今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!
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札幌が新シーズンに向けた1次キャンプを米国・グアムのレオパレスリゾートで開始した。
チームはこの日の未明に現地入りし、宿泊地に到着した後に休息。午後4時に最初のトレーニングがスタートした。リハビリを継続中の箕輪義信と、手続きに時間を要している李漢宰がまだ合流できていないが、初日ということもあってか、チーム全体には明るい雰囲気が感じ取れた。中山雅史、内村圭宏、趙晟桓が別メニュー調整となってしまったが、初日からボールを使ったトレーニングも行なわれ、新たな1年の始まりも強く感じることができた。
全体でのランニングでウォーミングアップを終えると、18日に札幌ドームで行なった体力測定で得られたデータを元に選手が複数のグループに分けられてのペースランニング。乳酸の発生状況に応じて各選手のペースが定められるのだが、選手によっては自分好みのペースよりも遅いスピードの維持を求められる選手もいたため、走ることの難しさも垣間見えた。
そしてフィジカルトレーニングを終えた後はミニゲーム。思い切ったロングシュートや激しいタックルなども随所に見られ、笑顔が多いなかにも厳しさも感じ取れた。そして敗れた側の宮澤裕樹が罰ゲームとして一発芸を披露し、初日のトレーニングは終了した。
このグアムキャンプのテーマを「フィジカルと体づくり」と設定する石崎信弘監督。その初日を終えて「久々にみんなが揃ってサッカーができた。今日は(選手に)何も要求をしていないから、みんな楽しそうにプレーしていたね。明日からは、しっかりと要求を加えていいトレーニングを積んでいきたい」と、トレーニングが始まった喜びと、さらなる強化に向けた厳しさの両面を口にした。
「ランニングでもミニゲームでも、みんなが積極的に声を掛けてくれたので嬉しかった」と新加入の藤山竜仁が言えば、「すごくいい雰囲気でスタートができた」と同じく新顔の近藤祐介。ただし、ミニゲーム後の罰ゲームについては「危なくオレになるところだった。ヤバかった」と近藤。藤山も「まったく持ちネタがないから、怖い。罰ゲームのことを考えるとミニゲームでも気が抜けない(笑)」と気を引き締めていた。
「イシさん(石崎監督)の練習はキツいけど楽しい、と聞いていたけどその意味が分かった」とも藤山はキャンプ初日を振り返った。「サッカーは楽しくやりたい」というのがモットーの石崎監督が率いる札幌の「キツいけど楽しい」グアムキャンプは2月10日まで。今月30日にはJクラブとの練習試合が行なわれる見込みだ。
以上
★J’s GOALでは2010も全クラブキャンプ取材を実施します!
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■2010シーズンの幕開け!FUJI XEROX SUPER CUP 2010
2月27日(土)13:35/国立
鹿島 vs G大阪
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2010.01.20 Reported by 斉藤宏則