本日、吹田市内にてガンバ大阪の新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●セホーン監督
「みなさん、こんにちは。まず、金森喜久男社長をはじめ、山本浩靖 強化本部長の努力によって我々ブラジル人スタッフがガンバ大阪に来ることができました。心より感謝します。来日にあたってとても温かい歓迎を受けまして、とても感動し、うれしくて、これ以上ない喜びを感じています。これからチームを強化していくにあたって、大きな責任があると感じています。間違いなく、我々は力を惜しまず選手・スタッフ一丸となって頑張っていきたいと思います。
一つ忘れてはいけないのはガンバサポーターの存在です。私がガンバの試合をDVDで何度も見ましたが、これほど熱狂的で熱いサポーターが日本にいるとは知りませんでした。これからいろいろな大会に出場するにあたり、またガンバの攻撃的なサッカーを実現する上でサポーターのみなさんの力がとても必要だと思っていますし、ともに闘っていきたいと思います。常に上位を狙えるチームに作り上げたいと思っていますので、応援をよろしくお願いします。
今後、チーム作りにあたっては、やはり活気あるチーム、元気のあるチームを作り上げたいです。そのために忘れてはいけないのは呂比須コーチの存在です。彼がきっかけとなって私がガンバに来ることができましたし、昔からの付き合いもあるので本当に彼には感謝したいと思っています。
ガンバ大阪の持つ素晴らしい環境の中で、我々が仕事をする上での責任も大きいですが、みなさんの期待に応えられる結果を出していきたい。ブラジルサッカーのように楽しく勝つ、積極的で攻撃的なサッカーをしていきたいと思います。来て間もないのですぐに結果が表れるかはわかりませんが、極力早くみなさんにそういうサッカーが見せられるようにコーチングスタッフとともに頑張っていきたいと思います。
最後に皆さんにお願いしたいと思います。スタジアムで熱い声援を送ってほしいし、12番目の選手として闘ってほしい。そうした皆さんと、コーチングスタッフ、選手が一丸となって頑張っていきたい。選手とは今日、初めて顔を合わせましたが、最初はすごく彼らは緊張感がありました。ですが、私たちが笑顔で迎えると、彼らも徐々に笑顔を見せてくれました。その選手の力を借りて、目標としている4つのタイトルを獲りに行きたいと思います」
Q:指導歴は長いと思いますが、指導者としての哲学、大事にしていること、どういったサッカーを理想としますか?具体的なチームがあれば、名前とともに教えてほしい。
「私がいま61歳ですが、今まで積んで来た少しの経験をこのガンバ大阪のために注ぎたいと思います。15歳の時に初めてサッカーに携わって、選手として、そして指導者として国際経験も、韓国で3年半、ポーランドで1年半積みました。それを今度は日本のガンバ大阪で活かしたいと思います。私は選手時代、また指導者になってからも、常に攻撃的なサッカーを好みます。しかしだからといって、守備をおろそかにすることはありません。守備でもチームをコンパクトにしたいという考えもあります。お手本となるサッカーチームと言えば、現在はバルセロナです。ですが我々がバルセロナになるにはかなりの労力が必要になります。バルセロナを目指すために、まず競争性の高いチームに作り上げたいと思います」
Q:4つのタイトルを、というお言葉がありましたが、昨年の映像を踏まえてどのあたりを強化したいと考えられていますか?どういうチームに作り上げたいですか?
