19日、徳島市内にて徳島ヴォルティスの新加入選手・スタッフ会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
☆徳島:「CLUB VORTIS 2012」 ファンクラブ会員募集中
☆2012シーズンもスカパー!はJ1・J2リーグ戦を全試合放送!
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●新田広一郎社長
「お忙しい中、またお足元の悪い中お越しくださいましてありがとうございます。午前中に大麻比古神社にて必勝祈願を行ってまいりました。今日から新しいシーズンに向けてスタートを切るということで、胸も高鳴っております。
昨シーズンは最終節まで昇格争いに絡む闘いをすることが出来ましたが、残念ながら結果的には悔しい想いをしました。しかしクラブとしてはあの経験を糧として、今シーズンさらなる成長を果たしたいと思っております。昨シーズン、最終結果4位ということでしたが、常に高い目標を掲げてその達成に全力を尽くすことこそが我々の進んでいく道だと理解しています。今シーズンも小林新監督の下に新しい力を加えて、既存のメンバーと共にJ1昇格に向けて努力していきたいと思っております」
●小林伸二監督
「みなさん、こんにちは。ご紹介いただきました小林です。今日は少し天気も悪い中、お集まりいただきありがとうございます。いよいよ2012シーズンが始まります。今までいる選手の中に、私を含めて新しい選手が入ってきました。まずこの大きな船の舵を上手く取って、今年の最終目標であるJ1昇格に向けてチャレンジしたい、というか、勝ち取るというイメージで考えています。まだまだ指導者としては経験不足ですが、自分が今まで経験してきたことをこの一年に精一杯ぶつけていきたいと思っています。クラブにはいろんなタイプの選手を集めてもらいました。この選手達をいかに伸ばしていくかということがチームの強化になるし、チームやクラブが得るJ1昇格への第一歩だと思っています。選手と向き合って、今いる選手を伸ばすというところに全力を注ぎたいと思います。そしてシーズン終了後には目標であるJ1昇格を勝ち取るんだと思っています。シーズンを通して、良いこともあれば悪いこともあると思いますけど、ぶれることなく、まず今回集まった選手が一つの船に乗って進んでいくという気持ちで、まとめてまっしぐらに進んでいけるようにチャレンジしていきたいと思います。メディアの方はいろんな形で私達の情報を媒体に乗せて運んでくれます。出来るだけ良い情報が書けるように頑張りたいと思います。近い存在で、上手くつながっていければいいなと思っています。そういった意味で、私自身も気持ちを新たに、今日を楽しみにやって来ました。今日の午後からのトレーニングも大事に、来週のキャンプまで5コマやりますけど、そういうところで選手達を見ながら、先ほど言ったように個人を伸ばしていくということを進めていきたいと思っています。それが近道で、選手との関係も近づくし、お互いがオープンになるし、お互いが信用を得ると自分は確信しています。ですからそこは外さないで、大事にやっていきたいと思っています。私の方からは以上です。よろしくお願いいたします」
【質疑応答】
Q:小林監督にお聞きします。久しぶりのJ2ですが、徳島ヴォルティスとJ2リーグの印象についてお話しください。
「徳島のクラブについては、環境が揃ってきているな、ハード面が少しずつ揃ってきているなという感じを第一に受けました。次は選手に対してですが、今日9名入ってきていますが、ということは9名に近い選手が出ている、回転しているということになります。そういうことも含め、完全移籍や期限付き移籍の選手もいますが、選手をすごく大事にしながら、当然ベテランの選手もいますし、若い選手も伸ばしていく必要があるなと感じています。
J2については、徳島のゲームは見ていますけど、正直言って全部のJ2の試合を見られていないので、ただやっぱりJ2は激戦だと思います。過去J1でJ2に落ちたチームが8チームいるということで、J2の中でもJ1に入ったことで色んな形でサポーターが根付いてきたとは思います。そういう中で、今回はJ1で半分のチームの監督が代わって、若い指導者がJ1にいますけど、そういう経験をしている指導者が全部J2に流れています。ですからJ2はすごく厳しい闘いになると思います。J1というのは選手(のレベル)は高いですけれど、選手や指導者の経験ということになると、J2の方がうるさい監督が今シーズンはたくさんいるという気がします。そういう中で、(上位)2チームに入ることで、ちょっと3位から6位というのがどういうのかよくわからないですけど、そういうプレーオフまであるというところで、6位までというのがありますけど、そこについてもすごく入るのが厳しくなってきているのではないかと。すなわち日本のサッカーがレベルアップしているということが言えると思います。たくさんいい選手が出ているというのも併せて言えるというところで、色んなチームに可能性が出てきているのではないかと思います。そういうところを引き受けられるので、今までの経験をしっかり落として、選手と向き合ってやりたいなというのが率直な気持ちです」
Q:小林監督にお聞きします。今季からJ1への昇格条件が変わりますが、もともとある程度の力を持っている徳島にとって、チャンスは広がったと言えるのでしょうか?また、リーグ戦の闘い方にもこれまでと比べて変化が出てくるのでしょうか?
