11月14日(日) 2010 J2リーグ戦 第34節
熊本 1 - 1 富山 (13:04/熊本/5,086人)
得点者:3' 関原凌河(富山)、61' 宇留野純(熊本)
スカパー!再放送 Ch185 11/15(月)前08:00〜
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●安間貴義監督(富山):
「まず、九州の地まで応援に駆けつけていただいたサポーターの方に本当に感謝して、仕事等で来られなかったサポーターの皆様に、勝点1を取ったことを伝えることができることに、何よりもホッとしています。チームに対しては、勝てはしなかったですが、僕たち富山にとってはすごく大きな(勝点)1です。なぜならば、リードした試合でことごとく逆転されていたんですが、もちろん1点追いつかれたんですが、(朝日)大輔が足に故障してしまったりですとか、黒部が接触で違和感を持って動けない状態でも、普段富山では気温7〜8度なのに対して、この22〜23度の中でも粘り強くプレーできたのは、間違いなくこれからの進歩になっていくと思います。技術的には、失点した場面はやはり修正しなければいけませんが、今新しいことにトライしていて、どこに対してプレーしているかというのが、だいぶできてきたので、今シーズンいろんな選手を使いながら、来シーズンに向けて試していけたらなと思います。そして、前回ホームで負けているので、これを次のホームに勢いを持って入れたらいいかなと思います」
Q:今回、九州での試合ということで九州出身の選手を使いたいとおっしゃっていて、5人程フィールドプレーヤーに入れて、なおかつ関原凌河選手が決めました。皆期待に応えたんではないかと思いますが、いかがでしょうか?
「そうですね。まず簡単に言うと、出た選手は本当にベストを尽くしてくれたと思います。(監督に)就任した時に“全員使っていこう”という話から入っているので、地元で錦を飾れるような場面を作ってあげたいなと思って入れました。それに関しては、関原なんかは出られない時でも残って練習して、1つ1つ積み重ねたからこそ、ああいう得点が生まれますし、しっかりと2列目から長い距離を走っているので、やるべきことをやったから生まれた点なんじゃないかと思います。ただ、(今回点を)取ったから次も絶対出られるわけじゃないので、また次の1週間、競うことを忘れずにトライしていってくれたらと思います」
Q:前半から熊本のパス回しを封じていて、起点も作らせなかったように思いますが、どういうことを指示されて試合に入ったのか教えて下さい。
「まず、抑える場所は抑えて、それに対してスライドすることは言いました。失っていい場所、行く場所を決めてやっているのはあります。取った後に2列目からスタートすることによって、そこは攻めと守りをセットで考えて、その繰り返しをやっただけです。ただ、サボるから走ることになるのでスタートポジションだけはしっかり取らせて、誰が誰を見るか、各ラインが目を合わせながら確認し続けたことが良かったんじゃないかと思います」
Q:関原凌河選手は初ゴールでしたが、彼への期待は?
「上背はないのですが、ああいう得点感覚は持っています。それを生かすために、どこに入るのかをテーマにやり続けたらいいと思います。あそこのポジションに入る以上は、ディフェンスのポジションをしっかり取った上で攻撃に参加できる、サッカーには攻めも守りもあるということをもう一回理解してトライしていったら、いい選手になるんじゃないかと思います。ディフェンスをする選手にはマークはつかないので、そこから切り替えてスタートできれば、フリーの状態でいい場所に入って行けるんじゃないかと思います」
Q:HONDA FC、甲府と指導して来た宇留野純選手が同点ゴールを決めましたが、彼についてはどうご覧になりましたか?
「彼には数多くゲームでも助けられました。人間的にも素晴らしく、病を患ったときも本当に前向きに、プロでやりたいからと飛び込んできました。いろんなものを背負っているから目も澄んでいるし、動じないところはすごいなと思います。いろんなものに気を遣える人間で、こちらも尊敬する人物だと思います。ただ、今日の得点は、やめていただければ良かったんですけど(笑)」
以上