「とても大事な質問だと思います。もちろんDVDを見ることによって、対戦相手のことも見ることができましたが、そういう相手チームの情報からも、いろいろな知識を得ることができました。また、日本サッカー界の組織力のおかげでスケジュールもうまくたてることができますので、それをいい方向に活かして、対戦相手に対していい準備をすることが必要になると思います。もちろんどんな大会でも我々がベストを尽くして、競争力の高いサッカーをできるようにしたいし、そのためにはガンバ大阪に残った選手、新加入の選手、そして新しいコーチングスタッフと、全員の存在があって新しいチーム作りというものが実現すると考えています。みんなで一丸となって頑張っていきたい。それができれば、私たちが掲げる目標を実現できると思います。今後とも応援をよろしくお願いします」
Q:攻撃サッカーを目指すということですが、前任の西野朗監督も同じく攻撃サッカーを目指されました。その西野さんは、例えスコアが2−0から4−2、5−2になってもいいという考えのもとで攻撃的なサッカーを目指されましたが、セホーン監督は2−0になった場合にどういうサッカーを目指しますか?試合を終えた時点でどういうスコアのサッカーが理想ですか?
「難しい質問だと思います。残念ながら前任の西野監督のことはあまり知らないのですが、しかしガンバでの10年間の指揮というのは彼が有能である証拠だと私は思っています。タイトルも獲得していますしね。ただ、これからは方針も変わります。たとえば、2−0の例でいえば我々の国では前半2−0で終えたとしても、危ないスコアだといえます。私自身は2−0の試合から更に3、4、5点を獲れる可能性もあると考えているので――これは呂比須ヘッドコーチも、フェルナンド・コーチも同じ考えを持っていると思いますが――できるだけ多くの点を獲ることでより試合が落ち着いて運べると思うからこそ、より多くのゴールを獲ることを常に考えています」
Q:去年のJリーグ上位3クラブは、柏、名古屋、G大阪でした。柏はブラジル人のネルシーニョ監督ですが、これからブラジル人監督対決をどう楽しみにしていますか?
「気の利いた質問ですね(笑)。私たちの考えではフロント、スタッフ、選手ともに統一されていると思いますが、常にガンバを常勝軍団であり、ガンバにふさわしい順位、つまり上位にいるチームにしたいと思います。ただそれは相手も同じように考えていることだと思います。我々プロとしては常にプラフアルファを求めなければいけない。たとえば100%力を出し切ったとしても、結果として負けたならマイナス10%になってしまいます。つまり、そのマイナス10%から何かを見つけ、付け加えることができれば勝利に近づけるということです。
あと、ブラジル人監督との対戦ですが、ネルシーニョは昨年の優勝監督ですが、私は運よく彼と5年間一緒にプレーし、タイトルも獲れました。またC大阪の監督に就任するセルジオ・ソアレスは私の下でプレーした選手でした。ただ言いたいのは、彼らは私との対戦に苦戦することでしょう。そして間違いなくガンバが勝ちます」
●呂比須ワグナー・ヘッドコーチー
「みなさんこんにちは。呂比須ワグナーです。私は16シーズン、選手として日本でプレーさせていただいて、いろいろな意味でお世話になり、日本のことを好きになりました。その後、10年間またブラジルに戻りいろいろな勉強をしていたわけですが、今回こうしてガンバ大阪から素晴らしいチャンスをいただいて本当にうれしく思っています。責任あるポジションなので、ベストを尽くしてセホーン監督をサポートして、できることを全てやっていきたいと思います。目標は1つずつの試合を大事に戦い、勝って、優勝すること。そのために皆さんの力も必要なので優勝目指してやっていきましょう。よろしくお願いします」
Q:長年日本から離れていましたが、改めてこうして帰国できた喜びを聞かせてください。またブラジルにいる間、日本のサッカーをどう見ていましたか?
