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「Beleza!」「Nice!」
宮崎合宿のキャンプ中、こうした声が何度グランドに響いたことだろう。右サイドからカットインし、左足のインサイドでファーサイドを巻いていく見事なゴールを決めた西大伍に向かって、ジョルジーニョ監督が「Beleza、DAIDO!」と全身を使って褒め称える。自分と同じサイドバックをやっていた監督から、これだけの称賛を浴びれば選手の表情も自然とほころぶ。その後、西のプレーは勢いに乗り、次々と好プレーを見せたことは言うまでもない。こうして、いつもと同じように高い質と密度を持った集中力の高い練習が今日も行われていた。
合宿最終日を明日に控え、この日の練習は午前練習のみとなり、シュート練習が主なメニューとなった。メインスタンドから見て左側は、サイドの選手のクロスにFWが飛び込み、センターバックがそれを弾き返すというクロスからのシュート練習。こちらを見るのはジョルジーニョ監督。そして、逆サイドでは中盤の選手を中心にミドルシュートの練習が行われる。こちらを指揮するのはアイルトンコーチ。2人に共通するのはつねに選手を励まし、讃える声を出し続けると言うことだ。いいプレーがあれば惜しみない称賛を送り、失敗があればすぐに選手の名前を呼び気持ちを奮い立たせる。ここまで選手の集中力が高く、質の高い練習ができているのも、2人の名コンビが選手の気持ちを“アゲる”檄があるからだろう。
ジョルジーニョ監督を始め、現在のコーチ陣はすべてプロ選手としての経験を持つスタッフばかりだ。コーチのアイルトン、石井正忠、大岩剛、フィジカルコーチのジョエルトン、GKコーチの古川昌明、全員がプロの経験を持っている。だからこそ、選手の気持ちがよくわかるのだろう。コーチから掛けられる一声が、選手に対してどれだけの勇気を与え、成長を促すのか、全員が身をもって熟知している。掛ける一声はどれも真剣だ。
今年の合宿では、期間中に大きなケガをする選手もいなかった。選手の疲労は毎朝記入が義務づけられているチェックシートでチェックされ、記入を怠った者は罰金が科される徹底ぶり。しかし、そのお陰で臨機応変なメニュー変更が可能になり、合宿の最後まで質の高い練習が保たれた。
明日の最終日では、恒例となったホンダロックとの練習試合が控えている。新体制下での初めての対外試合は、疲労が蓄積したなかでの試合となるだろうが、チーム状態は充実している。
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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2012.02.16 Reported by 田中滋