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4年ぶりに水戸がキャンプを行った! 場所はグアムでも沖縄でもない。茨城県のひたちなか市だ。
「昨年までの選手と新加入選手のコミュニケーションを取るためにもキャンプがしたかった。寝食をともにしてみんなの性格などをわかりあってほしい」(柱谷哲二監督)との狙いでキャンプが実施されることとなったが、今季は強化費が増えたとはいえども、まだ全員で飛行機に乗って、何泊もできるほど余裕がないのが実情なのである。それならば、「茨城県に貢献しよう」(柱谷監督)ということで、水戸市の隣のひたちなか市でキャンプを行うこととなった。
1月25日から3泊4日の日程。キャンプのテーマは「コミュニケーションはもちろん、体づくり、サッカーの考え方の統一、守備の仕方を浸透させる」(柱谷監督)ことにある。始動から1週間、みっちりフィジカル面を鍛えてきただけに、ここからはボールを使ったトレーニングも増えていくこととなる。
ただ、懸念されるのはけケガ人の多さだ。キャンプ初日の時点で6人の別メニュー調整の選手がおり、練習中に別メニューになる選手もいた。「ケガ人の多さは気になるけど、やれている選手はいい感じでできている。そこでも競争が出ている。ケガすることを恐れずに厳しいトレーニングを行っている」と柱谷監督が言うように、ケガ人が出るのもサッカーでは仕方ないことと割り切り、あくまで予定通りトレーニングは進んでいる様子であった。
とはいえ、決して柱谷監督がケガをしている選手を振り落としているわけではない。専門家並みのフィジカルの知識を持つ柱谷監督は、選手個々のフィジカルコンディションを見ながらトレーニングを組み立てている。たとえば、ひざの調子が完全ではない市川大祐に関しては今週いっぱい無理をさせず、来週から完全合流する予定とのこと。そして、昨季ケガに苦しんだ三島康平は現在ケガこそないものの、まだ両足の太さが異なるため、均等になるまでフィジカルを鍛えさせるという。「同じケガを繰り返したら話にならない。今のうちにしっかり体を作ることが大事」(柱谷監督)と、長いスパンでのチーム作りのために選手たちの体を最大限にケアしながらチーム作りを進めている。
柱谷体制1年目の昨季と比べ、チームの雰囲気は和やか。厳しいトレーニングの中でも余裕が見られる。それも「昨年1年間一緒にやって、何をやらないといけないか選手たちはわかっている。細かいことを言わなくても、しっかりやれるようになっている」(柱谷監督)からこそ。1年前と比べて、選手たちの意識が高くなったことの表れだと思われる。
果たして、この3泊4日を経て、チームはどう変わるのか。最終日の1月28日には栃木との練習試合が予定されており(12:00@ひたちなか市総合運動公園陸上競技場)、そこから新生・水戸は本格的なスタートを切ることとなる。
そして24日には、今季のキャプテンに本間幸司が就任することが発表された。その理由を柱谷監督は「あの年齢で今までキャプテンをしたことがないということを聞いたので。それと幸司自身もうワンランク上に行ってほしいと思った」と説明する。それに対して、本間は「昨日の朝に言われてビックリしましたね。サプライズでした。監督から自分のためになると言われたので、引き受けることにしました。ただ、やると言った以上は責任を感じますし、チームをいい方向に持っていきたいという気持ちが強いです。(鈴木)隆行さんや(吉原)宏太、(西岡)謙太などチームメイトがしっかりしているので、安心してやっていきたい」と意気込みを語った。
34歳の本間新キャプテンとともに、チームは前進していくこととなる。
以上
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3月3日(土)13:35キックオフ/国立
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2012.01.24 Reported by 佐藤拓也