「そうですね、まず2位以内を勝ち取るということですが、6位まで可能性があるということでチャンスは広がっていると思います。ただリーグ戦42試合やるので、そのリーグ戦とプレーオフがどういう関わりかというのは、まだあまりよく分かりません。出来ればリーグ戦の良さで、シンプルに3位は3位というところがいいのかなと思うし、プレーオフならホームとアウェイでやったほうがいいなと。1試合しかないんですよね。だったらホームでたくさん人が入る中でやって、アウェイでやってという、もう少し試合を増やしてでもやった方がいいんではないかなという感じもします。もともと多くのチームがJ1に上がるというのが目標になっていると思います。そうするとJ2はすごく堅い試合が多くなる可能性もあるんですよね。そのプレーオフについては経験がないのでわからないのですが、いろんなチームが最後まで、6位までというのは純粋に半分くらいのチームがそういう(昇格の)刺激のある試合を最後までするということになると思います。最後まで色んなチームが集中して試合をすることになります。要は一戦一戦がすごく大事なゲームで、そのゲームを最後までサポーターに見せることが出来るというのは、クラブとしてはすごくいいことだと思います。ただ選手としてはそのプレーオフがどういう形で結果が出てくるのか、野球のようにサッカーは点が入らないスポーツなので、番狂わせが多い競技でもあるんですよね。点が入んない分、力の差というより、逆の発想が生まれることがサッカーは多いので、ちょっと恐ろしいかもしれないですね。そういうところがちょっと、まだ(経験が)無いことなので、答えることは出来ませんけれど。そういうところよりもシンプルに2位までに入るというところに照準を合わせて頑張っていきたいと思います」
Q:小林監督にお聞きします。今の時点で結構ですが、今季はどんなゲームをしたいと思っていらっしゃいますか?攻撃的、もしくは守備的ですか?
「基本的に、今までやっているのは守備的なとらえ方が多いのでそういうところがありますけれど、やはり前からボールを奪ってというところで考えたいんですよね。ところが、選手の技量だったりというところで、バックラインの後ろにスペースを多くするかどうかというのが大きな問題になると思うので、その辺を少し慎重にいきたいと思います。今日も選手に話したとおり、今までのヴォルティスのいいところはFWがすごく動くので、中盤を使うのもそうですけど、シンプルにFWを使う、FWがスペースに動くというところの良さがあるんですよね。それに合わせて後方からボールを組み立てていくという、最終ラインに中盤が入ったり、逆にトップに中盤だったり最終ラインが入って厚い攻撃をしていくというふたつをやっていかなければいけないんですよね。どっちとは言いませんけど、その方向で進めていきたいなというふうに思っています。ただ、隙がないと言うんですかね、ボールが無いときのポジションの大事さというのを謳っていきますから、ボールが無いときにとぼけた選手がいないようなチームにはこしらえていきたいなと思っています。ですから守備については堅い守備が出来るようには必然的になっていくと思います」
Q:選手のみなさんにお聞きします。お一人おひとり、簡単に自己紹介をお願いいたします。
●大久保裕樹選手
「こんにちは。栃木SCより移籍してきました大久保裕樹です。ディフェンダーです。最終ラインであればどこでもやれると思っているので、そういうところを活かして、チームのJ1昇格という目標に貢献できるように全力で頑張っていこうと思っています。よろしくお願いします」
●宮崎光平選手
「モンテディオ山形から来た宮崎光平です。ポジションは中盤です。サイドからのチャンスメイクだったり得点に絡むことが出来ればいいなと思っています。お願いいたします」
●鈴木達也選手
「FC東京から来ました鈴木達也です。前線なら幅広くプレー出来る自信があります。どんどん得点に絡むようなプレーをして、徳島に貢献できるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
●太田圭輔選手
「こんにちは。ジェフユナイテッド千葉から来ました太田圭輔です。ポジションは右の中盤が一番得意ですが、清水にいたときはツートップをやったり、左の中盤もやったりしていました。とにかく徳島に貢献出来るように自分の力を精一杯出して頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
●上里一将選手
「FC東京から来た上里一将です。中盤でボランチをやらせてもらっていますけど、攻撃の起点になったり、流れの中でゲームを落ち着かせたりする役割だと思っています。徳島に貢献出来るようやっていきたいと思っています。よろしくお願いします」
●那須川将大選手
「栃木SCから来ました那須川将大です。左足のキックに自信を持っているので、クロスだったりシュートだったり、セットプレーでもどんどんチャンスに絡んでいきたいと思っています。よろしくお願いします」
●花井聖選手
「名古屋グランパスから来ました花井聖です。自分は攻撃的なプレーが得意なので、その部分をチームに活かしたいと思っています。J1昇格に貢献できるように頑張りたいと思っています。よろしくお願いします」
●青山隼選手
「浦和から来ました青山です。ポジションはディフェンシブなところをやることが多いと思いますけど、とにかく周りを動かしながらしっかりチームとして守備が出来れば良いと思っています。よろしくお願いします」
●福元洋平選手
「ジェフユナイテッド千葉から来ました福元洋平です。ポジションはディフェンスです。徳島のJ1昇格に向けて自分が中心となってやっていけるくらいの気持ちで初日の今日から頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします。」
Q:青山選手にお伺いします。昨年は浦和で過ごしましたが、今季はまた徳島でプレーすることになりました。その気持ちと抱負をお聞かせください。
「そうですね、今季からまたお世話になることになりましたが、レッズ時代には選手一人ひとりの能力がすごく高く、そこから自分自身が学ぶものは非常に多くありました。その一年の経験を今年はこの徳島で、二年前の自分とは違う部分を出せるのかなという想いがあったので、またここでお世話になるように決めました。またJ2へ戻る形になりましたが、昨年一年間J1のレベルを練習も含めて感じられたというのは、これから先の僕自身のサッカー人生においてすごく大事な経験だったと思いますので、それをまたここで試合に出て力を発揮してJ1昇格を掴み、上の舞台でチャレンジしたいなという気持ちが今はすごくあるので、そういう意味でも今年は去年の経験を活かせるチャンスなのかなと思っています」
以上
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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京
※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】