2月6日(土)〜2月14日(日)に味の素スタジアムと国立競技場にて開催される東アジアサッカー選手権2010決勝大会。この大会は日本、韓国、中国、そして予選大会を突破した香港の4カ国が出場しておこなわれる。
そもそも、『東アジアサッカー選手権』ってどんな大会なの?そして、どんな選手に注目してみたらいいの?…などなど。まだまだ知らないことがたくさんあるあなたのためにJ’s GOALがこの大会の特集をお届け!
まずは2003年、2005年、2008年の決勝大会を振り返ってみよう。
明日は、J’s GOALが選ぶ!各国の注目選手を紹介予定です。こちらもお楽しみに!
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東アジアサッカー選手権大会とは、2002年5月に発足した東アジアサッカー連盟(EAFF)が主催する大会である。東アジアサッカー連盟はその設立趣旨として「東アジア内の積極的な交流を図り、結束を深めることにより、地域内のサッカーを発展させるとともに、サッカーを通じた平和への貢献を目的とする」を掲げており、その目的に沿う形で大会が開催されている。なお、アジアの4つの地域(東・東南・南・西)のうち、東アジア地域の連盟発足は最後発だった。
2003年の第一回大会に関しては、2002年に開催された日韓共催W杯への出場国である日中韓の3カ国をシード国とし、残りの1枠をチャイニーズタイペイ、グアム、香港、マカオ、モンゴルの5カ国・地域が参加して行われた予選によって決定。この予選大会で優勝した香港が出場権を手にしている。なお、この第一回大会の予選に北朝鮮は参加しなかった。
ジーコ監督(当時)に率いられた日本代表は、自国開催となった第一回大会での優勝を目指し、中国代表との初戦を迎えると、久保竜彦(現ツエーゲン金沢)が活躍。4分と80分とゴールを決め、2-0で快勝して幸先の良い滑り出しを見せる。しかし続く香港代表との第2戦では大量得点が期待されたものの、21本のシュートを放ちながら決定力不足に泣かされてPKでの1点止まり。1-0での辛勝となった。
優勝をかけた韓国代表との最終戦。横浜国際総合競技場に6万人を超える大観衆を集めて行われるが、前半の18分という早い時点で退場が出たことも影響。シュート数で上回られる苦戦を強いられる中、0-0のドロー決着となった。その結果、勝ち点、得失点差で韓国代表と並ぶが総得点で上回わられ、準優勝。初代王者の座を明け渡すこととなってしまった。
2005年に韓国で開催された第二回決勝大会。前回大会と同様にシードされた日中韓と、チャイニーズタイペイ、グアム、香港、北朝鮮、モンゴルの5カ国・地域が参加した予選大会で優勝した北朝鮮が決勝大会に出場した。
日本代表は北朝鮮との初戦で0-1とよもやの敗戦を喫してしまう。すると、立て直しが急務となった中国代表との第2戦でジーコ監督(当時)は先発メンバーの全員を入れ替える荒療治を敢行し、チームにカツを入れた。急造チームで臨んだ日本代表は、中国代表を相手に2点を先行される苦しい展開となるも、59分、87分に茂庭照幸(F東京)、田中達也(浦和)の得点で2−2とし、試合を引き分けにもちこんだ。
優勝の可能性を残す中でむかえた開催国 韓国代表との最終戦。日本代表は意地を見せ、終了間際の86分に途中交代出場の中澤佑二(横浜FM)がゴールを決めて勝利するも、日本代表は前回大会に引き続き準優勝に終わり、優勝の栄冠は中国代表が手にした。
2008年の第三回決勝大会は中国の重慶で開催され、シードされた日本、韓国、中国に加え、チャイニーズタイペイ、グアム、香港、北朝鮮、マカオ、モンゴルの6カ国による予選大会を勝ち抜いた北朝鮮が出場した。
2005年大会と同様に、大会初戦となった北朝鮮戦で日本代表は苦戦。川崎Fの鄭大世が、チームメイトである川島永嗣の守るゴールを破り、試合開始早々の5分に北朝鮮代表にリードを奪われてしまう。同点に追いつきたい日本代表は後半64分に投入した前田遼一(磐田)が交代から5分後の69分に同点ゴールを奪い攻勢に出る。しかしスコアはそのまま動かず、1−1のドローで試合を終える事となった。
開催国 中国代表との対戦となった第2戦。日本代表はアウェイの観衆に負けない戦いを展開。開始17分に山瀬功治(横浜FM)が先制点を奪いリードして試合を折り返す。後半に入ると中国代表は集中力を切らしたのか、ラフプレーが目立つようになる。後半開始早々に安田理大(G大阪)が相手GKからラフプレーを受けて負傷交代した場面などは日本のみならず中国人サポーターや中国メディアからも批判された。そんな展開の中、追加点こそ奪えなかったが、日本はそのまま1-0で逃げ切り勝利して試合を終える。
韓国との最終戦は、勝ったチームが優勝という大一番となったが、この大事な試合で日本は先制点を許してしまう。その後も思うように反撃できなかった日本だったが、後半68分に山瀬功治の2試合連続ゴールで同点に追いつく。勝ち越しゴールを狙う日本代表は、岡田監督が試合終盤の78分に矢野貴章(新潟)。86分には播戸竜二(現セレッソ大阪)を投入し勝負をかけるが、最後まで逆転ゴールを奪うことができなかった。
この結果、勝ち点5で並んだ日韓は得失点差でも同点となったが、日本代表は総得点で韓国(韓国は今大会2回目の優勝)に届かず、3大会連続で準優勝という結果に終わっている。
以上
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SAMURAI BLUE(日本代表)東アジアサッカー選手権 初優勝に向けて!スタジアムでアツくサポートしよう!
■東アジアサッカー選手権2010 決勝大会/2月6日(土)味の素スタジアム
15:30 なでしこジャパン vs 中国女子代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 中国代表
2月7日(日)国立競技場
16:30 韓国女子代表 vs チャイニーズ・タイペイ女子代表
19:15 韓国代表 vs 香港代表
2月10日(水)味の素スタジアム
16:30 中国女子代表 vs 韓国女子代表
19:15 中国代表 vs 韓国代表
2月11日(木・祝)国立競技場
15:15 なでしこジャパン vs チャイニーズ・タイペイ女子代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 香港代表
2月13日(土)味の素スタジアム
12:30 チャイニーズ・タイペイ女子代表 vs 中国女子代表
15:10 なでしこジャパン vs 韓国女子代表
2月14日(日)国立競技場
16:30 香港代表 vs 中国代表
19:15 SAMURAI BLUE vs 韓国代表
★2月6、11、14日には来場者全員にオリジナルブランケットをプレゼント!チケットは現在好評発売中!
2010.02.01 Reported by 江藤高志