11月14日(日) 2010 J1リーグ戦 第30節
仙台 3 - 0 磐田 (17:04/ユアスタ/13,675人)
得点者:35' 中原貴之(仙台)、41' 鎌田次郎(仙台)、85' 中島裕希(仙台)
スカパー!再放送 Ch183 11/15(月)後02:00〜
試合速報一覧 | クラブサポーター対抗totoリーグ
----------
●手倉森誠監督(仙台):
「今日の選手のパフォーマンスは素晴らしかった。それに加え、サポーターも素晴らしい応援で、本当に今日の試合がいかに大事かをみんなが意識したことで、こういった試合ができたと思っている。
前節、神戸にああいうふがいない負け方をして、チームとしては、いいことをしようと思ったり、上手くやろうとするだけでは、この残り5試合勝てないという話をした。いかに闘争心を持って、何が何でも来年J1に残るんだという気持ちをピッチに注がなくてはいけないかを、前節の神戸戦で学んだ。それをトレーニングの時から意識してやらせ続けたら、今日は球際でも走力でも、相手を上回ってやることが出来た。
意気込みとしても、ヤマザキナビスコカップを含めて今年磐田とは1勝1分1敗の五分という中で、しっかり決着を付けたいと。ヤマザキナビスコカップ準々決勝でのリベンジも果たしたい。彼らがヤマザキナビスコカップ・チャンピオンになれたのには、守備の安定がある。そこに対し我々も、守備で相手のプレーをどれくらいつぶせるかというところで挑んでみようとした。まさにそういう戦いで、うちがこういった勝ち方を出来た。選手には、こういう力が我々にあるということを、残り4試合で証明し続けようと話をした」
Q:前節から代わって先発に入った中原、太田、渡辺、永井各選手のパフォーマンスについて評価を。
「中原は立ち上がりの大きいところ(展開)からボールを収めて起点になってくれた。サイドにボールがある時にはゴール前での競り合いに飛びこんでくれたところでゴールが生まれたと思う。
太田もそういったところでの素晴らしいアシストがあったし、縦横無尽に走ってくれた。本当に膝の不安がなくなって、コンタクトも、守備でアグレッシブにやってくれた。
渡辺はチームのコンパクトさを保つところとコーチングのところで、十分的確な守備ができた。
永井は、チームが闘争心をむき出しにして戦おうと思った時に、ボールが収まらなかったり回らなかったりするのも嫌だったので、そういった部分でボールを落ち着かせることを望んで起用した。そういったところで彼は、ベテランらしく仕事をしてくれていたと思う」
Q:監督の誕生日に勝つことができて、山形の順位を抜くことができたことの感想は?
「さっき選手から水をかけられたが、3ゴールと勝点3が十分大きなプレゼントだと話した。一応お返しに、休み明けのトレーニングを10時開始のところを10時半開始にする(笑)
ひとつでも、より高みへという話をしながら前節に負けたり、上と差がありながらなかなか追いつけなかったりというところで、いよいよジュビロにも勝ったことで1ゲーム差になったし、次の清水戦で勝てれば残っている新潟もいよいよ射程圏内に入ってくると思っている。本当にそういったところで階段をひとつずつ昇っていければよい」
Q:前節の2失点から、守備面ではどのような指導をしたか?
「コンタクトスキルについてだ。戦術的にチャレンジして、パスを制限させることは基本的にやろうと思えばやれるのだが、そうではなくていかに相手のボールを奪うのかということで、制限をかけた後にボールにトライするというようなところを今週1週間やってきた。そうなった時の競り合いの中での手の使い方であったり腰の入れ方であったりというところが、対人トレーニングをしたことでみんな戦う意識づけに繋がったと思う」
以上