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【J1:第25節 F東京 vs 湘南】反町康治監督(湘南)記者会見コメント(10.10.03)

10月3日(日) 2010 J1リーグ戦 第25節
F東京 3 - 0 湘南 (15:05/国立/20,508人)
得点者:38' 大黒将志(F東京)、39' 石川直宏(F東京)、84' リカルジーニョ(F東京)
スカパー!再放送 Ch181 10/5(火)後09:00〜
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●反町康治監督(湘南):

「こんなにたくさん記者の方がいると、何をしゃべっていいのかわからないぐらい僕は小心者ななんですけども。
今日は悪いところを探すのが難しいぐらいのゲームだったと思います。それぐらい我々は、最下位にもかかわらず、勇敢に戦ったと思っています。残念ながら及びませんでしたが、次の天皇杯もあるのでファイティングポーズをとっていくしかないと思っています。う〜ん…国立はいいですね。以上です」

Q:いつ先制できてもおかしくない状況でしたが、狙い通りの攻撃だったんですか? それとも予想以上の出来だったんでしょうか?
「予想以上はちょっと失礼ですかね(苦笑)。F東京がなんでこの位置にいて苦しんでいるのかがわかる部分だと思うんですよね。縦のボールを入れたときに最終ラインと勝負ができると踏んでいたので。ある意味、予想通りだと思っています。試合終了後に多くの監督が言う言葉ですが、あれが入っていればという試合でしたね。全体的には悪くはなかったと思います。ザッケローニ日本代表監督が権田を選んだことによって、権田が自信を持ちいいプレーをしたのかもしれません。最後のところをこじ開けることができなかった。この試合の前までは我々のほうが得点数が多いんですけどね。失点数は別にしてですよ、ずっとこうやって戦ってきた。チャンスを作れるところまでは必然ですし、向こうのチームの状態から見れば、それも必然なんですが。少し遠かった。逆に向こうは一瞬の隙を突く力がある。実は昨年、湘南と東京Vがここで試合をしたんですが、そのプレーバックを見ているようだった。そのときは土屋がヘディングで競り勝ってキーパーの前を横切った大黒がゴールを入れた。その映像ももちろん見せています。それをすると言っていても、止められない我々に集中力が足りなかった。そこに差があったのかもしれません。少し話が離れてしまいましたが、一瞬の隙をブロックできて一瞬の隙を突ければ、順位は上がる。それができないから、ここに甘んじている。今日は先制点が左右すると思っていたので、その後の失点も含めて悪くないだけにもう一度試合がしたいと思います」

Q:失点数が多いことについて、その理由は?
「シーズンの中盤までの失点と、現在の失点の仕方が違うということをまず理解していただきたい。今は、4バックのユニットと、アンカーに入った(ハン)グギョンにしても非常に整理されてきている。ただ、1つ取られてしまうと、やっていることが少しぼけてしまう。やはり先ほど少し触れましたが、相手に隙を与えてしまうこともあるんでしょうね。それは個人のマンパワーでしょう、特に3点目はそうだと思います。ユニットで守る力は上がってきたが、フロンターレ戦もたくさん失点してしまったのはそこに雲泥の差があった。我々はJ2に10年いたチームですから、J1に上がってもなかなかディフェンスのマンパワーのある選手の採用に至らなかった。そこの部分は、J1の外国籍選手のマンパワーと比べると、足りないところはある。当然、失点を減らして得点が多くなれば、勝ち星は多くなる。トレーニングでも、攻守においてですが、ここ最近は守備にフォーカスしてトレーニングをしてきた。それを上回る攻撃の力が向こうにはあったのかなというゲームだったのかもしれません。苦しいときに踏ん張りきれれば、上のステージにいけると思うんですが、まだそこまでに至っていない現状だと思います」

Q:組織的には機能していても、両サイドからドリブルで突破を許してしまっているのでは?
「だからこそ、何をしなければいけないか。チャレンジ&カバーですよね。小学校の教本にでも出ているようなことですが、1人が行って1人がカバーすればいい。でも、1人が浅はかに行ってしまったことで全然、体勢が変わらないで抜き去られてしまう。それではきつい。ウエイトさせて相手をスピードに乗らせない。外へジョッキする、チームとしてシェパードして外へ送り込むことはやっているが、そのタイミングや向こうのファーストコントロールで優位性がわかれているところは否めない。それは、どこのリーグもそうですが、選手にもランクがある。それを承知の上でやるしかない。ゴールは真ん中にあるので、ゴールを最後の3分の1でいかに守るかも少し意識してやってきたんですが、その前の段階でやはり優位性が向こうにあった。これは残念ながらJ1の敵対するチームのほうが攻撃力は少し…と言いたいんですが、もうちょっとあるのかなということは認めざるを得ません」

Q:F東京は監督が交代しましたが、どういう違いを感じましたか?
「そうですね、私の大好きな平山が前に立って、そこにかなり中長距離のパスを入れてそのボールを大黒のコンビネーションですとか、森重が前にサポートする形が増えたと思います。非常に現実的な戦い方をしているのではないかなと思います。後はそれほど、セットプレーにしても選手の並びにしても大きく変えているわけではないので、チームがガラッと変わったとは思っていませんでした。実際にゲームをしてもそのとおりだった。我々のチームには大きいセンターバックがいなかったので苦労しましたが、次のボールを拾うことや、その裏に出たときの対応、サイドバックの絞りというところはしっかりユニットでできたんじゃないのかなと思います」

Q:後半の頭はピンチがあったが、10分過ぎぐらいから後ろで細かくパスを繋ぐスタイルに切り替えて連続してチャンスができていました。それは意図的だったのでしょうか?
「そんな指示が上手くいくほど洗練されてはいません。一つは大黒と平山がかなりハーフェイラインのところまで引いたので、アンカー経由の三角形でかなりボールを回せるようになった。もう少し持ち出すことができ、センターバックやサイドバックからのボールが前線とシンクロしていけば、もっとおもしろいことができたと思います。今日は、今までよりも相手のペナルティエリアまでボールを運ぶ機会が多かった。それは、やっていて次に向けての大きな自信になると思います。中盤で3対2を作る。大黒にしても平山にしてもそれほどプレスバックできないですから、そこで前を向くことでもう少し距離と幅が的確であれば、もっとバイタルエリアに入れた。ちょっと近かったり、サイドが雑だったのは否めない。後ろのラインは前の試合よりも落ち着いて動かすことができた。0−2なら後半からメンバーを代えるんですが、リズムもテンポも悪くなかったのでそのまま続けるほうが得策だと思いました」

Q:今日は田原選手が出場停止でしたが、ヴァウド選手を起用しなかったのは?
「ちょっと体調不良もあり、ここには連れてきていません。今日は馬場を使いましたが、一つは判断が速い、一つはフィニッシュの精度がある。もちろんスピードもないし、高さもないし、顔もそこまでよくない(苦笑)。とりえはそれほどないんですが、今日はよく頑張ったと思います。田原は涼しくなってきたので、やっと体が動くようになる。これからの残り試合で活躍してほしい。出場停止で累積警告分がなくなったので、最後まで頑張ってほしい。ヴァウドもチームの力になってほしい」

以上
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