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【2010シーズンスタート!:湘南キャンプレポート】1月27日(水)結束の背景にあるもの。スタッフ陣の姿勢が選手たちに響く。(10.01.28)

今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!
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昨季、指揮官をして「これまででいちばん」と言わしめる働きを見せた湘南のスタッフ陣は、今キャンプでも変わらず選手たちに大きな声を掛けながら、厳しいトレーニングを盛り上げている。スタッフの鼓舞がランニングの苦しい一歩を前に運ばせ、サーキットの際のボールさばきひとつ取ってみても、声が選手たちの足腰を踏ん張らせているからパスの精度も高められる。27日午前にビーチで行なわれた恒例のトレーニングでは、選手に交じり、スタッフも息を切らせた。チームとしての一体感がそこにある。

「雰囲気をいかにつくるかは大事だと思っています」トレーナーの中尾友亮は言う。
「2年目だからといって慣れ合いになってはいけない。変な余裕が出てきたら危ないと意識しています。慣れすぎることなく、いい意味でリラックスしつつ取り組めていると思う」

中尾は昨季、トレーナーとして選手たちをケアする傍ら、水戸に在籍していたときのマネージャーの経験を活かし、主務のサポートも行っていた。今季は韓国語通訳の安竜鎮が副務を兼任するため、中尾はメディカルの仕事に集中し、選手たちにより目を配れるようになる。「怪我を少なく、小さく抑えるよう、メディカルの質を上げたい」と、この年末年始には自身のスキルアップのためにスポーツマッサージや鍼灸治療院などにも足を運んだという。

GKコーチの齋藤誠一もまた、年末年始の休みを返上して新シーズンの準備に没頭していた。GK一人ひとりのゲームスキルの向上のために、ヨーロッパのプレーヤーの映像を集め、彼らのプレーと自分のそれを比較できるよう個々にビデオを作製した。

齋藤が意図を明かす。
「ゲーム中のさまざまなシチュエーションに対応できるようにするべくビデオを編集しました。世界レベルの技術や判断スピードをイメージできれば、自ずとJ1にも通用するはず。やはり映像は勉強になります。どう見るか、いかに見せるかは監督から学びました」

外国籍選手をはじめ、J1のFWはテンポが速い。そのため、キャンプではGKの身体能力を高めることに力点を置いている。と同時に齋藤は、メンタルのケアも重視している。
「GKはミスしたら終わりだから、いつもギリギリで闘っている。孤独なポジションなので、失点するとどうしても落ち込んでしまうもの。だから、去年も取り組んでいましたが、相手に点を取られたときの気持ちの切り替えが大事になる。練習のなかでメンタルを養い、90分間強い気持ちで闘えるようにしていきたい」

彼らスタッフ陣の新鮮な取り組みは、選手たちにも伝わっている。「メディカルが選手をすごく大事に考えてくれている」と林慧が言えば、ベテランの寺川能人は「新しいことを取り入れようとするスタッフの意識を感じるし、感じながらトレーニングしている」と語った。選手とスタッフの双方向に交わる意識が、チームの一体感を支えている。

以上

★J’s GOALでは2010も全クラブキャンプ取材を実施します!
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2010.01.28 Reported by 隈元大吾
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