本日、水戸市内にて水戸ホーリーホックの新体制発表会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下のとおりです。
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●沼田邦郎 水戸ホーリーホック代表取締役社長:
「みなさん、新年明けましておめでとうございます!本日はこのような多くの方にお集まりいただき、誠にありがとうございます。2012年新体制発表会見をこのように迎えることができたことを心から感謝申し上げます。
思えば、昨年同じ会見場で、非常にみなさんにご心配、そしてご迷惑なお話をさせていただきました。それは、クラブの経営問題についてのお話からスタートさせていただきましたということです。Jリーグから3千万円の借り入れをしたとこの場で発表させていただきました。非常に厳しい状況の中、こういう形で年初からみなさんにご心配ご迷惑をおかけしたことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
皆様方の2011年の温かいご支援、スポンサー様、株主様、そして多くのサポーターの皆さまに、多くのご支援をいただきまして、2011年はなんとか経営が改善され、今日に至っています。本当にファン、サポーターの皆さま、そして関係者の方々のご支援がなければ、今日はなかったと思っています。本当にありがとうございました!
そして、今日ここで新体制発表をさせていただきます。今年はですね、昨年のベースをほぼ整えて、そして、さらに強化をしたというところであります。皆さま方の熱き思いに沿えるよう、J1昇格になんとか絡めるようなチーム作りを行いました。そして今日、その新体制を発表させていただきたいと思います」
●萩原武久取締役強化・育成部長:
「冒頭の社長のご挨拶にありましたように、昨年皆さま方のご支援がありまして、ホーリーホックは立ち直ることができました。そして、今日を迎えることができたことを、心から熱く御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました!
今年、8名の選手が加入しました。コンセプトとして、バランスを取れた補強をしようと考えました。それと同時に、限りなく上昇するために、チームとしても『J1』ということを明確に打ち出さなければならないと思っています。そういった意味でも、J1からの選手も3名入っていただきました。市川選手、橋本選手、三島選手には、J1での経験をホーリーホックで生かしてもらいたい。具体的なJ1への道すじを立てるべく準備をしていきたいと思っています。
もう1点は、本間幸司、吉原宏太、鈴木隆行といったベテランと若手との間に入ってクッションになれる選手が必要だなと考え、そこにも補強をしました。
もう1点はルーキーですね。石神幸征、内田航平、鈴木雄斗。彼らは大卒・高卒の選手ですが、素晴らしい能力と可能性を持った選手を獲得できたと思っています。これも柱谷監督のもとで、きっと今まで以上に能力を発揮して、チームのために貢献してくれると信じています。
今年は9名チームを去りましたが、やむを得ず出ていった選手もいます。自分で他の場所を求めて出ていった選手もいます。大変難しい世界だと思います。せっかく応援しているのに、また出て行ってしまうのかというご意見もあろうかと思います。それについては、これは僕の責任でお詫びを申し上げなくてはいけませんが、なんとしても水戸にJ1の花が咲く日を作らなければいけないと思っています。一朝一夕にはいきません。きっとこれにも時間が必要です。そのためにこの1年間、選手にもクラブにも熱い、そして厳しいご声援を賜りますことをお願い申しあげて、私の挨拶とさせていただきます」
●柱谷哲二監督:
「みなさん、こんにちは。今年もどうぞよろしくお願いします。
昨シーズンは私自身このチームを預かりまして、その前のシーズンより9名ほどレギュラーがいない状態で引き受けました。その中で本当に勝っていけるのか、新人を鍛えるために何をしないといけないのか。すごく悩みました。
開けてみまして、私が推し進めたメンタリティーの大切さ、トレーニングの大切さというのをよくみんなが理解してくれて、勝点は40を越えましたが、順位は17位ということで、皆さんは納得できなかったかもしれませんけど、私としては全体的な土台作り、3年計画の1年目の土台作りとしては、本当にいい状態にできたと思っています。
その中で先ほど萩原部長が言いましたように、次のステップに行くためには、選手の入れ替えはどうしてもしなければいけない。我々はプロである。アマチュアではありません。勝たないと皆さんも納得できないように、勝つためには伸びた選手は残して、残念ながら伸びなかった選手は秋葉(忠宏)コーチのせいにして(笑)、別のチームに行って頑張ってもらいたい。残念ながら我々のやり方に合わなかったというだけで、力が足りなかったわけではありません。そういう状況で出ていってもらいました。