「長い間、私は確かに日本を離れていました。というのも、現役を引退した時に私には子どもが2人いたのですが、2人ともブラジルに住んだことがなかったのです。おじいちゃんやおばあちゃんの下で育てたいという気持ちもあり、私自身もまたブラジルに戻っていろいろな勉強をしたかったというのもありました。私が日本に来たのは1978年で、当時は高校3年生でしたから。ブラジルに戻り、大学でスポーツビジネスを勉強してから、パウリスタでスタッフとしていろいろ勉強させてもらいました。その間にもJリーグのことは、友だちがDVDを送ってくれたりインターネットで見たりしていましたし、2011年からはまたブラジルでも放送が始まりましたから。毎土曜日朝の6時半から起きてJの試合を見ていました。また私は日本では7クラブに在籍したので友だちも多いですから、仲間からいろいろな情報をもらいながらやってきました。こうして帰国できたことはとてもうれしいです。なぜなら私はこのチャンスをずっと待っていましたから。
ガンバ大阪ではACLにはじまり、Jリーグ、ヤマザキナビスコカップ、天皇杯と4つのタイトル獲得のチャンスがありますが、その4つのタイトルすべてを目指して頑張っていきたい。ただ言うまでもなく、これは私一人だけではできることではありません。監督、フロント、みんなで力を合わせれば、ジェルソン(GKコーチ)が言ったようにファミリーになると思うし、家族になれば今まで以上に強いチームになります。そのために自分のベストを尽くして頑張っていきたいので、これからも応援をよろしくお願いします」
●フェルナンド・コーチ
「フェルナンドと申します。私のキャリアは25年。残念ながらあまり優れた選手ではなく早期に引退しましたが、しかしそれはある意味で不幸中の幸いでした。なぜなら、ここ12年間ずっとコーチ業に就くことができて、いろいろなコーチングスタッフの中で役割を果たし、いろいろな名監督の下でいい仕事をできたからです。その中の1人が呂比須ワグナーで、去年は彼とともにパウリスタというチームでローカルな大会ですが優勝することができました。またコーチング歴の中では国内のみならず海外でも経験を積むことができまして、皆さんも名前をご存じであろうチェルシー、レアルマドリッド、バルセロナで留学研修もさせてもらいました。その知識をチームのために使っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
今シーズンは素晴らしいコーチングスタッフとともに日本で仕事をすることができ、ビッグチャンスを与えていただいたガンバのフロント、金森社長、山元強化部長はじめ、みなさんに感謝したいと思います。自分が長年培って来た経験と知識を、このガンバ大阪のために全力を尽くしたいと思います、最後に個人的な気持ちをお伝えしますが、この場を借りて呂比須ヘッドコーチに感謝を述べたい。この12年間、彼は常にサッカーの知識、サッカーの知恵を追究しながら、いつも手を差し伸べてくれました。私も初めて優勝という夢を叶えたのは彼とともにでしたので、今度はそれを日本で叶たいと思います。ガンバ大阪で全力を尽くしたいと思います」
●ウェリントン・フィジカルコーチ
「フィジカルコーチとしてまた来日することができて、本当にうれしいです。私は日本、日本のサッカーが大好きです。私の最大の目標は選手のフィジカルコンディションを向上、維持させること。それによってコーチングスタッフが考えるサッカーがいい状態で、選手の最高のパフォーマンスがピッチで発揮できるよう支えたいと思います。最後にフロント、コーチングスタッフから信用されてとてもうれしいし感謝したい。今年がガンバ大阪にとって本当にいい年になるように、と思います」
●ジェルソンGKコーチ
「ガンバ大阪に在籍して3年目ですが、ブラジル人を中心にしたコーチングスタッフと仕事ができて本当にうれしいです。日本での14年間、今までずっと日本人指導者の下で働いてきました。決してそれが悪かった訳ではないのですが、今回こういう形でまたコーチングスタッフとして受け入れられて、GKコーチとして活躍の場を得られてよかったと思っています。
前シーズンの目標は、特に私の部分ではGKの課題を克服して、そして失点数を減らすことでした。そのことを引き続き追究していくことで、今季の自分たちが掲げる目標であるタイトルに近づけると信じています。プラス思考の下でガンバファミリーを成功の道に導きたいと思います。これからもよろしくお願いします」
●吉道弘一朗フィジカルトレーナー
「選手30人のコンディションを高めるとともに、きめ細かいサポートができるよう対話を大切にしながらやっていきたいと思います。よろしくお願いします」
●松波正信コーチ
「このようなスタッフに囲まれて仕事ができるのを本当にうれしく思います。監督はじめ、呂比須さん、スタッフが一丸となって、全てはガンバの勝利、タイトルのために全力で頑張りたいと思います。応援をよろしくお願いします」
●實好礼忠コーチ
