2月2日(火)キリンチャレンジカップ2010 SAMURAI BLUE(日本代表) vs ベネズエラ代表(19:10KICK OFF/九石ド)
TV放送:フジテレビ系で19:00〜生中継
試合速報|当日券発売あり|SAMURAI BLUEサイト
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●セサル・ファリアス監督(ベネズエラ代表):
「みなさんこんばんは。私たちは日本にこられてとてもうれしく思っています。こちらに来るために長旅を乗り越え、時差を乗り越えてきました。時差は13.5時間。40時間の長旅でした。その中で、第1戦の日本とできる中で期待してきました。チームの準備は順調で、すべて順調にきて試合を迎えようとしてます。世界でも有数なチームである日本というチームと戦えることがとても嬉しく思っていますし、日本は最近、ワールドカップに出場しているチームでありますから、私たちのナショナルチームのリズムというものを引き上げるのに役に立つだろうと思ってきています。
というのも2011年にコパアメリカがありますが、ベネズエラは割と順調にきてまして、そこでいい成績を残したいと思っています。またユースでもいいところに来ていますのでユースの選手にも力をつけさせて、2014年のワールドカップに向けてのベースを作りたいと思っています。そのためには時間をムダにしないよう、今回の申し出に答えて日本に挑戦しようという決心を決めました」
Q:このチームの一番の強み。そして日本に対する具体的な印象、気にかけている選手がおりましたら教えてください。
「ご存知のように私たちのナショナルチームは今、国内の選手で組んでいます。ヨーロッパで活躍する選手もいるんですが、この時期このような試合では貸してくれませんでした。ここ2年間、世代交代がうまくっているところで、選手層が広くなり、若返ったということが出来ます。ですからワールドカップの予選を思い出していただいて、条件に会ったスターティングメンバーで試合ができると思います。試合ごとに違う選手とやったこともありました。ラパスでの標高3000mの試合の後にベネズエラで試合をする、という中でかなり成長してきたと思います。ご存知のように南米の予選はW杯の中でも厳しい予選と言われいます。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、チリといった強豪がいますし、厳しい地理の条件のところでの試合もある。気候も場所によっては36度の暑さでやったと思ったら、3度での試合もありますし、高地あり、湿地帯ありと、バラエティに富んだところで試合をしてきました。その中で鍛えられてきたと思います。
日本のチームについては、テクニカルスタッフと話をする中で親交を深めているます。情報交換も出来ています。情報公開の時代ですから相手の事を研究しない訳がありません。日本も研究していると思いますし、日本を研究しています。
攻撃に移るのが早い、サイド攻撃が速い。中くらいの距離で仕掛けてくる。特にスピードが早いというところ。そういった日本の強さを十分にわかっているつもりですし、それを試合の中で発揮させないようにしないとなりません。南米スタイルでボールを保持して日本のチームが隙を見せたときに思いっきりダメージを与え、チャンスを見て上がっていって得点するということを仕掛けて行きたいと思っています。スピードがあることに気をつけたいですし、ホームの利点もあると思いますが、アウェイのビジターとして全力を尽くしたいと思います。日本はベルギー戦や香港戦などを見ましたが、それを研究してます。南米とのスタイルの違いを今回の戦いでみなさんにお見せできたらと思います」
Q:監督が考えているベストメンバーの中でどれくらいのメンバーがこられていないのか。今回のメンバーのうち、2011のコパアメリカに向けて、2014に向けてどれくらいの選手に成長して欲しいとお思いでしょうか。
「今年になって今回のナショナルチームとしての招集が初めてになります。その招集として45人から50人の選手を一応ナショナルチームの可能性のある選手として招集しています。今後の試合のためにも45〜50人の選手をリストアップしています。その後にコパアメリへの人選をして行きますが、それぞれの選手のポテンシャルを十分に考えて予選に勝ち残っていけるような力が十分に出せる選手を最後のリストに残さなければならないと思っています。今誰がその可能性があるのかは名前を言うことはできません。というのは今の段階で私たちの仕事は、選手のポテンシャルを上げ、来るべき予選に向けて最大の力を出すように準備することです。コパアメリカのあと、2014のワールドカップに向けての準備が始まります。そのために人選しなければならないと思います」
Q:今回のチームの中心選手を教えてください。簡単に紹介してください。
「ホセ・マヌエル・レイ選手は、今度の試合で109試合目になります。これはベネズエラの選手としては最多出場記録となります。
アレハンドロ・モレノ。アメリカのコロンビアでプレーしていましたが、最近フィラデルフィアのチームに移籍しました。
ホセ・マニュエル・レイと、サイドの対極になる、カルロス・サラサール選手。彼は準々決勝にまで残ったU20のワールドカップで、カルロス・サラサール選手は活躍しました。
そしてナショナルチームを構成するのに2つのチームが核になっています。ひとつはカラカス。ここはフランクリン・ルセナ選手が所属していチームです。彼はずっと代表を務めている大事な選手です。ガブリエル・シチェロ選手もそうです。もう一つはアンゾアテギというチームです」
Q:この試合に向けて準備ができているということですが、準備期間は?ベネズエラのスタイルとして他の南米との違いは?
「先週の月曜日から24日くらいに招集された選手がそれぞれのクラブでの試合が終わった後に合宿という形で招集しました。トップのチームとU20のチームとを一緒に招集しました。U20の選手は南米予選が控えています。共通の基本的なトレーニングをしながらも、明日の試合のために特別な準備をしてきました。やはり時差が敵になるだろうということで、向こうにいる時点から日本の時間に合わせました。朝食、昼食、夕食を日本の時間に合わせました。そのようにして日本の時間に合わせながら日本のチームに対等に渡り合えるように準備してきました。
南米スタイルですが、やはり南米と一括りにしてもバラエティーに富んでいます。状況や監督で変わりますが、南米に共通しているのはプレーをする喜び。ボールをできるだけ上手にコントロールしようとするのが共通する部分だと思います」
以上