後に勝利に結び付けられたのは良かったと思います」

Q：監督として初勝利となりました。
「とても嬉しいのと、選手たちに『ありがとう』という気持ちが両方混じっています。自分もサッカーを経験してきたなかで、勝利を一つ上げる事の大変さを、身を持って体験しているわけですし、1勝することの難しさも実感しています。それを今日こういった形で表現出来たと。とても嬉しく思います」

Q：勝因をあげるとすれば？前半は風下でしたが、どう影響しましたか？
「多少、今日の前半は風下で、シンプルにプレーをし過ぎた部分はありますね。また、狙い過ぎた部分はありますけども、そういった部分を布石として、後半はサイドを上手く使って崩していこうと言う話はしました。前半、そういった部分で差し込まれる部分もあったわけですが、後半の修正点としては、少し繋いでサイドを変えていこうというところを選手に言いました。風の処理も経験出来て、今日は良かったと思います」

Q：松本のウィークポイントとストロングポイントは？
「松本の選手たちというのは、とても献身的なプレーをされる。そして、攻撃にかかった時のスピードと力強さがあるというところを注意しておりました。反対に、守備の面では全員が献身的な守備をするということでそこを崩していくためにサイドを使ってみたり、縦へのボールを入れてみたり、色んなアプローチをしていこうと」

Q：3月11日ということで、東北のクラブとしてどうでしょうか。
「東北のクラブとして、個人個人としてもクラブとしても色々なことに参加させていただいているわけですけども、自分たちがピッチで表現したり、自分たちの元気の姿を伝えていくことで喜んでくださる人がいたり。自分たちの喜ぶ姿のおすそわけが少しでも出来ればいいなと思っておりました。ということで、自分たちの勝利が何かしらの励みになればと思いますし、そういったものを伝えていくべく、自分たちは最高のプレーを見せ続ければと思っております」

Q：2ゴールの秋葉選手についてお聞かせください。
「彼は力のある選手ですし、その力をピッチでどうやって表現するかというと、彼の持ち味である今日みたいなゴールだと思うんですね。ですから彼の特徴であるそういった部分を前の方で表現出来たのは非常に良かったなと思っています。またこれからもますます期待していきたいと思っています」

Q：2得点目以降の動きについて。もう1点取りに行ったんでしょうか？
「当然、選手たちには得点を積み重ねていこうという話はしています。同時に、ゲームコントロールをして、最後にはそのままのスコアを最低限維持していきたいという思いもあります。でも選手たちはもう1点取りにいくということを表現してくれたんじゃないかなと思います」

以上