「今シーズンはスカウティングを中心にやらせてもらいます。相手の戦力、戦術を分析して、間違えた情報を与えると怒られると思うので(笑)、しっかりいい情報を与えて、選手がいい状態でピッチに立てるように、勝利に貢献できるような仕事をしたいと思います」
●FWパウリーニョ選手
「こんにちは。まず、ガンバ大阪に来られたことに対してチャンスを与えてくださった方に感謝します。チャンピオンになることが僕を含めた全員の目標なので貢献できるように頑張りたいと思います」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「スピードとシュートを決めること。その両方を活かしてガンバのチームに新しい、新たな歴史を作りたいと思っています」
●今野泰幸選手
「優勝目指しているチームだと思うので、少しでも貢献したいと思います」
Q:ガンバ大阪への移籍を決断した理由を聞かせてください。
「すごく難しい質問です。なんて説明したらいいのかわからないのですが、僕も8年間FC東京にいて愛着もありましたが、環境を変えてまた僕がもう一段階成長できるかなという考えもありました。ガンバは常に上位にいたにも関わらず、優勝しないと満足しないチームだということを聞いて、そこにもすごく共感を持ちました。最後は直感的なところも正直ありました」
Q:攻撃的なサッカーを身上にするガンバ大阪ですが、守備の中心選手としてどのような役割を果たしたいと考えていますか。
「僕も攻撃的なサッカーが好きだし、いいことだと思いますが(笑)、でもやっぱり自分は守備の選手だと思っているし、いっぱい失点をするのは自分としては嫌。自分も一生懸命頑張って、失点をなくして得点をたくさん獲るガンバ、というのを作っていきたいと思っています」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「粘り強さとボールを奪う強さは少しはあると思います」
●佐藤晃大選手
「個人としての目標は、ライバルが多いと思っているので、少しでも多く試合に出場したい。チームとしてはタイトルを獲ることが目標だと思っています。応援、よろしくお願いします」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「身長を活かした高さ、ヘディングと、あとスピードも少し自信があって裏に運抜けるのも得意です。また運動量もあるので、90分走れるハードワークというのも特徴だと思います」
●武田洋平選手
「ガンバというチームは常にタイトルを目指しているチーム。僕は試合に出るためにここにきたので、とにかくレギュラーを目指して頑張っていきたいと思います」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「11人目のフィールドプレーヤーとして、攻撃の第一歩になれるようなプレーが持ち味だと思っています」
●エドゥワルド選手
「この場にいられることをすごくうれしく思い、感謝したいと思います。一生懸命練習をして、レギュラーになれるように、信頼を得られるように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「特徴は攻撃力なので、FWにしっかりと合わせるようなボールを送り込み、FWに点を獲ってもらいたいと思います」
●阿部浩之選手
「このガンバでプレーできることに感謝して、チームの目標であるタイトルに向かって皆さんと一緒に頑張りたいと思います」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「左右両足どちらも使える。それを活かしたゴールに関わるプレーを目指していきたいと思います」
●西野貴治選手
「地元であるガンバ大阪で夢だったプロ選手になれて、本当にうれしいです。はやく新しい環境に慣れて少しでもチームに貢献できるように頑張っていきたい」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「身長を活かしたヘディング、空中戦が得意だと思っています」
●稲森克尚選手
「小さい頃からプロサッカー選手になるのが夢だったので、とてもうれしい。今まで支えてくださった方への感謝の気持ちを忘れず頑張っていきたい。少しでもはやく試合に出られるように頑張っていきたいです」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「FWへのパスやロングパスが得意なので、そこを見ていただきたいです」
●田尻健選手
「1試合でも多く絡めるように頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
Q:ご自分のストロングポイント、ガンバでどういうプレーを見せたいか聞かせてください。
「コーチングと足元の技術を見てもらえたらと思います」
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
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