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磐田サポーターだけでなく、サッカーファンなら日本中で知らぬ人はいない“ゴン中山”。彼のサッカーに対する情熱や取り組む姿勢、ファンへのサービス精神などは、今さら説明するまでもないだろう。なので今回は、もう少し細かい部分で、彼のプレーの見どころを紹介したい。
通算157得点、15年連続得点というのは、今も破られることのない偉大なJリーグ記録。ボールタッチの技術という面ではそれほど高いとは言えない彼が、なぜこれほど点が取れるのか。その秘密は、ボールがないところでの動きにある。味方がボールを持ったときに、どのタイミングで、どう動けばパスを引き出せるか、マークを外してシュートを打てるか。それをつねに考え、練習を繰り返し、試合で実践し、自分のものにしてきた蓄積は、若手が一朝一夕で追いつけるものではない。
パスを出す側の選手も「中山さんは動き出しが目に入りやすいから、パスも出しやすい」とよく言う。それは絶妙のタイミングで、思い切り良く動き出しているという証明でもある。また、一度の動きでパスが出なくても、あきらめることなく、しつこく動き直して新たなスペースを狙っていく。何度ムダ走りがあっても、一発ビッグチャンスにつながればいいという意識で、つねに一瞬のスキを狙っているのだ。そのためDFとしても、「わかっていたのに、一瞬の気の緩みを突かれてしまった」というパターンが多くなる。
今は全盛期ほどのスピードや運動量はないが、昨年磐田で指揮を執った柳下正明監督は「クロスに飛び込む感覚は今もチームで随一」と何度も語っていた。これまでも、そのセンスを活かして数々の劇的なゴールを生み出してきた。それは、限られた時間の出場であったとしても大いに活かされるはずだ。
スタジアムで中山選手のプレーを観る際には、ボールを追わずに彼の動きだけを見るというのも、ぜひ一度試してみてほしい。そこにはFWの見本というべき動きが、宝石箱のようにたくさん詰まっているはずだから。
以上
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2月27日(土)13:35/国立
鹿島 vs G大阪
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