今年に関しては上積みをしなければなりませんでした。基礎づくりは昨年できました。今度は上積みするためにはクオリティーの高い選手。残念ながらチームを出て行った選手たちより必ずいい選手を獲ってくるということを頭に入れて補強をしました。間違いなくみんないい選手だと思っています。市川は言うことない。橋本も、輪湖も、三島もJ1でやってきた選手なので、僕は全然心配していません。心配しているのは高校生2人ですね(笑)。やっぱり、まだ硬いんで、さっきから。もう少しリラックスしてもらいたいですね。
どうして高卒の選手を獲ったのかということを説明したいのですが、水戸ホーリーホックから日の丸をつけさせたい。まずはU-20日本代表に入ってもらいたい。その後にはオリンピック代表を目指してもらいたい。ホーリーホックから日の丸をつける選手をどうしても出していきたいんですね。そのためには高卒の優秀な選手を獲得して、優秀な秋葉コーチに鍛えてもらって、ぜひ日の丸をつけていってもらいたいと思います。そのためには彼らが試合に出ないといけない。新人ですけど、ピッチに出たら35歳も18歳も関係ない。まずはトレーニングをやりきらないといけない。そして、レギュラーというのは与えられるものではく、奪い取るもの。さらに奪い取られないために頑張る。それが競争の原理になってきます。高い競争の原理が今年はできそうです。ということは、昨季よりも高いレベルのチームになると僕は思っています。
昨年はまずは接戦をすることがテーマでした。でも、今年は違います。接戦をモノにすることがテーマです。引き分けでもダメです。勝つことにこだわる。それを1年間、やっていきたいと思っています。そのためにはJ1昇格争いができるチームを作っていきたいと思っています。昨季27名が頑張って底上げしてくれた、誰ひとり手を抜かず土台を作ってくれた。チームを出て行った選手のためにも、1人は憎き東京ヴェルディに移籍してしまいましたが(笑)、みんなで絆として作ったチームだったので、それをまた上回るチームを今年作っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
●輪湖直樹選手:
「はじめまして。徳島から来ました輪湖直樹です。ポジションは左サイドバック、左サイドハーフです。自分もこのチームで切磋琢磨しながら成長して、監督の言っていた日本代表になれるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
●石神幸征選手:
「はじめまして。今年筑波大学から加入します石神幸征です。まずはサッカーを続けることができる環境を作ってくれた水戸ホーリーホックの皆さんに本当に感謝しています。プレーの面では、練習からどんどんアピールして、1試合でも多く試合に出て、チームの勝利に貢献したいと思います。よろしくお願いします」
●キム・ヨンギ選手:
「はじめまして。こんにちは、ヨンギです。今年から水戸ホーリーホックでサッカーをさせていただくことになりました。チームのために、サポーターの皆さんのために、一生懸命頑張りますので、応援してください。よろしくお願いします。(すべて日本語)」
●三島康平選手:
「はじめまして。ヴィッセル神戸から加入しました三島康平です。今、この場にいられることへの感謝の気持ちを忘れずにFWなので、点を取ってチームに貢献できるようにしたいと思っています。よろしくお願いします」
●鈴木雄斗選手:
「横浜FMユースから今年加入します鈴木雄斗です。まず、幼いころからの夢であったプロサッカー選手になることができて、非常にうれしく思っています。それから、家族や友人、スタッフ、今まで僕を支えてくれた皆さんに感謝して、日々努力し続け、今年は1年目ではありますが、本当に試合に出たいと思っていますし、チームのために頑張りたいと思っていますので、応援よろしくお願いします」
●内田航平選手:
「正智深谷高校から加入する内田航平です。自分を信じて、自分に負けず、1日でも早く試合に出られるように、精いっぱい頑張っていくので、よろしくお願いします」
●橋本晃司選手:
「こんにちは。名古屋グランパスから来ました橋本晃司です。名古屋では素晴らしい3年間を過ごすことができましたが、なかなか試合に出られなかったので、今は試合に出たくてウズウズしています。水戸のチームに貢献できるように一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」
●市川大祐選手:
「みなさん、こんにちは。市川大祐です。水戸が昇り竜のように力強く上へ上へ昇れるように、自分の持っている力を出し切りたいと思っています。よろしくお願いします」
(2)はこちら!
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■FUJI XEROX SUPER CUP 2012
2012年3月3日(土) 13:35キックオフ/国立
柏レイソルvsFC東京
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