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【2010シーズン始動!】G大阪:新体制発表記者会見でのコメント(1)(10.01.29)

1月29日(金)、ホテル阪急エキスポパークにて、ガンバ大阪の新体制発表記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。
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●西野朗監督:
「みなさん、おはようございます。今年もたくさんのメディアの方、ファンの方達と一緒にスタート出来ることを本当に嬉しく思っています。形が違うので、まだ選手たちと顔を合わせていないし、新しく加入してくれる選手がまだ日本にいないということもある点、遠藤に関しては既に始動して代表で活躍している。今年もまた全体が完全に揃わない中でのスタートになりますが、今日から、社長のおっしゃった『夢』に向かってチームをスタートさせていきたいと思っています。

1ヶ月の間、元日から翌日、優勝の喜びを持ってオフに入ったが、選手は今年も気持ちいいオフを過ごしたと思いますし、これからしっかりとした顔つきで戦う顔になっているはずですが、私自身は、毎年家が浦和にあるもので、浦和レッズのど真ん中で1ヶ月オフを過ごすのは…結構きついです(笑)。キツいというか、結構刺激ももらえるんですが、近所から、友だちから、幼なじみから、全て赤一色の中で1ヶ月…オーバーホールしたいが、なかなかそれが出来ない(笑)。口ではみんな、ガンバのファンだ、お前のファンだと言ってくれるが、実際は全くそうではなく、呑むと必ずガンバのいろんなマイナスのことを言い始めて、今年はもうダメだろうとかネガティブな話ばかりが出たりして、なかなか落ち着く時間ではなかったんですけど、それでもあの浦和の街からはいろんな刺激を受けます。

サッカーにしてもそうですが、今年の浦和の始動は1月半ばくらいからグラウンドでちょこっと見たりもするんですが、やはり今年にかける意気込みは伝わってきたし、当然だと思いますね。やっぱりビッグチームがリーダーとなって、ああいう大きなクラブが引っ張っていかなきゃいけないと個人的には思っているし、そういうクラブに対して常に追いかけていく、絶対に負けないという気持ちを持って、今年もやろうという気持ちがふつふつと沸いて大阪に戻って来た訳ですが。

レッズだけではないと思います。今年は力が拮抗した戦いになって行くと思うし、必ずそうですが、1年間安定した力を発揮できる訳ではないです。鹿島もそうですし、浦和も川崎も…必ず波がありますし、去年はガンバもそうでした。非常に苦しい時がありましたけれど、皆さんの力をお借りして何とか建て直すことができましたが、今年もまた厳しい戦いが待っているかと思いますが、これから選手たちと結束を高めて、いろんな状況の中でもタフに戦っていける、ガンバスピリットを持ってシーズンを乗り切っていきたいと思います。

今年も全ての戦いにチャレンジできる。国内すべて、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)に再度チャレンジしていきたいと思います。その国内、アジアにチャレンジできるのは4チームしかない。その中で国内とアジアの、どのチームも成し遂げたことのない達成感を、一貫してそこに夢は持ちたいと思います。これは、壮大な夢だと思いますが、それに向けて全力で限られた戦力の中で、そこでプラスアルファ、科学反応を起こして大きな力を出しながら1シーズン、戦っていきたい。

私たちだけの力では難しいので、ここにいる皆さんや、たくさんのサポーターの皆さんの力を借りて、アグレッシブなアクションを起こせるサッカーを常にしていきたいと思います、戦力を見極めて今年の新しいガンバスタイルを作っていきたいと思いますが、やはり全て勝利を前提にしたスタイルがなければいけないと思っている。みなさんに感動を与えられるような、気持ちの伝わるようなゲームをしていきたい。いろんな波がガンバに対してあると思うが、それを皆さんとともに感じながら今シーズン戦っていきたいと思います。

僕自身も9年目になり、こうして皆さんの前でご挨拶できるのを本当に光栄に思っていますし、マンネリというか、変わっていない僕ではない、また新しい監督としてフレッシュに戦っていきたい。いい意味で、フロントとリンクしながら皆さんに愛されるクラブでないといけないし、関西の中でももっともっとガンバから発信して行ける物も増やしていかないといけない。今年は4クラブ揃いましたし、またライバル心をしっかり持って、モチベーションをあげて戦っていきたいと思います。今年1年、私含めて、選手、チーム、クラブを是非、時には厳しく、温かい目で見て応援していただければと思っています。今年1年よろしく応援をよろしくお願いします」

Q:いただいた資料でキャプテンは明神智和選手とありますが、今年はチームキャプテン、ゲームキャプテン含めて同じということでしょうか?
「お手元の資料の裏を見ても別の選手の名前はないので…そうです(笑)。
今年は松代(直樹)というかなりのキャリアを積んだ選手であり、昨年のチームキャプテンを失ったこと。そのサポートをしてくれた播戸(竜二)を失ったこと、そういうチームキャプテン、副キャプテンがいなくなったことも1つある。それと、今年のチーム編成で経験のある世代の選手たちがまとまっているというところで、そう多くポジションをとるよりは、統一した形で一本化して考えたいと思ったということです。

山口(智)に関してはゲームキャプテンから副キャプテンというポジションに移るということで、明神(智和)はそこをかなり気にかけていて、即答で『はい』ではなかった。いろんな彼自身のキャラクターもあるし、そうでなくても120%でやってしまうような選手なので、ああいうポジションを与えることでかなりのプレッシャーを逆に自分自身でかけ過ぎてしまうところがあったり、山口のことを気にかけていることもあって、即答でやりますということではなかったが、山口と明神の中で、しっかり理解をしてもらって、そういうポジションに2人を置きました。

それにプラス、外国籍の選手もかなり膨らんでいる部分もあるし、日本人選手と外国籍選手のパイプというか、ルーカスも半分以上日本人だと僕自身では考えているので、そんなに言葉の壁もないし、あれだけチームに対して献身的なパフォーマンスを出せる選手もいない。自分自身も外国籍選手のそういう考えとか、感覚というのを引き上げたいなということで、全く問題ない…みんなも尊敬する選手ですからね。今年はとにかく統一して考えたいという中で3人を決めました。これから選手と会うのですが、中には納得しない選手もいるかもしれないが(笑)…いや、それはないと思います。十分理解させてスタートしたいと思う」

Q:今季は昨年に比べて少数の加入になりましたが。補強についての監督からのリクエストはあったのか。またこの結果をどう受け止めているか。
「選手を失えば、補強しなければいけないとはチーム編成の上では当然、考えていますが、失った選手は大きいと思いますね。引退した選手…松代含めて、チームに移籍した選手の数というよりは、クオリティ、今までのガンバに対する貢献度の高い選手が、昨シーズンをもって動いたということですから。それについては、ある程度、予測をしながら年末から感じて動いていましたが、最後またバタバタと解団式が終わってから動いた選手、このオフに動いた選手もいて、予想外の部分も確かにありました。それを受けて加入してもらった選手はいませんし、それまでにこの3人、プラス、ゼ・カルロスの加入は決まっていたので、そのバランスがどうかというのは、現時点では計れないところがあります。足りなかったのか、あまりある物なのかはこれからのことだし、数ではなくクオリティの中で、計っていけばいいことだと思う。この3人含めて、4人のプラスアルファというものを自分自身大きく引き出してチームに与えたい。彼ら自身もまた、自分の力を十分に引き出してチームに貢献するパフォーマンスを出してくれれば十分だと思っています」

Q:すぐにキャンプが始まり、今月にはACLもある。キャンプではどういうことをやっていきたいのか。変化を付けることはあるのか。
「確かに考えてみたら、27日後に公式戦の1発目が入っている。そこまで1ヶ月ない中で、まだスタートしていないということですが、焦りはないです。選手はそういう自覚を持って今日から入ってくれていると思いますし、ある程度のベースを持って明日、明後日、身体のチェックをしっかりした上で、キャンプに入っていくと思います。世界中どこにいっても、難しいトレーニングがあったり、頭が重くなるようなトレーニングがあるわけではなく、シーズンのはじめというのは、他のチームを意識するとややもすると違う形で入りがちになるんですが、特にしっかり積み上げていくことが大事だと思いますし、あまりオーバープレッシングにやることは考えていない。ただキャンプは自分の、年間通して戦える部分というのを、しっかり作り上げることが大事だと思います。

もちろんベースはシーズン最初ですから、しっかり動ける身体を作らなきゃいけない。またスピリットも、これから、本当に今年は爆発的に力を出さないと2ヶ月くらい中断がある、このタイトなスケジュールを乗り切る覚悟ができる時間にしたいと思っている。あまり変わったことは考えていないし、落ち着いて厳しいところは厳しく、プラン通りにやる。ゲームも対外試合を3つ作っていますし、そこまで出来る状態で13日に帰って来られたらと思っているので、特に慌てて作ることは考えていないです」

以上

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